ことばの意味を計算するしくみ 計算言語学と自然言語処理の基礎の表紙

ことばの意味を計算するしくみ 計算言語学と自然言語処理の基礎(コトバノイミヲケイサンスルシクミ ケイサンゲンゴガクトシゼンゲンゴショリノキソ)

著者:
谷中 瞳(ヤナカ ヒトミ)
出版社:
講談社
出版日:
2024年10月11日頃
ISBN:
9784065369845
シリーズ:
KS情報科学専門書
在庫:
在庫あり
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自然言語処理

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964

書籍紹介

◆◆ IT エンジニアが IT エンジニアに読んでほしい本を選ぶ、
「 IT エンジニア本大賞 2026 」にて、「技術書部門 大賞」を受賞!!◆◆

・私たちの頭の中では、ことばに対してどのような処理が行われているのだろうか?
・頭の中で (いままさに) 行われている処理は、コンピュータによって再現できるのだろうか?

これらの問いに、ことばの意味を計算する 2 つのアプローチ (計算言語学と統計的言語処理) から挑む!

【言語処理学会前会長 乾健太郎先生推薦!】
本書は、 ChatGPT で周知となった「ことばのテクノロジー」としての自然言語処理と、哲学・数学・論理学から「ことばをサイエンスする」計算言語学との架け橋となる教科書である。

どちらの世界も知り尽くした第一線の若手研究者が基礎から最先端までを妥協なしに書き上げた。

骨太だが、豊富な例とかみ砕いた説明が読者の背中を押してくれる。

生成 AI を作る人使う人はもちろん、「ことばを数学する」と聞いて心がざわつくようなすべての人に届けたい。

【主な内容】
第 1 部 ことばの意味を計算するには

第 1 章 はじめに:文の容認可能性

第 2 章 ことばの分析から解析へ

第 2 部 計算言語学からみた,ことばの意味を計算するしくみ
第 3 章 形式統語論の考え方

第 4 章 形式意味論の考え方

第 5 章 形式意味論の準備:集合論

第 6 章 形式意味論の準備:記号論理学

第 7 章 形式意味論に基づく含意関係の計算

第 8 章 組合せ範疇文法に基づく意味合成

第 9 章 イベント意味論と推論

第 10 章 談話意味論

第 3 部 自然言語処理からみた,ことばの意味を計算するしくみ
第 11 章 分布意味論

第 12 章 ニューラル言語モデル

第 13 章 大規模言語モデル

第 14 章 分布意味論の特性と問題点

第 4 部 学際的視点からみた,ことばの意味を計算するしくみ
第 15 章 古典的計算主義とコネクショニズム

第 16 章 深層ニューラルネットの体系性の分析

第 17 章 計算言語学と自然言語処理の融合の展望

技書の森解説

大規模言語モデルが文章を生成できるようになった一方で、「機械が本当に意味を理解しているのか」という問いは消えるどころか深まっています。本書はその問いの手前にある土台、すなわち「ことばの意味をどう形式化し、計算可能にするか」を体系的に解説する計算言語学の入門書です。著者の谷中瞳氏は東京大学で自然言語推論を専門に研究しており、 2026 年の IT エンジニア大賞技術書部門で大賞を受賞した実績が本書の質を裏付けています。

形式意味論、分布意味論、そしてニューラルネットワークによるアプローチという、異なる時代・流派の意味表現手法を一冊の中で橋渡ししている点が特徴です。個々の手法を個別に学ぶと断片化しがちな自然言語処理の全体像を、「意味をどう捉えるか」という一本の問いで貫くことで、各技術の位置づけが見通せるようになります。

数学的な記法 (ラムダ計算、テンソルなど) が登場するため、プログラミングだけで NLP に入った読者には読み応えがある部分もあります。しかし言語学と計算機科学の接点を理論から理解したい人にとっては、表面的な API の使い方を覚えるだけでは届かない深さに手が届く一冊です。

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