考える脳 考えるコンピューター〔新版〕
カンガエルノウカンガエルコンピューター
- 著者:
- ジェフ・ホーキンス / サンドラ・ブレイクスリー / 伊藤 文英(ホーキンス ジェフ / ブレイクスリー サンドラ / イトウ フミヒデ)
- 注目:
- 総合 2558 位
- 出版社:
- 早川書房
- 出版日:
- 2023年07月24日
- ISBN:
- 9784150506018
- シリーズ:
- ハヤカワ文庫 NF
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
現実の構造を認識し未来を予測する脳の能力と、AI の「知能」の違いとは? 天才ジェフ・ホーキンスの原点。書き下ろし序文収録
技書の森解説
『考える脳 考えるコンピューター〔新版〕』 (ジェフ・ホーキンス、サンドラ・ブレイクスリー 著、伊藤 文英 訳、早川書房、2023 年 7 月刊) は、脳は膨大な記憶をもとに次に起こることを絶えず予測しているという見方から、その働きを担う大脳新皮質の仕組みで知能の本質に迫るハヤカワ文庫 NF の 1 冊です。国立国会図書館の書誌では、原タイトルは On Intelligence で、初版は 2005 年にランダムハウス講談社から刊行されています。版元の紹介文によれば、この新版で日本語文庫版向けの書き下ろし序文が加わりました。解説は松尾豊が担当しています。
版元の紹介文が示す大脳新皮質のアルゴリズム
版元の紹介文は、ロボットにとって難しい二足歩行を人間の幼児がたやすくこなす背景に、膨大な記憶に基づいて将来を絶えず予測する脳の存在があるとし、その中核を担う仕組みを大脳新皮質のアルゴリズムと説明しています。そのうえで、コンピューターなどの人工的な機械と脳の働きのシステム上の違いから、両者の決定的な差異を明らかにする本と案内しています。版元ドットコムの紹介文にも、現実の構造を認識し未来を予測する脳の能力と、AI の「知能」の違いを問う一文があります。
版元の著者紹介によれば、著者のジェフ・ホーキンスは 1957 年生まれで、インテルでソフトウェア技術者として働いたのち、1992 年にパーム・コンピューティングを設立して携帯情報端末パームパイロットを開発し、2005 年に神経科学と AI の研究を行うヌメンタ社を設立しました。共著者のサンドラ・ブレイクスリーは、ニューヨーク・タイムズ紙で科学と医学の記事を書いてきた科学ライターです。版元の紹介文は、本書を著者の原点にあたる 1 冊としています。
大脳新皮質の層の構造と、データから学ぶ深層学習
大脳新皮質は人の脳の大部分を占める層状の組織で、視覚、聴覚、運動といった領域がよく似た層の構造を持っています。版元の紹介文が大脳新皮質のアルゴリズムと呼ぶのは、この組織の働きです。
多層の ニューラルネットワーク を大量のデータで学習させる手法が 深層学習 で、データから統計的に関係を学ぶ仕組みです。
ハヤカワ文庫 NF の新版と参考文献
国立国会図書館の書誌では、本書はハヤカワ文庫 NF の 601 番で、参考文献があります。機械学習の本の選び方は 機械学習 / ディープラーニング本ガイド にまとめています。
本書は、記憶をもとに未来を予測する大脳新皮質の仕組みとコンピューターとの違いを中心に、日本語文庫版向けの書き下ろし序文と松尾豊の解説を添えて、ハヤカワ文庫 NF の 1 冊に収めています。
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