Power Automate と Python でマスターする Excel 高速化
パワーオートメートトパイソンデマスタースルエクセルコウソクカ
- 著者:
- 金宏 和實(カネヒロカズミ)
- 注目:
- 総合 928 位
- 出版社:
- 日経 BP
- 出版日:
- 2022年12月23日
- ISBN:
- 9784296080250
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
■ この 1 冊で両方のツールを使いこなせるようになれる!
パソコンで仕事を効率化ーー。といっても、実はたくさんの手作業があるのがパソコンでの作業です。これをまとめて自動化する手段として注目されているのが Power Automate と Python です。
でも、どっちを使えばいいの? という疑問もごもっとも。それぞれ特徴があり、どちらが優れていると決められるものではありません。ケースバイケースなので、どちらを覚えるのがいいとは言い切れず……。それならどちらも使えるようになってしまえばいいのでは?
本書は、どちらのツールも使えるようになってしまおうという、ちょっと欲張りな 1 冊です。皆さんの目的は、ツールの使い方を覚えることではなく、自分の仕事をいかに自動化するかのはずですよね? だから、その勘所を要件定義とフローチャートで整理するのが実は最も重要なのです。本書では 6 種類のビジネス課題をミッションととらえ、そのミッションをいかに解決するかを真っ先に考えます。
重要なのは、そのミッションを解決するにはどのようなデータをどのように扱うか、そして何をどの順番で処理していくか、です。本書ではそこを、要件定義とフローチャート作りで整理します。そこまでできてしまえば、実はプログラミングは山場を越えています。Power Automate でも Python でも、実際にプログラミングするのは最後の仕上げ段階に過ぎません。なのでまずは要件定義から始めて、フローチャートの作成を目指します。
本書では、さまざまな職場でありがちな、かつさまざまな業務に共通する 6 つのミッションを取り上げ、それを解決していきます。Web アプリケーションとの連携プログラムもカバーしました。それに加えて、より利便性を要求する 4 つの追加ミッションも用意しました。合計 10 のミッションを自動化する Power Automate と Python のプログラミングを通じて、仕事上の面倒な手作業をコンピューターにやらせるための処理の作り方、それをプログラムにする勘所を身につけることができます。その結果、Power Automate と Python、どちらかではなく、両方を使いこなせるビジネスパーソンになれるのです。
「Power Automate は使ってはみたけど、Python にも興味があって……」という人や、「Python は使えるようになったものの、Power Automate はどんなもんなんだろう」という人に本書はお薦め。そしてもちろん「Power Automate と Python、どちらから始めたらいいんだろう」という人にもピッタリ! 両方いっぺんに始めてしまいましょう。
第 1 章 Excel 自動化の準備
第 2 章 基準に満たない項目のリストを作る
第 3 章 在庫が基準を下回った商品の発注書を自動作成
第 4 章 特定の日付の時点で基準年齢の人をリストアップ
第 5 章 複数の売上伝票から売上一覧を作成する
第 6 章 作成した売上一覧を Web システムに一括登録
第 7 章 複数のキーで検索するプログラムを作る
技書の森解説
Excel を使う仕事のうち、ファイルを開いて条件に合う行を拾い、別の帳票に転記し、Web のシステムへ打ち込み直すといった手作業を、Power Automate と Python の両方で自動化できるようになることを目指す実用書が、『Power Automate と Python でマスターする Excel 高速化』 (金宏 和實 著、日経 BP、2022 年 12 月刊) です。版元の紹介文は、二つの道具はケースバイケースでどちらが優れているとは決められないとしたうえで、本書を「どちらのツールも使えるようになってしまおうという、ちょっと欲張りな 1 冊」と位置づけています。
全 7 章の構成、Excel 自動化の準備から複数キーの検索まで
目次は全 7 章です。第 1 章「Excel 自動化の準備」で土台を整えたあと、第 2 章「基準に満たない項目のリストを作る」、第 3 章「在庫が基準を下回った商品の発注書を自動作成」、第 4 章「特定の日付の時点で基準年齢の人をリストアップ」、第 5 章「複数の売上伝票から売上一覧を作成する」、第 6 章「作成した売上一覧を Web システムに一括登録」、第 7 章「複数のキーで検索するプログラムを作る」と、第 2 章以降の章題はどれも職場で起きる具体的な課題の形をとっています。版元の紹介文によれば、本書は職場でありがちな 6 種類のビジネス課題をミッションとして取り上げ、Web アプリケーションとの連携プログラムも扱い、さらに利便性を高める 4 つの追加ミッションを加えた合計 10 のミッションを、Power Automate と Python の両方で解決していきます。
道具の前に要件定義とフローチャートを置く進め方
紹介文が最も重要だと強調しているのは、道具の使い方そのものではなく、どのデータをどう扱い、何をどの順番で処理するかを先に整理することです。本書はそれを 要件定義 とフローチャート作りで行い、そこまでできればプログラミングは山場を越えていて、実際にプログラムを書くのは最後の仕上げ段階に過ぎないと説明しています。手作業を自動化するときに手間がかかるのは、道具の操作よりも、普段は頭の中で済ませている手順を言葉にする段階です。人が目で見て判断していた「基準に満たない」「特定の日付の時点で」といった条件を、比較の式と処理の順序に置き換える作業は、Power Automate でも Python でも同じだけ必要になります。
二つの道具は性格が異なります。Power Automate は Microsoft の自動化サービスで、用意された操作を並べてフローを組み立てる方式のため、コードを書いた経験が少なくても画面の上で処理の流れを確かめながら作れます。一方の Python は汎用のプログラミング言語で、Excel のファイルを読み書きするにはライブラリを組み合わせ、条件分岐や繰り返しをコードとして書きます。同じ課題を両方で解く本書の構成は、整理した手順がそれぞれの道具でどう表現されるかを見比べられる点に意味があります。
Power Automate か Python に触れた人に向く理由
版元が想定する読者は、Power Automate を使ってみて Python にも興味がある人、Python は使えるようになったものの Power Automate がどんなものか知りたい人、そしてどちらから始めればよいか迷っている人です。逆に、VBA でマクロを書き進めたい人や、Python の文法を体系的に一から学びたい人には、目的に合う本が別にあります。Excel の自動化を VBA から始めるか Python に進むかで迷っている段階なら、Excel と VBA の本の選び方 で全体の道筋を見てから決めるのが近道です。2022 年 12 月刊の本なので、操作画面はその時点の環境を前提にしています。発注書の作成や売上一覧の集約、Web システムへの一括登録のように、毎週同じ手順を繰り返している業務を抱え、その手順を一度整理して二つの道具のどちらでも組めるようになりたい人にとって、本書は課題ごとに手順の整理から実装までを通して追える 1 冊です。
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