詳解ビットコイン(ショウカイ ビットコイン)
ゼロから設計する過程で学ぶデジタル通貨システム
- 著者:
- Kalle Rosenbaum/斉藤 賢爾/長尾 高弘(カッレ ローゼンバウム/サイトウ ケンジ/ナガオ タカヒロ)
- 出版社:
- オライリー・ジャパン
- 出版日:
- 2020年03月25日頃
- ISBN:
- 9784873119083
- 価格:
- ¥4,180
- 在庫:
- 1
- 判型:
- 単行本
なぜ注目されているか
書籍紹介
ビットコインをゼロから概念的に組み立てていきながら理解する本!
ビットコインの仕組みを、技術的にじっくり理解するための本。架空の会社内におけるトークンシステム構築に携わる過程を通じて、ビットコインブロックチェーンの仕組みと概念を、豊富な図解を交えて丁寧に解説していきます。順にたどることで、ビットコインがなぜ現在の形になっていったのか、なぜ信頼できるシステムなのかを、深いレベルで理解できます。ある程度のコンピューターネットワークの知識があれば、プログラミング経験や数学の知識は不要です。
技書の森解説
ビットコインの解説書には投資寄りのものと技術寄りのものがありますが、本書は後者の中でも「図解で腑に落とす」ことに徹した一冊です。原著は Manning 刊の "Grokking Bitcoin" (Kalle Rosenbaum) で、ハッシュ関数、公開鍵暗号、マークルツリー、 Proof of Work といった要素を、架空のカフェの社内通貨システムを段階的に発展させるストーリーで説明します。各章で一つずつ問題を提示し、その解決策としてビットコインの各パーツが登場する構成のため、「なぜこの仕組みが必要なのか」が常にセットで理解できます。
名著と評される理由は、抽象的になりがちな暗号技術とコンセンサスアルゴリズムを、手描き風の豊富な図とステップバイステップの記述で視覚的に追えるようにした点にあります。コードを書く前提ではなく概念理解に特化しているため、プログラマでなくてもネットワーク構造や二重支払い防止の仕組みを把握できます。
一方で、 Ethereum やスマートコントラクトといったビットコイン以外のブロックチェーン技術には触れません。ブロックチェーン全般ではなく「ビットコインというプロトコルの内部構造」を正確に知りたい人に焦点を合わせた本であり、その目的において余計な寄り道のない構成が長所です。
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