エンタープライズのためのGoogle Cloud クラウドを活用したシステムの構築と運用の表紙

エンタープライズのための Google Cloud クラウドを活用したシステムの構築と運用(エンタープライズノタメノグーグルクラウド クラウドヲカツヨウシタシステムノコウチクトウンヨウ)

ネットワーク
著者:
遠山 雄二/矢口 悟志/小野 友也/渡邊 誠/岩成 祐樹/久保 智夫(トオヤマ ユウジ/ヤグチ サトシ/オノ ユウヤ/ワタナベ マコト/イワナリ ユウキ/クボ トモオ)
出版社:
翔泳社
出版日:
2022年01月18日頃
ISBN:
9784798174181
在庫:
在庫あり
0
上級者向け
Google Cloudセキュリティネットワークエンタープライズシステム設計クラウド移行監視・運用アカウント設計プロダクト設計移行設計

なぜ注目されているか

ネットワーク
7
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言及数
304
出版前出版日01220222023202420252026

書籍紹介

Google Cloud のエンジニアによる本格解説書!

クラウドコンピューティングが普及する中で、エンタープライズシステムもまた、
オンプレミスからクラウドへの円滑かつ効果的な移行が求められています。

本書は、エンタープライズシステムを構築・運用するエンジニアのために、
Google Cloud の具体的なユースケースや設計ポイントを

Google Cloud のエンジニア陣が徹底的に解説する一冊です。

プロダクトカットで機能の説明にフォーカスをするのではなく、
従来オンプレミスでシステム開発を行う際にも考慮が必要である

「アカウント設計」「セキュリティ設計」「ネットワーク設計」

「プロダクト設計」「監視・運用設計」「移行設計」といった設計軸で、

Google Cloud を利用する際のポイントについて述べています。

また、説明の軸足を置くユースケースとしては主に、従来オンプレミスで
稼働していたようなエンタープライズシステムを、どのように

Google Cloud 上で実現するかにフォーカスしているため、

あえてコンテナデータ分析、 AI/ML といった領域の説明は

簡易な記載にとどめています。

本書を読めば、エンタープライズ用途にも耐えうるクラウドアプリケーションの
・アカウント設計

・セキュリティ設計

・ネットワーク設計

・プロダクト設計

・監視・運用設計

・移行設計

などのノウハウを、広く深く学ぶことができます。

【目次】
・ Chapter 1:Google Cloud の概要

・ Chapter 2:アカウント設計

・ Chapter 3:セキュリティ設計

・ Chapter 4:ネットワーク設計

・ Chapter 5:プロダクト設計

・ Chapter 6:監視・運用設計

・ Chapter 7:移行設計

・ Chapter 8:Google Cloud を用いたエンタープライズシステム (クラウド移行プロジェクトの例)

技書の森解説

『エンタープライズのための Google Cloud クラウドを活用したシステムの構築と運用』 (翔泳社・ 2022 年 1 月刊) は、企業システムを Google Cloud で構築・運用するための設計論を、 Google Cloud のエンジニア陣がまとめた解説書です。遠山雄二氏ら 8 名の共著に、遠山氏・中井悦司氏・佐藤聖規氏が監修として入る体制で書かれています。個々のサービスの使い方を紹介する入門書ではなく、オンプレミスで動いてきたエンタープライズシステムをどう クラウド へ持ち込むかという課題に正面から答える本です。

全 8 章、 6 つの設計軸で編む構成

構成は全 8 章で、概要の章に続いて、アカウント設計・セキュリティ設計・ネットワーク設計・プロダクト設計・監視/運用設計・移行設計という 6 つの設計軸で章立てし、最終章をクラウド移行プロジェクトの例に充てています。サービス別 (プロダクトカット) ではなく設計軸で編むこの構成が本書の核で、版元の紹介文にも、機能説明にフォーカスするのではなく設計のポイントを述べる方針が明記されています。同時に、コンテナ・データ分析・ AI/ML の領域はあえて簡易な記載にとどめると宣言されており、割り切りのはっきりした本です。

設計軸カットが効く理由

設計軸カットが効くのには理由があります。企業のクラウド導入でつまずくのは個々のサービスの操作ではなく、組織とシステム群をどう収容するかという構造の設計、つまりリソース階層、権限の分離、ネットワークの分割、監視と監査の仕組みです。 Google Cloud には組織・フォルダ・プロジェクトというリソース階層や共有 VPC のような固有の構造があり、 AWS の設計常識をそのまま持ち込むと IAM やネットワークの設計で食い違いが起きます。統制や既存システムとの接続といったエンタープライズ特有の要件を Google Cloud の語彙で満たす方法を体系的に扱った日本語の書籍は、刊行された 2022 年時点では貴重な存在でした。

2022 年刊行という前提の読み方

読むうえでの前提として、クラウドのサービス名や機能は変化が速く、本書の記述は 2022 年 1 月刊行時点の Google Cloud に基づきます。個別サービスの仕様や画面は変わり得るものとして読む必要がありますが、本書の主戦場であるアカウント分割・権限設計・ネットワーク設計・移行計画といった判断の枠組みは変化に強い層で、機能紹介型の本より 息の長い読み方 ができます。

向いていない目的と真価を発揮する場面

一方で、これから個人アカウントで Google Cloud を触ってみたい人が期待するハンズオンのチュートリアルではありませんし、GKE によるコンテナ運用や BigQuery でのデータ分析、 AI/ML を深く学びたい人にとっては、前述の割り切りどおり本書は入り口の案内にとどまります。その目的なら各分野の専門書を当たるほうが早道です。

本書が真価を発揮するのは、複数チーム・複数システムを収容する Google Cloud 環境の設計や提案を任される場面です。情報システム部門や SIer でクラウド基盤のアーキテクチャを描く人、 AWS や Azure の経験を土台に Google Cloud 固有の構造を短期間で押さえたい人が読めば、設計レビューで必ず問われる論点を一通り自分の言葉で説明できるようになります。企業導入の検討材料や提案書の土台として使い倒せる、実務直結の 1 冊です。

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