LibreOffice で学ぶ情報リテラシー
リブレオフィスデマナブジョウホウリテラシー
- 著者:
- 畔津 忠博 / 吉永 敦征 / 永崎 研宣(アゼツ タダヒロ / ヨシナガ ノブユキ / ナガサキ キヨノリ)
- 注目:
- 総合 2437 位
- 出版社:
- 東京電機大学出版局
- 出版日:
- 2016年05月10日頃
- ISBN:
- 9784501554309
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
フリーソフトの LibreOffice を用いて、パソコンの基礎・ワープロ・表計算・プログラミング・図形・プレゼン・データベース等のスキルを修得するためのテキスト。課題学習型で実力がつく。情報教育実習の教材や自学自習のテキストに。課題として最近のトピックや基礎教養 (レポートの書き方、情報倫理など) を取り上げているので、ソフトの操作とあわせて関連知識も自然と習得できる。
技書の森解説
『LibreOffice で学ぶ情報リテラシー』 (畔津 忠博、吉永 敦征、永﨑 研宣 著、東京電機大学出版局、2016 年 5 月刊) は、無償で入手できるオフィスソフト LibreOffice を教材に、パソコンの基礎から文書作成、表計算、図形、プレゼンテーション、データベース、プログラミングまでを課題学習型で学ぶ情報リテラシーのテキストです。版元は、情報教育実習の教材や自学自習のテキストとして案内しています。まえがきによれば、本書は Windows 10 を前提として 1 から学ぶ形式で、Microsoft Office の使い方との違いも適宜紹介しています。
全 30 章の構成、Windows の基礎から Base の文献管理まで
目次は、第 1〜2 章のあと、<Writer> から <Base> までのソフトの見出しごとに章を置いています。Windows と LibreOffice の基礎が第 1 章「Windows の基本操作」と第 2 章「キーボードの基本と日本語入力」、ワープロの Writer が第 3 章から第 6 章で、レポートの文書の構造化とスタイル、引用と注と参考文献の書き方、表と画像の挿入、検索と置換と目次の作成を扱います。表計算の Calc は第 7 章から第 22 章で、セルの書式設定と数式、関数、グラフ、回帰分析や検定や多重比較を含む統計データの活用、データベース関数とピボットテーブルと VLOOKUP 関数による表集計、さらに変数と配列、繰り返し処理と条件分岐、並べ替えのアルゴリズムを扱う表計算ソフトによるプログラミングへ進みます。図形描画の Draw が第 23 章から第 25 章でベン図と論理表現、フローチャートの作成、プレゼンテーションの Impress が第 26 章から第 28 章でスライドの作成、デザインとアニメーション、Calc との連携、データベースの Base が第 29 章「データベースソフトの基礎」と第 30 章「データベースを用いた文献管理」です。各章の末尾に演習があり、多くの章には Microsoft Office の場合の手順が添えられています。巻末は参考文献と索引で、「LibreOffice と ODF」「フリーソフトウェアの考え方」「オープンソースの考え方」「暗号化とプライバシー」などのコラムも収めています。
まえがきにある情報リテラシーの目的と ODF
LibreOffice は、OpenOffice.org から分かれて The Document Foundation が開発を続けている OSS のオフィスソフトで、文書の標準の保存形式に国際規格の ODF (OpenDocument Format) を使います。まえがきは、本書の目的を LibreOffice の使い方を覚えることではなく情報リテラシーを身に付けることに置き、ソフトの操作は数年で覚え直しになっても、データの構造を意識した文書作成や関数を使ったデータ処理の考え方は長く使えると述べています。Writer では、見出しをスタイルで指定しておけば目次を自動で作れます。第 6 章には正規表現、第 30 章には正規化の節があります。正規表現 は文字の並びの規則で検索と置換を行う書き方です。データ正規化 は重複を減らすために表を分けて結合する設計です。まえがきは、LibreOffice ならファイルを渡す相手にソフト自体も渡せることを、制約のなさとして挙げています。
まえがきにあるタッチタイピングの勧めと独習の想定
まえがきは、高校までに「情報」の授業で操作を身に付けていない人でも一通り学べるように書いたと述べ、タッチタイピングとキーボードショートカットの習得を勧めています。同時に、プログラミングやデータベースの使い方など、パソコンにあまり習熟していない人が 1 年間で学ぶには難しそうな範囲まで含め、授業で取り組めなかった部分を後から独習できるようにしたとも書いています。
本書は、Windows の基本操作からレポート作成、Calc の統計とプログラミング、Draw のフローチャート、Impress のプレゼンテーション、Base の文献管理までを全 30 章と演習に収めています。
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