GitHub Copilot×Python 入門

ギットハブコパイロット パイソンニュウモン

GitHub Copilot×Python 入門の表紙
インターネット / WEB デザイン
著者:
増田 智明(マスダトモアキ)
出版社:
日経 BP
出版日:
2025年01月17日頃
ISBN:
9784296070978
在庫:
在庫あり
3(1 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
Python生成 AIGitHubプログラミング学習AI アシスタントコード生成インタラクティブ学習実務応用初級者向け開発ツール

なぜ注目されているか

総合159位 ↓ 4 ランクダウン 言及 11 件・うち記事 10 件を掲載
言及数
266位
出版前出版日02320222023202420252026

書籍紹介

本書は Python 入門とは銘打ってはいますが、実質は GitHubCopilot という生成 AI を活用したプログラミングの学習本です。解説にあたっては、プログラミングをしていく段階で覚えることを極めて少なくしてあります。本書では、Python の細かい文法を解説していませんし、効率的なコードの書き方や効率的なライブラリの使い方を解説しているわけでもありません。本書の基本的な説明方針は、逐次的に生成 AI に質問をして回答を得ていくというものです。
GitHub Copilot への質問の仕方にルールがある訳ではありません。わからなかったら何回でも聞く。読者と Copilot が共同で作ったコードを動かしながら、自分の目的が達せられるように工夫する。うまく達成できない場合は、再び Copilot に尋ねてみる。それらを繰り返していくだけです。そして、筆者がその経緯を逐一書き示したものが本書となっています。

本書では、複雑な機械学習の処理方法や、スマホアプリ/デスクトップアプリ/ Web アプリの作り方までは解説していません。ただ、Copilot を使って Python の基本文法を解説するだけではちょっと物足りないので、CSV 形式のファイルの扱いや Web API の扱い方、グラフの書き方といった、実務に必要となる基本技術のプログラミングの仕方を本書は示してあります。ほかの Python 解説本のように難しいことはできませんが、最初の取り掛かりには十分でしょう。Copilot と共同でコーディングをするときの落とし穴もいくつか用意してあります。Copilot と一緒に楽しんで Python を学んでいってください。

Chapter 1 GitHub Copilot を使ったプログラミング学習

Chapter 2 環境設定

Chapter 3 Copilot で Python 文法を覚える

Chapter 4 ターミナルで入出力

Chapter 5 ファイルアクセス

Chapter 6 Excel からデータ読み込み

Chapter 7 インターネットアクセス

Chapter 8 数値計算

Chapter 9 グラフ作成

Chapter 10 テストコードを書く

Appendix A Python 文法一覧

Appendix B GitHub Copilot 機能一覧

技書の森解説

書名は Python 入門ですが、版元自身が明かすとおり、実質は GitHub Copilot という生成 AI を先生役にしたプログラミングの学習本です。『GitHub Copilot×Python 入門』 (増田智明 著、日経 BP、2025 年 1 月刊、369 ページ) は、覚えることを極めて少なくし、分からないことは Copilot に何度でも質問し、読者と Copilot が共同で作ったコードを動かしながら目的に近づいていく、という学び方そのものを主題にしています。著者がその質問と回答のやり取りの経緯を逐一書き示すという構成で、いわば学習の実況中継を読みながら自分でも同じ対話を再現していく本です。

全 9 章の流れと扱う範囲

全 9 章の流れは、Copilot を使ったプログラミング学習の考え方と環境設定から始まり、Copilot と対話しながら Python の文法 を覚え、ターミナルでの入出力、ファイルアクセス、Excel からのデータ読み込み、インターネットアクセス、数値計算、グラフ作成へ進みます。細かい文法や効率的なコードの書き方、ライブラリの使いこなしは扱わないと版元が明言する一方で、CSV 形式のファイルや Web API の扱い、グラフの描画という「実務でまず必要になる基本技術」は収録されており、学び終えたときに身の回りの小さな自動化や集計に手が届く範囲設定です。Copilot と共同でコーディングするときの落とし穴もいくつか仕込まれています。

生成 AI 時代の学習の型という背景

この本の背景には、生成 AI がプログラミング学習の景色を変えたという事実があります。文法や API を暗記してから書き始める従来の順序に対し、AI に聞けばコードが出てくる時代 の初学者に必要なのは、出てきたコードを動かし、期待と違う結果を観察し、次の質問を組み立てる力です。本書の「何回でも聞く・動かして確かめる・うまくいかなければ聞き直す」という方針は、この時代の学習の型を最初から身につけさせるものと言えます。同時に、AI の提案は常に正しいとは限らないため、落とし穴を含めて対話の過程を隠さず見せる本書の作りは、AI 任せで理解が空洞化する危険への現実的な予防にもなっています。

購入前の注意点は二つ

購入前の注意は二つあります。第一に、生成 AI とその開発環境は変化が速く、本書の画面や Copilot の挙動は 2025 年 1 月の刊行時点のものです。Copilot の機能や応答の質はその後も更新されているため、紙面とまったく同じ応答が返るとは限らず、「対話の進め方」を学ぶ本として読むのが正しい距離感です。第二に、機械学習の処理や、スマホアプリ / デスクトップアプリ / Web アプリの作り方までは扱いません。すでに Python を書ける人が Copilot で生産性を上げる技法を求める場合も、本書の主眼とはずれます。

向いている読者と独学への効き目

向いているのは、プログラミングに初めて挑む人、過去に文法の暗記で挫折した人、そして生成 AI を使う学び方を最初から体に入れたい人です。ひとりで学ぶときの最大の障害である「詰まったときに聞ける相手がいない」問題を、Copilot という 24 時間相手をしてくれる壁打ち相手で解消するアプローチは、独学の再挑戦にも噛み合います。AI と一緒に作りながら覚えるという、これからの標準になっていく学習体験の入口として、気負わず手に取れる一冊です。

言及した記事 (10 件)

この本に興味がある方におすすめ

関連する本

関連記事

関連用語

共有: