アルゴリズム実技検定 公式テキスト[エントリー〜中級編]

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アルゴリズム実技検定 公式テキスト[エントリー〜中級編]の表紙
プログラミング
著者:
岩下 真也 / 中村 謙弘 / AtCoder 株式会社 / 高橋 直大(イワシタシンヤ / ナカムラケンコウ / アットコーダーカブシキガイシャ / タカハシ ナオヒロ)
出版社:
マイナビ出版
出版日:
2021年02月27日頃
ISBN:
9784839972776
在庫:
在庫あり
0
中級者向け
Pythonアルゴリズム競技プログラミング数学プログラミング教育検定試験問題解決スキルデータ構造効率的なコーディングソフトウェアエンジニア

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書籍紹介

■アルゴリズム実技検定 (PAST) とは
アルゴリズム実技検定 (PAST) とは、IT 人材のプログラミングスキルを可視化することを目的とした AtCoder 株式会社が主催する検定試験です。

■アルゴリズム実技検定の中級認定まで対応
本書は、「エントリー」「初級」「中級」の出題範囲を網羅的に解説しています。

プログラミングの基礎知識から、各種アルゴリズムの解説、数学的な問題解決方法まで、アルゴリズム実技検定だけでなく、これからのソフトウェアエンジニアに要求される知識を丁寧に盛り込みました。

本書を通じて学習することで、「中級」に求められる「様々なアプローチがある課題において、適切なアルゴリズムを選択し、高速なプログラムを作成」できることを目指しましょう。

■本書の特徴
□特徴 1:はじめての挑戦でもこの 1 冊で準備できます!

はじめてのプログラミング、はじめての検定試験でも安心して挑戦できます。

・問題の解き方から回答方法まで丁寧に解説

・中級範囲に出題されるアルゴリズム (問題解決方法) も細かく図解

・Python の特徴から基本文法、標準入出力も例を交えて丁寧に説明

□特徴 2:実際の問題を解きながら学べます!
アルゴリズム実技検定で求められる知識を問題に取り組みながら得られます。

・はじめての挑戦でもつまずかないように、概念図を豊富に掲載

・はじめてではわかりづらい、問題文の読み解き方も丁寧に解説

・過去に AtCoder やアルゴリズム実技検定で出題された問題を抜粋して解説

□特徴 3:プログラマーに求められる知識も身につきます!
問題を解決するだけではなく、高速なプログラムの作成方法も学習できます。

・課題に合わせて、適切なアルゴリズムの選択方法を解説

・複数のアプローチがありえる問題では回答パターンを紹介

・計算量を考えてプログラムを書き換える方法も丁寧に説明

■本書の構成
第 1 章 アルゴリズム実技検定の挑戦にあたって

第 2 章 問題の解き方

第 3 章 アルゴリズムとコーディング

第 4 章 Python を使ったプログラミング[エントリー編]

第 5 章 基礎的なアルゴリズム[初級編]

第 6 章 応用的なアルゴリズム[中級編]

第 7 章 さらなる得点を狙うために

技書の森解説

『アルゴリズム実技検定 公式テキスト[エントリー〜中級編]』 (岩下 真也、中村 謙弘 著、高橋 直大 監修、マイナビ出版、2021 年 2 月 27 日発売) は、AtCoder 株式会社が主催するアルゴリズム実技検定 (PAST) のうち、「エントリー」「初級」「中級」の出題範囲を網羅的に解説する公式テキストです。使う言語は Python で、基本文法と標準入出力から入り、全探索や動的計画法、最短路問題などを実際の問題に取り組みながら身につけて、中級認定を目指す構成です。版元ドットコムの書誌では、高橋 直大 と並んで AtCoder 株式会社も監修に名を連ねています。

