Wix ではじめてのホームページ制作 (2023 年版)

ウィックス デ ハジメテ ノ ホームページ セイサク

Wix ではじめてのホームページ制作 (2023 年版) の表紙
インターネット / WEB デザイン
著者:
相澤裕介(アイザワ, ユウスケ)
出版社:
カットシステム
出版日:
2023年01月
ISBN:
9784877835279
在庫:
在庫あり
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なぜ注目されているか

総合2962位

技書の森解説

HTML や CSS を書かずに、ブラウザの画面上でパーツを置いていくだけでホームページを公開できるサービスが Wix です。『Wix ではじめてのホームページ制作 2023 年版』 (相澤裕介 著、カットシステム、2023 年 1 月刊) は、初めて Wix を使う人を対象に、ユーザー登録と Web サイトの準備から、テキストや画像の編集、パーツの配置、Wix アプリの追加、モバイルサイトの調整、公開後の管理までを B5 判フルカラーの紙面で順に案内する操作入門書です。書名の 2023 年版が示すとおり、2023 年 1 月の刊行時点における Wix の画面と機能を前提にしています。

全 5 章の構成、Wix の基本操作から Web サイトの公開と管理まで

構成は全 5 章です。第 1 章の Wix の基本操作は、Wix の概要、ユーザー登録と Web サイトの準備、テキストの編集、画像の編集、エディタの基本操作、ページの追加と削除、セクションの追加と削除、ヘッダー・フッターの編集、サイトデザインの変更という 9 つの節で土台となる操作を固めます。第 2 章のパーツの編集は、ボタン、ストリップ、ギャラリー、メニュー、Google マップ、動画 / 音楽、ソーシャル (SNS)、リスト (リピーター)、インタラクティブと、ページを構成する部品を 1 つずつ扱います。第 3 章の Wix アプリの活用ではアプリの基本操作に続いてレストランメニュー、ブログ、フォームを追加し、第 4 章のモバイルサイトの編集でスマートフォン向けの表示を整え、第 5 章の Web サイトの管理で Web サイトの公開、ビジネス情報の入力、複数サイトの管理、アップロードしたファイルの整理、アカウント設定の変更、Wix のアップグレードまでを扱います。

ブラウザだけで完結する制作と、パーツ・アプリ・モバイル編集の読みどころ

従来、ホームページを作るには HTML で構造を、CSS で見た目を記述し、できあがったファイルを置く場所を別に用意する必要がありました。Wix のようなサイトビルダーは、作成から公開までを 1 つのサービスの中で完結させます。版元の紹介文が述べるとおり、Google Chrome や Firefox といった Web ブラウザがそのまま編集ツールになり、特別なアプリケーションを用意せずに作成を始められます。利用者が扱うのはコードではなく、セクションやストリップ、ギャラリーといった視覚的なパーツで、テンプレート (版元紹介文では刊行時点で 800 種類以上と説明されています) を土台に各ページを組み替えていく流儀です。本書の第 2 章と第 3 章は、部品を選んで置くという考え方をボタンやギャラリー、ブログやフォームといった具体的な部品ごとに分解しており、Wix の画面のどこに何があるかを部品単位で覚えられる点が読みどころです。

2020 年代の Web ではスマートフォンからの閲覧が大きな比重を占め、パソコン向けに組んだページがそのまま小さな画面で読みやすいとは限りません。画面サイズに応じてレイアウトを整える 考え方が Web 制作の前提になっており、本書も第 4 章をモバイルサイトの編集にあてて、モバイルサイト編集の基本、モバイルのみ表示 / 非表示、モバイルサイトの背景、モバイルアクションバー、[トップに戻る]ボタン、ウェルカム画面とアドレスバーの色という 6 つの節で、スマートフォン表示を個別に調整する手順を扱います。

初めて Wix を使う人の前提知識と、2023 年版という時点の注意

前提知識は、パソコンとインターネット環境、そして Web ブラウザの基本操作ができることだけです。版元は対象読者を初めて Wix を使用する方としており、HTML や CSS の経験は求めません。注意点は時点です。Wix はブラウザ上で提供されるサービスなので、画面のレイアウトやメニューの名称、機能の並びは提供元の更新で変わることがあり、本書が写し取っているのは 2023 年 1 月時点の姿です。手順を追うときは、本の画面と手元の画面が細部で食い違う可能性を前提に、何を目的にどのパーツを触っているかという操作の意味を読み取る姿勢で使うと、画面が変わっても応用が利きます。また、版元公開の目次に SEO や集客を扱う項目は見当たらず、公開後にどう人を集めるかは別の情報源で補う必要があります。

Wix でまず公開したい人に向く理由と、向かない使い方

元が取れるのは、店舗や教室、個人の活動紹介などで自分のホームページを早く持ちたく、しかもコードの学習には時間を割きたくない人です。第 3 章のレストランメニューやブログ、フォームは、こうした小規模サイトで実際に求められる機能を Wix アプリで足す手順にあたり、公開まで自力でたどり着ける道筋が 1 冊にまとまっています。一方、HTML と CSS を自分で書いてサイトの隅々まで制御したい人や、サーバーを自分で選んで運用したい人には、Wix という選択そのものが合いません。Wix を使うと決めた人が、登録から公開、その後の管理までを迷わず進めるための伴走役として、本書は手堅い出発点になります。

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