スターティング Go 言語

スターティング ゴー ゲンゴ

スターティング Go 言語の表紙
プログラミング
著者:
松尾愛賀(マツオ, アイガ)
出版社:
翔泳社
出版日:
2016年04月14日頃
ISBN:
9784798142418
シリーズ:
CodeZine books
在庫:
在庫あり
4.6(5 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
Goプログラミング言語初学者向け基本構文ゴルーチン開発ツールパッケージ管理標準ライブラリ学習書次世代言語

なぜ注目されているか

言及数
71位
総合437位 ↑ 3 ランクアップ 言及 40 件・うち記事 32 件を掲載
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書籍紹介

本書は、次世代のプログラミング言語として注目を浴びる「Go 言語」をこれから学ぶ人のための学習書です。基本構文から、ゴルーチンなどの特徴的な機能、開発ツールやパッケージの使い方まで、Go プログラムを書いてみたい方に必要な知識を解説しています。Go 言語の最新バージョン 1.6 に対応。使用頻度の高いパッケージの使い方は集中的に解説。巻末には標準ライブラリのパッケージカタログを付けました。便利で役立つ一冊です。

技書の森解説

『スターティング Go 言語』は、Go 1.6 に対応した Go の入門書で、基本的な構文から、チャネルとゴルーチンなどの特徴的な機能、開発ツール、使用頻度の高いパッケージの使い方までを扱います。著者は松尾 愛賀 氏、版元は翔泳社で、CodeZine BOOKS の 1 冊として 2016 年 4 月に刊行されました (書店発売日は 2016 年 4 月 14 日)。版元の紹介文は、構文や動作を「なぜ・どうして」から解説する学習書と位置づけ、C/C++ や Java、C#、Python、PHP、Ruby など何かしらのプログラミング言語を学んだ人なら納得しながら読み進められると案内しています。

全 7 章と巻末付録、環境構築から標準パッケージまで

本文は全 7 章です。1 章で Windows、OS X、Linux への Go の導入を、2 章で go run とビルド、パッケージの構成を扱い、プログラムを動かすまでの準備を整えます。中心になるのは 3 章から 5 章で、3 章は変数、基本型、配列型、interface{} と nil、演算子、関数、定数、スコープ、制御構文と言語の基本をまとめて取り上げます。4 章はスライス、マップ、チャネルを参照型としてまとめ、5 章はポインター、構造体、インターフェースを扱います。6 章は go fmt、go doc、go build、go get、go test などの go コマンドとベンダリング、7 章は os や time、strconv、strings、io、bufio、json、net/http、sync、crypto/* など、よく使われる標準パッケージをコーディング例とともに解説します。巻末には Go 標準ライブラリのオーバービューが付き、版元はこれを標準ライブラリのパッケージカタログと紹介しています。

ゴルーチンとチャネル、Go らしさの中心を理由から読む

Go は 2009 年に米 Google が公開した言語で、版元の紹介文は、簡潔で読みやすい構文と、コンパイル言語の安全性とインタプリター言語のような開発の軽快さの両立、マルチコアや並行処理への対応を特徴に挙げています。中でも、他の言語から来た人に発想の切り替えを求めるのが並行処理の書き方です。ゴルーチン は Go のランタイムが管理する軽量な実行単位で、チャネル はゴルーチンどうしで値を受け渡して同期を取るための型です。スレッドとロックで共有データを守る書き方に慣れていると、値を送り合うことで処理を協調させる発想に切り替えるまでに時間がかかります。本書の目次では、ゴルーチンが 3 章の副題に言語の基本の一つとして挙がり、チャネルが 4 章の参照型の節に置かれており、特別な応用としてではなく言語の基本の一部として学ぶ並びと読めます。

Go 1.6 時点の内容、モジュールとジェネリクスは刊行後の追加

本書が対象とする Go 1.6 は、Go の公式リリース履歴では 2016 年 2 月 17 日のリリースです。その後、2018 年 8 月 24 日リリースの Go 1.11 で、GOPATH に代わる依存関係の管理の仕組みとしてモジュールが予備的に導入され、2022 年 3 月 15 日リリースの Go 1.18 でジェネリクスが加わりました。本書の 6 章にある go get とベンダリングの節はモジュールが入る前の時点の説明であり、型パラメーターを使った書き方も本書には出てきません。基本の構文や型、スライスとマップ、構造体とインターフェース、ゴルーチンとチャネルの考え方は本書で学び、依存関係の管理と ジェネリクス は公式のリリースノートで補う、という組み合わせが現実的です。

ほかの言語で一通りプログラムを書いた経験があり、Go の文法と標準パッケージの使い方を、動作の理由まで含めて 1 冊で押さえたい人にとって、本書は手元に置いて引き直せる入門書です。とくに 7 章と巻末の付録は、標準パッケージのどれを使えばよいかを探す時の手がかりになります。一方で、モジュールやジェネリクスを前提にした書き方から学びたい場合は、刊行時点との差を承知のうえで選ぶ必要があります。

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