AWSではじめるインフラ構築入門 第2版 安全で堅牢な本番環境のつくり方の表紙

AWS ではじめるインフラ構築入門 第 2 版 安全で堅牢な本番環境のつくり方(エーダブリュエスデハジメルインフラコウチクニュウモンダイニハン アンゼンデケンロウナホンバンカンキョウノツクリカタ)

ネットワーク
著者:
中垣 健志(ナカガキ ケンジ)
出版社:
翔泳社
出版日:
2023年01月18日
ISBN:
9784798178004
在庫:
在庫あり
4.5(2 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
AWSインフラ構築クラウドコンピューティングネットワークサーバー管理セキュリティ本番環境リソース管理クラウドプラットフォームオペレーション

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367
出版前出版日02320222023202420252026

書籍紹介

本書は、 AWS (Amazon Web Services) を利用してインフラを構築・運用する方法を解説する入門書です。クラウドでネットワーク&サーバー構築を行うために必要な基礎知識や、 AWS のネイティブ機能を組み合わせて安全かつ堅牢なインフラを構築・運用するための設定方法やノウハウを解説します。

技書の森解説

AWS の入門書 には「とにかく動かす」段階のものと、「仕事で通用する形を最初から作る」段階のものがあります。『 AWS ではじめるインフラ構築入門 第 2 版 安全で堅牢な本番環境のつくり方』 (中垣健志 著、翔泳社、 2023 年 1 月刊、 B5 変形 424 ページ) は後者に軸足を置いたハンズオン書です。 2021 年 2 月刊の初版を約 2 年で改めた第 2 版で、副題のとおり、練習用の使い捨て環境ではなく本番運用に耐える構成を最初から組むことを目標にしています。

全 15 章の構成は運用までを含む手順書

全 15 章の道のりが、そのまま実務のインフラ構築の手順書になっています。 AWS アカウントの作成と安全に作業するための準備 (権限まわりの土台) から始まり、仮想ネットワーク (VPC) を設計し、踏み台サーバーを経由して Web サーバーへ入る構成を作り、 ロードバランサー で冗長化し、データベースサーバー、画像の保存場所、独自ドメインと DNS 、メール、キャッシュサーバーまで積み上げて、サンプルアプリケーションを実際に動かします。仕上げがサービスの監視と、月々の料金の確認という運用の章で締められているのが本書らしいところです。作って終わりではなく、「壊れていないかを見張る」「いくらかかっているかを把握する」という、運用者が毎日やることまでが入門の範囲に含まれています。

読みどころは「本番の作法」の必然性

このカリキュラムの価値は、個々のサービスの操作ではなく「本番の作法」を体で覚えられることにあります。たとえば管理者が直接 Web サーバーへ入らず踏み台を経由するのはなぜか、ロードバランサーの後ろにサーバーを並べると何が守られるのか。こうした構成の理由は、単発のサービス解説を読むだけでは腹落ちしにくく、一連の環境を自分の手で組んで初めて必然性が見えます。セキュリティグループや権限設定を「安全に作業するための準備」として序盤に置く順序も、事故が起きてから学ぶ典型的な失敗を避ける設計です。

対象読者と類書との使い分け

対象は、アプリケーションは書けるがインフラを任されたことのない開発者、オンプレミスの経験はあるが AWS 流の構成に読み替えたいインフラ担当者、そして研修や独学で「本番らしい環境」を一周作ってみたい人です。前提としてターミナル操作の初歩ができれば追えます。なお、より手前の「そもそもネットワークとサーバーの仕組みから」という段階なら、姉妹分野の定番『 Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築』のほうが薄く易しく、本書はその次の段として噛み合います。逆に IaC (Infrastructure as Code) やコンテナ主体のモダン構成を求める人には、 EC2 を軸にした本書は一世代手前の構成に見えるはずで、それらは本書で土台を作った後の学習領域です。

2023 年刊の画面差分という注意

クラウドの操作画面は更新されるため、 2023 年刊行時点のスクリーンショットと差分が出る場面はありますが、構成の考え方そのものは息が長い内容です。「 AWS アカウントは持っているが、本番と呼べるものを組んだことがない」人が最初の一周に選ぶ本として、費用対効果の高い一冊です。

言及 Qiita 記事 (6 件)

言及 Zenn 記事 (1 件)

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