Cythonの表紙

Cython(サイソン)

C との融合による Python の高速化

著者:
クルト・W.スミス/中田秀基(スミス,クルト・W./ナカダ,ヒデモト)
出版社:
オライリー・ジャパン
出版日:
2015年06月
ISBN:
9784873117270
在庫:
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中級者向け
PythonCython高速化科学技術計算統計分析CC++Scipyパフォーマンス最適化コンパイラ

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書籍紹介

Python の表現力と C / C ++の速さを備えた Cython を使って、高速なシステムを効率的に開発する手法を示す。科学技術計算や統計分析の分野では恒常的にある「 Python を高速化したい」というニーズに応える一冊。 SciPy の初期の開発とメンテナンスを行っていたことで知られる Enthought 社のコンサルタントである著者がていねいに解説。

技書の森解説

Python の書きやすさを維持しつつ C 言語並みの実行速度を引き出したい、という要求に応える技術が Cython です。 Kurt W. Smith による本書 (オライリー・ジャパン) は、 Cython の言語仕様と活用法を体系的に解説した実践書であり、 Python コードに型宣言を加えてコンパイルする基本から、 C/C++ ライブラリのラッピング、 NumPy 配列との効率的な連携までをカバーしています。

本書が対象とするのは「 Python でプロトタイプは書けるが、ボトルネックの解消に C 拡張を書くのはハードルが高い」という中級以上の開発者です。 Cython はその橋渡し役であり、 Python の文法をほぼそのまま書きながら静的型付けの恩恵を受け、ホットスポットだけを選択的に高速化できます。本書はそのワークフローを具体的なプロファイリング手順とともに示します。

前提として Python の基本はもちろん、 C 言語のポインタやメモリモデルについて最低限の理解があるとスムーズです。また純粋な Python の最適化テクニック (アルゴリズム改善、ベクトル化) を先に試した上で、それでも足りない場面に本書の手法を適用するのが正しい使い方です。科学技術計算やデータ処理で Python の速度限界に直面した人にとって、 C 拡張を自力で書く以外の選択肢を提示してくれます。

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