情報革命 400 年 顕微鏡からグーグルまで (上)(ジョウホウカクメイヨンヒャクネン ケンビキョウカラグーグルマデ ジョウ)
その他- 著者:
- ケネス・カミール/ジョン・ダラム・ピーターズ/鷲田祐一/吉森 葉(ケネス カミール/ジョン ダラム ピーターズ)
- 出版社:
- ニュートンプレス
- 出版日:
- 2022年05月18日頃
- ISBN:
- 9784315525595
- シリーズ:
- ニュートン新書 ニュートン新書
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
真贋入り混じる情報が垂れ流され,混乱や分断を生みつつある現代の情報社会。その原因はどこにあるのか,17 世紀の『事実』の成立までさかのぼり,時代ごとに特徴的な情報伝達のイノベーションを取り上げ,それによって伝播される情報の変質と,社会の変化の関わりとをていねいに追っていきます。
上巻は,レンズの発達や遠近法の発見から書き起こし,「 17 〜 18 世紀の書物や絵画,博物館」「 19 世紀の写真と新聞の発達」「 20 世紀前半の小説や雑誌の隆盛」など,メディアの中心が紙媒体だった時代を検証。科学の発展とともに,その時代の人々が増え続ける「事実」や「イメージ」をどのように扱い,かつ受け止めてきたかを鮮烈に描き出します。
はしがき
日本語版へのはしがき
序 章
第 1 章 ハムレットの忠告
第 2 章 ヴィクトリア朝期の文化と、知識の普及
第 3 章 幸せな要約の文化ーー 1920 年〜 1945 年
注 釈
技書の森解説
真偽の入り混じった情報が氾濫し、社会の混乱や分断を生む。この状況は検索エンジンや SNS が発明したものではなく、数百年かけて積み上がってきた情報伝達の歴史の帰結である。そう主張して 17 世紀まで遡るのが本書です。ケネス・カミール氏とジョン・ダラム・ピーターズ氏による著作の邦訳で、鷲田祐一氏、吉森葉氏が名を連ね、 2022 年 5 月にニュートンプレスのニュートン新書として刊行されました。
上巻が扱うのは、メディアの中心が紙だった時代です。レンズと遠近法の話から筆を起こし、 17 〜 18 世紀の書物・絵画・博物館、 19 世紀に発達した写真と新聞、 20 世紀前半に隆盛を迎えた小説や雑誌へと進みます。増え続ける「事実」や「イメージ」を各時代の人々がどう受け止め、どう扱ってきたかという視点が全体を貫いており、技術史というよりも、情報と社会の関係を追う知識史・メディア史の読み物です。新書判で持ち歩きやすい一方、内容は学術的な翻訳書の密度があり、歴史書を読み慣れているほど楽しめる難易度といえます。
偽情報対策やメディアリテラシーを考える人、情報技術の仕事をしながら「情報が社会を変える」という常套句を歴史の裏付けつきで理解し直したい人に向きます。インターネット以降を扱う下巻と対になっており、まず本巻で「事実」という概念そのものの来歴を押さえておくと、下巻の議論が立体的になります。
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