JavaScript 基礎ドリル 穴埋め式
ジャパスクリプトキソドリルアナウメシキ
- 著者:
- 金子平祐 / Grodet Aymeric / Bahadur MD Rakib / 新居雅行(カネコ ヘイスケ / ゴロデ エムリク / バハドゥル エムディ ラキブ / ニイ マサユキ)
- 出版社:
- オーム社
- 出版日:
- 2020年11月24日頃
- ISBN:
- 9784274226199
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
穴埋めで JavaScript のスキルアップ
Web サイトのプログラミングをマスターしたい、そしてより良い スクリプト作成ができるようになりたいと願う JavaScript プログラマにベストマッチなのが「穴埋め問題集」の本書です。簡単な穴埋めもありますが、ひねった問題や難問もあり、初心者の基本学習から熟練者の力試しまで、楽しいクイズ形式で進められます。解答には詳細な解説があるので、基礎固めからハイレベルな仕組みまでしっかりと習得できます。
技書の森解説
JavaScript の文法を読んで理解したつもりの段階から、自分の頭で正しいコードを組み立てられる段階へ進むための問題集です。『JavaScript 基礎ドリル 穴埋め式』は金子 平祐、Grodet Aymeric、Bahadur MD Rakib、新居 雅行 の 4 名による共著で、オーム社が 2020 年 11 月 24 日に発売しました。版元の紹介文によると、簡単な穴埋めからひねった問題や難問までをクイズ形式でそろえ、初心者の基本学習から熟練者の力試しまでを狙った構成で、解答には詳細な解説が付きます。問題のプログラム一式は GitHub で公開されています。
基本文法から Node.js へ進む問題の構成
主要目次は、Chapter 0「JavaScript の実行方法と問題の取り組み方」に続いて、基本文法と計算処理、関数と制御フロー、文字列と正規表現、配列とオブジェクトのデータ構造、ブラウザー環境、DOM の利用、ユーザーインターフェースの処理、非同期処理と AJAX、Node.js でのサーバーサイド処理の順に Chapter 9 まで進みます。各章は短い解説の節の後に問題が並ぶ形で、問題の通し番号は No.120 まで続きます。言語の基礎を固める前半から、ブラウザーの中で動くスクリプト、さらにサーバー側の Node.js へと、JavaScript が動く場所を順に広げていく配置と読めます。Chapter 2 にはスコープと クロージャ や高階関数を問う問題が、Chapter 4 にはプロトタイプベースとクラスベースのオブジェクト指向を対比する問題があり、文法の表面だけでなく言語の仕組みに踏み込む問題も含まれています。
非同期処理の書き方を同じ題材で比べる
JavaScript の学習でつまずきやすいのが非同期処理です。ブラウザーも Node.js も、時間のかかる処理の完了を待たずに次の処理へ進み、結果が出た時点で後続の処理を呼び出す仕組みで動いています。この書き方は、関数を引数に渡すコールバックから、処理の結果を表すオブジェクトである Promise と async/await へと発展してきました。Chapter 8 では、あいさつタイマーの題材を、Promise 版と async/await 版でも解く問題が続いており、書き方の違いを同じ動作の上で比べられます。章の後半は Fetch API を使った通信と例外処理、AJAX によるセレクトボックスの更新へ進みます。Chapter 9 では HTTP モジュールによるサーバー、npm による外部モジュールの管理、単体テストや API 応答の自動テストの作成、Express.js を使ったサーバー作成までが問題として出題されます。
版元のおすすめの対象と穴埋め式の使い方
版元のおすすめは「JavaScript プログラマー・初級」で、それより幅のある対象は、紹介文の「初心者の基本学習から熟練者の力試しまで」という言葉に表れています。穴埋め式は、空欄の前後のコードから処理の意図を読み取り、言語の規則に沿って欠けた部分を補う作業になるため、白紙から書くよりも取り組みやすい一方で、なぜその答えになるのかを説明できなければ解けない問題も混ざります。本文には「JavaScript ミニ知識」「プログラミングミニ知識」「数学ミニ知識」と題したコラムがあり、isNaN と Number.isNaN の違いやスタックとキューのような周辺知識を補えます。2020 年 11 月の刊行なので、ライブラリやブラウザーの機能は当時の状況を前提に読むのが安全です。版元のページには第 1 版第 1 刷の正誤表も掲載されています。JavaScript の本全体の中での選び方は JavaScript / TypeScript 本ガイド も参考になります。
入門書を一通り読んだのに自力でコードを書くと手が止まる人や、実務で JavaScript を書いていて非同期処理や DOM の扱いを体系立てて確かめ直したい人にとって、120 番まで続く問題を章ごとに解き進められる本書は、理解の穴を具体的な問題の形で見つけられる 1 冊です。React のようなフロントエンドのフレームワークの使い方を学ぶ本ではないため、言語そのものと実行環境の基礎を固める目的で選ぶと、投じた時間に見合う手応えが得られます。
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