江添亮の C++入門(エゾエリョウノシープラスプラスニュウモン)
- 著者:
- 江添 亮(エゾエ リョウ)
- 出版社:
- ドワンゴ
- 出版日:
- 2019年09月20日頃
- ISBN:
- 9784048930710
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
効率性と柔軟性を兼ね備えたプログラミング言語として進化を続ける C++。本書は、次の規格として標準化が進められている C++20 を意識しながら、現行の規格に準拠した C++プログラムの書き方を徹底的に解説していく。プログラミング経験者を主要な対象としているが、解説を進めるに当たっては、その時点で学習した知識だけを利用して新しい知識を学ぶ方法 (知識のブートストラップ) が意識されており、プログラミング初心者であっても新しい機能、知識の理解を無理なく行えるようになっている。 C++の実行、デバッグ、基本的な文法、アルゴリズム、オブジェクト指向、テンプレート、メモリ管理、乱数など、 C++による本格的なプログラム開発に必須の知識を網羅した本格的な入門書である。
第 1 章 C++の概要
第 2 章 C++の実行
第 3 章 C++ヒッチハイクガイド
第 4 章 デバッグ:コンパイルエラーメッセージの読み方
第 5 章 条件分岐の果てのレストラン
第 6 章 デバッグ:コンパイル警告メッセージ
第 7 章 最近体重が気になるあなたのための標準入力
第 8 章 ループ
第 9 章 メモリーを無限に確保する
第 10 章 デバッグ:printf デバッグ
第 11 章 整数
第 12 章 浮動小数点数
第 13 章 名前
第 14 章 イテレーターの基礎
第 15 章 lvalue リファレンスと const
第 16 章 アルゴリズム
第 17 章 ラムダ式
第 18 章 クラスの基本
第 19 章 より自然に振る舞うクラス
第 20 章 std::array
第 21 章 プログラマーの三大美徳
第 22 章 配列
第 23 章 テンプレート
第 24 章 array をさらに実装
第 25 章 array のイテレーター
第 26 章 傲慢なエラー処理:例外
第 27 章 ポインター
第 28 章 イテレーター詳細
第 29 章 動的メモリー確保
第 30 章 vector の実装:基礎
第 31 章 vector の実装:メモリー確保
第 32 章 コピー
第 33 章 ムーブ
第 34 章 rvalue リファレンス
第 35 章 ムーブの実装
第 36 章 スマートポインター
第 37 章 自作の数値クラスで演算をムーブに対応する方法
第 38 章 文字列
第 39 章 乱数
第 40 章 C プリプロセッサー
第 41 章 分割コンパイル
第 42 章 デバッガー
技書の森解説
C++ の入門書は数多く存在しますが、本書には他にない際立った特徴があります。著者の江添亮氏は C++ 標準化委員会のエキスパートメンバーとして規格策定に関わってきた人物で、「規格が定める C++ とは何か」を正面から教える姿勢で本書を書いています。古い慣習や処理系固有の癖に引きずられず、 C++17 を基準にした正しい言語の姿を最初から身につけられる点が、他の入門書と一線を画すところです。
構成は変数と型の基礎から始まり、参照、ラムダ式、テンプレートといった C++ の核心的な機能を順に積み上げていきます。説明は簡潔で、回りくどい前置きを嫌う文体が特徴的です。その反面、プログラミング自体がまったく初めてという読者にとっては説明の飛躍を感じる箇所があるかもしれません。何らかの言語で基本的な制御構造を書いた経験がある人が「 C++ を正しく学び直したい」と考えたとき、最も効率よく正確な知識へたどり着ける一冊です。
本書の原稿は GitHub で公開されており、誤りの指摘や議論が開かれた状態で行われてきた経緯があります。規格に忠実であることの裏付けが、著者の専門性だけでなくコミュニティの検証によっても支えられている点は、技術書としての信頼性を高めています。
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