情報革命 400 年 顕微鏡からグーグルまで (下)(ジョウホウカクメイヨンヒャクネン ケンビキョウカラグーグルマデ ゲ)
その他- 著者:
- ケネス・カミール/ジョン・ダラム・ピーターズ/鷲田祐一/吉森 葉(ケネス カミール/ジョン ダラム ピーターズ)
- 出版社:
- ニュートンプレス
- 出版日:
- 2022年05月18日頃
- ISBN:
- 9784315525601
- シリーズ:
- ニュートン新書 ニュートン新書
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
真贋入り混じる情報が垂れ流され,混乱や分断を生みつつある現代の情報社会。その原因はどこにあるのか,歴史をさかのぼり,時代ごとに特徴的な情報伝達のイノベーションを取り上げ,それによって伝播される情報の変質と,社会の変化の関わりを追います。
下巻では,写真雑誌、映画、テレビ、ゴシップ誌、そしてインターネットの登場と、イメージが情報伝達に果たす役割が大きくなった時代に焦点を当てます。
撮影技術の発展と戦争との関係,「ステロタイプ」の成立に博物館が果たした役割,図書館とインターネット発達の関係など,情報社会を根元から理解するためにきわめて重要な 1 冊です。
第 4 章 世界像の時代ーー 1925 年〜 1945 年
第 5 章 世界像の時代ーー 1925 年〜 1945 年
第 6 章 プロミスキャス・ナレッジ ( 無秩序な知識) の時代ーー 1975 年〜 2000 年
終 章 ケン・カミールのプロミスキャス・ナレッジ (無秩序な知識)
謝 辞
注 釈
技書の森解説
情報の歴史をたどる二巻本の後半にあたる巻です。紙媒体の時代を検証した上巻を受けて、本巻では映画やテレビ、写真雑誌にゴシップ誌、やがてはインターネットの登場へと歩を進め、イメージが情報伝達に果たす役割が急速に大きくなった 20 世紀から 2000 年前後までを扱います。著者はケネス・カミール氏とジョン・ダラム・ピーターズ氏、日本語版には鷲田祐一氏、吉森葉氏が名を連ね、 2022 年 5 月にニュートンプレスのニュートン新書として刊行されました。
読みどころは、個別のメディアの発達史を越えて張られる補助線にあります。撮影技術の発展と戦争の関係、「ステロタイプ」という概念の成立に博物館が果たした役割、図書館の思想とインターネットの発達のつながり。 1975 年から 2000 年にかけての時代を「プロミスキャス・ナレッジ (無秩序な知識) 」と呼び、秩序立った知識の体系が崩れて雑多な情報が奔流となる過程を描く終盤は、検索エンジン以後の情報環境を考えるうえでの土台になります。新書判ながら翻訳学術書の歯応えがあり、じっくり読む前提の難易度です。
情報システムやメディアの仕事に携わりながら、偽情報や情報過多という問題を目先の対策より一段深いところから考えたい人に合います。読み終えたとき、「インターネットが社会を変えた」という言い方がいかに歴史の後半だけを切り取った表現かが、実感を伴って理解できるはずです。
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