DO-178C実践ガイドブックの表紙

DO-178C 実践ガイドブック(ディーオー ヒャク シチジュウハチシー ジッセン ガイドブック)

国産の民間航空機搭載用ソフトウェア開発への道

その他
著者:
MHIエアロスペースシステムズ株式会社(エムエイチアイ エアロ スペース システムズ カブシキ)
出版社:
三恵社
出版日:
2016年04月
ISBN:
9784864875004
在庫:
在庫あり
5(1 件 / 楽天ブックス)

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技書の森解説

民間航空機に搭載されるソフトウェアは、動けば良いという世界では認められません。型式証明の審査では DO-178C と呼ばれる規格が事実上の物差しになっており、計画・要求・設計・コーディング・検証の各工程で証跡を積み上げ、安全性を筋道立てて示すことが求められます。本書はこの規格を正面から扱う 2016 年刊行のガイドブックで、著者名義は MHI エアロスペースシステムズ株式会社。サブタイトルの「国産の民間航空機搭載用ソフトウェア開発への道」が示すとおり、国産機のソフトウェア開発を担う立場から書かれています。

DO-178C は「こう作れ」と手順を指図する規格ではなく、達成すべき目標を定める規格であるため、条文を読むだけでは現場で何をどこまでやれば適合と言えるのかが掴みにくいものです。規格対応の経験が組織に蓄積されていないまま航空分野に踏み込むと、計画文書の体系づくりやトレーサビリティの確保といった入り口で立ち往生しがちで、「実践ガイドブック」と銘打たれた本書の狙いはまさにそこにあります。開発企業の名義で書かれている点も、条文の逐条解説とは異なる立ち位置を物語っています。

読者として想定しやすいのは、航空機搭載ソフトウェアの開発や認証対応にこれから関わるエンジニア、また自動車の機能安全など隣接分野の経験を航空分野へ持ち込みたい技術者でしょう。ソフトウェア開発工程の基礎知識は前提となります。 DO-178C を日本語で扱う書籍自体が希少であり、発行元は三恵社。この分野の和書資料を探すとき、まず名前を挙げるべき存在です。

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