全 7 章の構成、検定に挑む準備から得点を伸ばす考察まで

第 1 章「アルゴリズム実技検定の挑戦にあたって」は試験要綱、スケジュールと学習方法の手引き、検定の特徴、本書で使う Python と実行環境の準備を扱い、第 2 章「問題の解き方」は PAST の採点の仕組みと回答方法、問題を解く順番、受験時に準備しておくべきものを説明します。第 3 章「アルゴリズムとコーディング」でアルゴリズムとデータ構造、コーディングの考え方を整理したあと、第 4 章「Python を使ったプログラミング[エントリー編]」で Python の特徴と基本文法、整数と小数、文字列、配列、条件分岐、繰り返し、辞書型、PyPy までを学びます。第 5 章「基礎的なアルゴリズム[初級編]」は 2 次元配列、全探索、グラフの基礎の 3 節です。

第 6 章「応用的なアルゴリズム[中級編]」は、中級認定に向けた導入に続いて、計算量、幅優先探索と深さ優先探索、動的計画法、集合に対する全探索と動的計画法、数学的問題、累積和、貪欲法、二分探索、最短路問題、最小全域木問題、組み合わせと数え上げ問題、クエリの処理を順に取り上げます。第 7 章「さらなる得点を狙うために」はアルゴリズムの組み合わせ方、頻出の考察テクニック、複雑な解法を整理して解ききる方法を扱い、巻末に付録「さまざまな Python の関数と記法」が付きます。版元の紹介文によれば、過去に AtCoder やアルゴリズム実技検定で出題された問題を抜粋して解説し、複数のアプローチがありえる問題では回答のパターンも紹介しています。

実技で判定される検定と、処理の速さを見積もる力

検定の公式ページによれば、PAST は選択肢に答える知識型の試験ではなく、実際にプログラムを書いて実行し、その結果で能力を判定する検定です。AtCoder で利用できるすべてのプログラミング言語が使えます。2026 年 10 月時点の公式ページでは、リアルタイム受験は 6 月と 12 月の第一土曜日の 13 時から 5 時間で、その後は次の検定日の前日まで通常受験ができると案内されています。本書の試験要綱は 2021 年の刊行時点の内容なので、申し込みの前にその時点の要項を公式ページで確かめてください。

この形式の検定で問われるのは、正しい答えを出すことと、それを制限時間内に出すことの両方です。入力が数十万件になると、すべての組み合わせを二重ループで調べるやり方は処理の回数が入力の 2 乗で膨らみ、時間内に終わりません。そこで、入力の大きさに対する処理時間の増え方 を先に見積もり、前計算や探索範囲の絞り込みで回数を減らす手法を選ぶ必要があります。道路網や人のつながりのように点と線で表せる題材は、グラフ構造を扱うアルゴリズム に置き換えると見通しが立つことが多く、問題文からその形を読み取る力も得点を左右します。Python は書きやすい反面、同じ処理でも実行に時間がかかりやすいため、本書が第 4 章で PyPy に触れているのは、この検定を Python で受ける人にとって実務的な配慮です。

Python ではじめて検定に挑む人に向く理由と、別の道を選ぶ場合

版元は「はじめてのプログラミング、はじめての検定試験でも安心して挑戦できます」と案内しており、問題文の読み解き方や概念図を丁寧に載せている点も紹介文で強調されています。プログラミングの経験が浅く、何から勉強すれば PAST の中級に届くのかを一冊で決めたい人には、範囲が検定に沿っている公式テキストであることがそのまま利点になります。一方、本書が対応するのは中級認定までで、解説のコードも Python です。C++ など別の言語で受験したい人や、中級より上の等級を狙う人は、本書を土台にしつつ、さらに上の範囲を扱う本を組み合わせる前提で考えるのが現実的です。

アルゴリズムの学習書は、競技向け、理論寄り、実務寄りと性格が分かれます。全体の地図を先に持ちたい場合は アルゴリズム本の選び方 を眺めておくと、本書の位置が分かりやすくなります。そのうえで、検定という明確な目標を置き、Python で手を動かしながらアルゴリズムの基礎を固めたい人にとって、本書は学習の順序と到達点をまとめて示してくれる一冊です。

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