ブログライティングの教科書

ブログライティングノキョウカショ

ブログ歴 17 年のプロが教える売れる文章術

ブログライティングの教科書の表紙
インターネット / WEB デザイン
著者:
中島大介(ナカジマダイスケ)
出版社:
朝日新聞出版
出版日:
2022年11月18日
ISBN:
9784023322622
在庫:
在庫あり
3.93(30 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
ブログ・SNSインターネット・WEB デザインSEOコンテンツ戦略ライティングマーケティングウェブビジネス収益化記事執筆デジタルマーケティング情報発信

なぜ注目されているか

総合2337位

書籍紹介

着実に収益を上げられるブログの構成の練り方から執筆ノウハウ、SEO 対策まで、稼げる記事の黄金法則を公開。たった 5 日間で「わかりやすい」「内容が濃い」と 8000RT! 伝説の「ブログ記事執筆マニュアル」が待望の書籍化。

技書の森解説

ブログで収益を上げるための記事の書き方を、収益ブログの設計から SEO 対策、文章力の鍛え方まで一冊で扱うのが『ブログライティングの教科書』 (中島大介 著、朝日新聞出版、2022 年 11 月刊、A5 判) です。副題は「ブログ歴 17 年のプロが教える売れる文章術」で、版元の紹介文によれば、公開後たった 5 日間で「わかりやすい」「内容が濃い」と 8000 RT を集めた「ブログ記事執筆マニュアル」を書籍化したものです。著者の中島大介氏は株式会社メリルの代表取締役で、書店掲載の書誌 (出版社提供) にある刊行時点の略歴では、2005 年に大学 1 年生でブログ・アフィリエイトを始め、大学院卒業後は大阪のネット系広告代理店で ASP や通販企業のウェブコンサルティングに 3 年間従事し、2015 年に株式会社メリルを創業、2019 年には名古屋でコワーキングスペース「ABC スペース」を開業しています。同時に立ち上げたオンラインサロン「ABC オンライン」はメンバー数 1,500 人以上、YouTube「ウェブ職 TV」はチャンネル登録者数 5.6 万人と、いずれも刊行時点の数字として記されています。

全 6 章の構成、収益ブログの設計から「弱者」の戦略まで

構成は全 6 章です。第 1 章「お金を稼げる収益ブログを作る」から始まり、第 2 章「10 の手順でできるブログ記事の書き方」で記事を書く工程を手順に分解します。第 3 章「プロが実践するライティングテクニック」と第 5 章「読者をひきこむ文章力を鍛える方法」が文章そのものの技術に充てられ、第 4 章が SEO 対策、締めの第 6 章 (プロが教える「弱者」のブログ戦略) へ進む配置です。版元の案内文「ブログで稼ぎたければ、ライティングを鍛え抜け!」が示すとおり、収益と文章術を切り離さずに 1 冊で扱う点が本書の骨格です。

検索意図と文章術、収益ブログのライティングが難しい理由

ブログのライティングが一般的な文章術と違うのは、読者が本文を最初から順に読む前提が成り立たない点にあります。検索エンジン経由の読者は特定の疑問を持って記事に到着し、答えが見つからなければ数秒で離脱します。そのため、記事単位で「誰のどんな検索に答えるか」を決め、見出しで答えの所在を示し、本文は読み飛ばされても要点が伝わる形に整えるという構成の設計が、文章の巧拙より先に効きます。さらに収益ブログでは、読んでもらうことと収益 (アフィリエイトや広告) につなげることを同時に設計する必要があり、記事の役割分担やキーワードの選び方といった運営全体の判断が 1 本 1 本の文章に影響します。本書が収益ブログの作り方から入り、記事の書き方を 10 の手順に分解し、SEO 対策と文章力を別々の章に分けている構成は、この「設計と文章の両輪」という難しさに沿ったものです。IT エンジニアが技術ブログを書く場合も、正確に伝える テクニカルライティング の作法に加えて、検索で見つけてもらい読み進めてもらうための構成術が必要になる点は同じです。

ブログで稼ぎたい人向けの前提知識と、向かない読者

前提知識はほとんど要りません。版元の紹介文が掲げる範囲は「着実に収益を上げられるブログの構成の練り方から執筆ノウハウ、SEO 対策まで」で、ブログを始めたい人も、既に書いているが収益に結びつかない人も、記事を書く工程から見直せる作りです。一方で、収益を目的にしない日記としてのブログを楽しみたい人や、文学的な表現力や論文の文章作法を高めたい人には焦点が合いません。また 2022 年 11 月刊のため、検索エンジンの評価基準や SNS の仕様は刊行時点のものとして読む必要があり、SEO 対策の章は考え方の骨格を学ぶものと位置づけるのが適切です。

技術書を読んだ後にブログへ書く人なら、技術書ブログの書き方 で扱う読書感想文で終わらせない構成の考え方と、本書の収益ブログ向けの手順は組み合わせて使えます。ブログを収入源に育てたい人、記事を書いても読まれない原因を執筆手順の側から突き止めたい人には、ブログ歴の長い実務者が工程として整理した本書は、投じた時間の回収が見えやすい一冊です。

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