ペーパーレス時代の紙の価値を知るの表紙

ペーパーレス時代の紙の価値を知る(ペーパーレス ジダイ ノ カミ ノ カチ オ シル)

読み書きメディアの認知科学

その他
著者:
柴田博仁/大村賢悟(シバタ,ヒロヒト/オオムラ,ケンゴ)
出版社:
産業能率大学出版部
出版日:
2018年11月
ISBN:
9784382057654
在庫:
メーカー取り寄せ
4.2(6 件 / 楽天ブックス)

なぜ注目されているか

総合2726 23 ランクダウン

技書の森解説

業務のデジタル化を進める文脈では、紙は削減すべきコストとして扱われがちです。本書はその流れに単純に棹さすのでも抗うのでもなく、「読む」「書く」という行為にとって紙と電子メディアがそれぞれ何を担っているのかを、認知科学の視点から捉え直す単行本です。著者は柴田博仁氏と大村賢悟氏の 2 名で、産業能率大学出版部から 2018 年 11 月に刊行されました。

副題は「読み書きメディアの認知科学」。紙が良いか電子が良いかという印象論ではなく、メディアの物理的な特性が人間の読み書きにどう作用するのかを研究の言葉で扱う構えの本であり、感覚的な紙擁護論とは一線を画します。書名が示す通り、主題はペーパーレスという時代状況の中での紙の価値の見定めであり、道具としてのメディア選択を考えるための土台を与える内容です。

社内文書の電子化やタブレット学習の導入を推進する情報システム部門・教育関係者、あるいは読書や文書作成のツールを設計する開発者にとって、「なぜ紙のほうが捗る場面があるのか」を言語化できることは意思決定の質に直結します。認知科学の予備知識は前提とされない主題設定なので、実務側の読者が最初の一冊として手に取れます。画面と紙を使い分ける根拠を持ちたくなったとき、立ち返る先になる本です。

この本に興味がある方におすすめ

この本に関連

関連記事

関連用語

共有:Xはてブ