12ステップで作る組込みOS自作入門の表紙

12 ステップで作る組込み OS 自作入門(ジュウニ ステップ デ ツクル クミコミ オーエス ジサク ニュウモン)

著者:
坂井弘亮(サカイ,ヒロアキ)
出版社:
カットシステム
出版日:
2010年06月
ISBN:
9784877832391
在庫:
在庫あり
★★★★⯨4.83(6 件)
初級者向け
OS自作組込みシステムプログラミングコンピュータアーキテクチャソフトウェア開発レジスタカーネル開発デバッグハードウェアインタフェースシステムプログラミング

なぜ注目されているか

言及数
98
総合
258
3 ランクダウン34 件の言及
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書籍紹介

1 ステップずつ、実際に動かしながらプログラムを発展させていく方式で、無理なく学べる。 OS やハードウェアに詳しくない方にも理解できるように、十分な説明を提供。

技書の森解説

OS を自作する本は複数ありますが、本書が独自なのは「 PC 上のエミュレータではなく、実際の H8 マイコン上で動かす組込み OS を段階的に作り上げる」という構成です。ブートローダの起動から、メモリ管理、割り込み、タスク切り替え、そして簡易的なマルチタスク OS に至るまでを 12 のステップに分割し、各ステップで実機にコードを書き込んで動作を確認しながら進められます。

対象としているのは、 C 言語とアセンブラの基本文法を読める程度の素養があり、 OS やマイコンの仕組みを「ブラックボックスのまま使う状態」から脱却したいエンジニアです。情報系の講義で語られるプロセス管理やスケジューリングの概念が、ハードウェアレジスタの操作と結び付いて理解できるようになります。 PC 向け OS 自作本 (『 30 日でできる! OS 自作入門』など) が x86 アーキテクチャの知識を前提にするのに対し、本書は比較的シンプルな H8 を題材にしている分、 CPU とソフトウェアの境界をより直接的に体感できる設計です。

扱う範囲は基礎的な RTOS の骨格にとどまり、ファイルシステムやネットワークスタックには踏み込みません。しかし組込み開発の現場で「なぜそのレジスタを叩くのか」「なぜその順序で初期化するのか」を自力で判断する基盤は、ここで築かれます。

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