読まれる・稼げる ブログ術大全
ヨマレル・カセゲル ブログジュツタイゼン
- 著者:
- ヨス / 染谷昌利(ヨス / ソメヤマサトシ)
- 注目:
- 総合 2734 位
- 出版社:
- 日本実業出版社
- 出版日:
- 2020年09月30日頃
- ISBN:
- 9784534058058
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
はじめても 9 割が続かない…ブログを継続させ、成果につなげる 10 のポイント。
技書の森解説
ブログは始めるだけなら簡単でも、読まれて成果につながるまで続けるのが難しい。『読まれる・稼げる ブログ術大全』 (ヨス 著、染谷昌利 監修、日本実業出版社、2020 年 9 月刊) は、その難しさに正面から向き合った一般向けの実用書で、書店向けの紹介文は、はじめても 9 割が続かないと切り出したうえで、ブログを継続させ、成果につなげる 10 のポイントを掲げます。版元の紹介文では挫折せず、楽しくブログを継続させ、確実に成果につなげる 11 のコツとうたわれており、コツの数は紹介文の掲載先によって 10 と 11 で表記が分かれています。著者のヨス氏は、刊行当時の紹介では 1976 年香川県丸亀市出身のプロブロガーで、7 年間のネットショップ運営を経てフリーランス WEB 制作として独立し、バセドウ病を患って入院、2013 年 2 月に病院のベッドの上でブログ「ヨッセンス」を開始し、ブログは右肩上がりに成長して月に 100 万回以上読まれ、ブログからの収益だけで生活できるようになったと紹介されています。監修の染谷昌利氏は同じ紹介で 1975 年生まれ、株式会社 MASH 代表取締役、12 年間の会社員時代からさまざまな副業に取り組み、2009 年にインターネット集客や収益化の専門家として独立した人物です。判型は版元登録では A5 変型判です。
目次の流れ、ブログの特性から文章術、SEO、稼ぎ方、継続の鉄則まで
書店掲載の目次は、問いかけの形の項目が並ぶ構成です。ブログの「特性」を知っていると挫折しない! と ブログってなにを書けばいいの? で始める前の心構えと題材選びを扱い、わかりやすい文章を書くためには? と 1 画面に見える文章は「少なく見せる」で文章術へ進みます。読まれるための方法は、ファンを増やすために大切なこと、「最強の SEO」とは?、過去記事は宝の山の 3 項目に分かれ、続く ブログで稼ぐにはどんな方法があるの? が収益化の入口です。終盤は これって NG?「初心者失敗あるある」、継続するために知っておきたい 6 つの鉄則、そして「ブログで夢をかなえた」7 人の声で締めます。書店掲載の目次には章番号がなく、特定のブログサービスやツールの操作手順を示す項目も見当たりません。
続かないブログが多い理由と、過去記事を育てる発想
ブログが続かない理由の多くは、書いた記事が検索エンジンに評価されて読者が集まるまでに時間差があり、その間に手応えのなさで書く動機が尽きることにあります。題材が思いつかない、1 記事に時間をかけすぎて疲れる、読まれない原因が分からないという三つの壁は、始めて数か月の人が共通してぶつかるものです。読まれるブログには、検索から来る読者の疑問にまっすぐ答える記事、繰り返し訪ねてくれる読者との関係、そして一度書いた記事を放置せずに情報を更新して育て直す運用の三つがそろっており、目次に過去記事は宝の山という項目が置かれているのは、新しく書き続けるだけでなく手持ちの記事を資産として扱う発想に当たります。収益化については、広告収入、成果報酬型の紹介、自分の商品やサービスの販売といった手段が一般にあり、どれが合うかは読者層と記事の性質で変わりますが、本書ではブログで稼ぐにはどんな方法があるの? という項目がこの領域を受け持ちます。先に文章術と読者づくりの項目を置き、稼ぎ方をその後に配置する目次の順序自体が、読まれることが先で収益はその結果だという本書の立場を示しています。
ブログ初心者向けの前提と、2020 年時点の SEO を読む注意
前提知識はほとんど要りません。版元登録では商業分野の一般書に分類され、想定されるのはこれからブログを始める人と、始めたものの続かずに悩んでいる人です。一方で、刊行は 2020 年 9 月で、検索エンジンの評価の仕方や SNS の状況は刊行後に変わり得るため、「最強の SEO」とは? の項目は 2020 年時点の考え方として読み、個別の施策は書かれた時点のものとして受け止める必要があります。ブログサービスの設定手順や特定ツールの操作を教わりたい人、すでに収益化を終えて広告運用の細かな最適化を求める人、法人メディアの運営体制を組みたい人には、目次から見て本書は主題が合いません。技術ブログを書くエンジニアにとっても、コードの掲載方法や テクニカルライティング の作法を扱う本ではなく、読まれて続く記事にするための考え方を得る本として位置づけるのが適切です。
ブログを続けて成果につなげたい人が買うと元が取れる理由
元が取れるのは、ブログを始めたのに更新が止まりがちな人、なにを書けばよいか、どう見せれば読まれるかで手が止まる人、そして収益化までの全体の流れを一冊で知りたい人です。読み通すと、題材の選び方から 1 画面に見える文章を少なく見せる工夫、ファンを増やす考え方、過去記事の活かし方、収益化の選択肢、失敗の典型と継続の鉄則まで、ブログ運営の一連の判断を自分の状況に当てはめられるようになります。著者自身が病床で始めたブログを収益だけで生活できる規模へ育てた経緯が刊行時の紹介で示され、監修者がインターネット集客と収益化を専門にしてきた点も、読まれることと稼ぐことの両面を扱う本書の裏付けになっています。技術書の感想や学習記録をブログに残しているエンジニアなら、技術書ブログの書き方 と合わせて読むことで、読者に価値を届ける記事と続けられる運用の両方を組み立てられます。止まりかけたブログをもう一度動かしたい人にとって、経験に基づく手順を体系立てて示す本書は心強い一冊です。
この本に興味がある方におすすめ
関連する本
ヨス の他の書籍
関連記事
関連用語
ブロックチェーン
取引記録を分散管理し、改ざんを困難にする技術。暗号資産などの基盤
OLAP vs OLTP
オンライン分析処理 (OLAP) とオンライントランザクション処理 (OLTP) の違いと使い分け
Ruby
開発者の生産性と楽しさを重視した、日本発のオブジェクト指向プログラミング言語
CSP レポート
Content Security Policy 違反をブラウザーがサーバーに自動報告し、XSS やデータ漏洩を検知する仕組み
オブザーバーパターン
オブジェクトの状態変化を複数の依存オブジェクトに自動通知するデザインパターン
ログ集約
分散システムの複数サービスから出力されるログを一元的に収集 / 検索 / 分析する仕組み