【改訂第 3 版】WordPress 仕事の現場でサッと使える! デザイン教科書 [WordPress 6.x 対応版]

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【改訂第 3 版】WordPress 仕事の現場でサッと使える! デザイン教科書 [WordPress 6.x 対応版]の表紙
アプリケーション
著者:
中島 真洋 / ロクナナワークショップ(ナカシマ マサヒロ / ロクナナワークショップ)
出版社:
技術評論社
出版日:
2023年06月23日
ISBN:
9784297135775
在庫:
在庫あり
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中級者向け
WORDアプリケーションWordPressHTMLCSSSEOセキュリティテーマ開発カスタム投稿タイプカスタムフィールドカスタムタクソノミープラグイン

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書籍紹介

本書は、WordPress を使って Web サイトを制作・運用するうえで必須の知識を基本から解説した学習書です。WordPress 6.x に対応。書籍の前半では、HTML/CSS で作られた静的な Web サイトに WordPress を適切に組み込み、オリジナルの WordPress テーマを作成する手順をわかりやすく解説します。また、「カスタム投稿タイプ」「カスタムフィールド」「カスタムタクソノミー」といった機能の使い方も紹介。書籍の後半では、管理画面のカスタマイズ、SEO 対策、マルチサイト機能、セキュリティ、高速化など、WordPress の運用・管理に関するさまざまなノウハウを取り上げています。サイトの制作・運用・管理にオススメの各種プラグインについても、設定手順や利用のポイントを丁寧に解説しており、クライアントワークで WordPress を使いこなすためのスキルがしっかり身につきます。

技書の森解説

デザインどおりに組んだ HTML と CSS の静的サイトを、クライアントが自分で更新できる WordPress サイトに仕立てる。受託の Web 制作で繰り返されるこの工程を、準備から公開後の運用まで一冊で追えるのが『【改訂第 3 版】WordPress 仕事の現場でサッと使える! デザイン教科書 [WordPress 6.x 対応版]』 (中島真洋 著、ロクナナワークショップ 監修、技術評論社、2023 年 6 月刊) です。技術評論社の Web デザイナー養成講座シリーズの一冊で、版元は対象読者を「WordPress によるサイト制作の基本を学びたい人」と「WordPress のオリジナルテーマ作成に興味がある人」の 2 つに整理しています。著者の中島真洋氏は HTML / CSS / JavaScript のフロントエンドから PHP やサーバー構築までサイト制作業務全般に携わる制作者で、株式会社 FlipClap の代表取締役です。

全 9 章と付録の構成、静的サイトのテーマ化から運用まで

構成は CHAPTER 1 から 9 までの全 9 章と APPENDIX です。CHAPTER 1 でインストール、管理画面の初期設定、投稿、ユーザー登録と権限を押さえ、CHAPTER 2「基本的なテーマを作成する」でテンプレートファイルとテンプレート階層、テンプレートタグ、テンプレートの分割、WordPress ループを学びながら、個別投稿ページ / 投稿一覧ページ / 固定ページ / グローバルナビゲーションを備えたテーマを完成させます。CHAPTER 3 はプラグインによるパンくずリスト、メールフォーム、ページナビゲーションの実装、CHAPTER 4 は投稿一覧の制御、コメント欄、パスワード保護ページなどの拡張です。CHAPTER 5 でカスタム投稿タイプ、カスタムフィールド、カスタムタクソノミーによる入力項目と分類の設計、CHAPTER 6 でブロックエディターの基礎から実践的な使い方、カスタマイズ、theme.json による設定の定義まで進み、CHAPTER 7 は管理画面の一覧画面 / メニュー / 権限に応じたカスタマイズを扱います。CHAPTER 8「高度な機能を活用する」は SEO 対策、REST API、マルチサイト機能、子テーマ、CHAPTER 9 は専用ディレクトリへのインストール、公開サーバー上での運用、セキュリティ、高速化です。付録には PHP の基礎、WP_Query のパラメータ、テンプレート階層、主なブロック一覧、日付と時刻の書式が収められています。

テンプレート階層とカスタム投稿タイプで読む、テーマ制作の技術背景

WordPress は PHP で書かれ、投稿や固定ページの内容を MySQL 系のデータベースに保存する CMS です。テーマ制作の本質は、ブラウザからの要求に対してどのテンプレートファイルが選ばれるかを決めるテンプレート階層、そのテンプレートの中でデータベースから記事を順に取り出す WordPress ループ、取り出した記事のタイトルや本文を出力するテンプレートタグ、という 3 つの仕組みを理解することにあります。静的な HTML をヘッダーやフッターに分割し、固定で書かれていた見出しや本文をテンプレートタグに置き換えていく本書前半の流れは、この 3 つを手を動かしながら体得する順序そのものです。クライアントワークで差がつくのは CHAPTER 5 の領域で、お知らせ / 実績紹介 / 店舗情報のように「投稿」の型に収まらないコンテンツを、カスタム投稿タイプで種類として分け、カスタムフィールドで入力項目を増やし、カスタムタクソノミーで独自の分類を持たせる設計ができると、更新担当者が管理画面から迷わず入力できるサイトになります。WordPress 6.x ではブロックエディターが編集体験の中心にあり、theme.json でエディターの色やレイアウトの設定を宣言する方式が使われるため、PHP テンプレートによる制作とブロックエディターの両方を扱う第 6 章までの構成は、2023 年時点の実務の要請に沿っています。なお目次を見る限り、ブロックだけでテーマ全体を組み上げる方式を一から作る章は立っておらず、本書はテンプレートファイルによるテーマ制作を主軸に据えた学習書として読むのが正確です。

HTML と CSS が前提、PHP は付録から入れる難易度

必要な前提は、HTML と CSS で静的なサイトを一通り作れることです。版元の紹介文が前半を「HTML/CSS で作られた静的な Web サイトに WordPress を適切に組み込み」と説明しているとおり、マークアップとスタイルの知識は既にある読者を想定しています。一方で PHP は付録に「PHP の基礎」が置かれているので、PHP 未経験でも本文で出てくる構文を付録で確かめながら進める入口があります。HTML と CSS に不安がある場合は、Web デザイン本の選び方 で扱う入門書を先に済ませてから本書に入るほうが、テンプレート化の作業に集中できます。向かないのは、自分のブログを書くために WordPress を使うだけの人で、テーマ制作やプラグイン運用の章の大半が不要になります。また WordPress のプラグイン開発や内部の関数群を体系的に学びたい人、ブロックテーマの構築に特化した解説を求める人にとっては主題が異なります。2023 年 6 月刊で WordPress 6.x に対応した内容なので、それ以降のバージョンで変わった画面や機能は、公式情報で補いながら読むことになります。

元が取れるのは、デザインカンプを WordPress に載せる工程を受託で繰り返している制作者、社内サイトやオウンドメディアの構築と保守を任された担当者、これから WordPress のテーマ制作を仕事にしたい Web デザイナーです。オリジナルテーマを作れるようになるだけでなく、カスタム投稿タイプで要件に合わせた入力画面を設計し、公開後のセキュリティと高速化まで面倒を見られる状態に到達できるので、案件一つ分の実務で投じた時間を回収できる教科書です。WordPress を仕事の道具として使いこなしたい人にとって、制作から運用までを一冊で押さえられる本書は堅実な選択です。

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