1 週間でシステム開発の基礎が学べる本
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- 著者:
- 増井 敏克(マスイ トシカツ)
- 出版社:
- インプレス
- 出版日:
- 2023年06月21日
- ISBN:
- 9784295016809
- シリーズ:
- 1 週間で基礎が学べるシリーズ
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
発注者と受注者で職種や専門領域が異なる場合が多いシステム開発においては、関係者の頭の中はわからないことだらけになりがちです。「基礎の基礎」から学んで、他の関係者との認識ズレや連携不良を防ぎましょう。本書では 1 週間で、システム開発の全体像の把握から、大事な局面や注意点について基礎的な知識を得るまでをサポートします。
技書の森解説
『1 週間でシステム開発の基礎が学べる本』 (増井 敏克 著、インプレス、2023 年 6 月刊) は、システム開発の全体像と各工程の要点を、1 日目から 7 日目までの 7 つの区切りで説明する初心者向けの解説書です。インプレスの「1 週間で基礎が学べるシリーズ」の 1 冊で、版元の書籍ページは「1 週間でわかるシステム開発の全体像と要点」と掲げています。紹介文によれば、発注者と受注者で専門領域が異なることの多いシステム開発では関係者の認識のずれが生じやすく、それが役に立たないシステムを生んだり訴訟問題に発展したりすることがあるため、本書は受注者と発注者の双方を含めた視点から、開発業務の全体像とポイントを説明するとしています。
1 日目から 7 日目まで、全体像から完成後の業務への構成
目次は、1 日目「システム開発の全体像を把握する」、2 日目「「人」を知り、「お金」と「時間」の管理を学ぶ」、3 日目「「開発するシステムの中身」を決める工程の概要とポイントを知る」、4 日目「設計工程の概要とポイントを知る」、5 日目「開発・実装工程の概要とポイントを知る」、6 日目「テストの概要とポイントを知る」、7 日目「システム完成後の業務について学ぶ」の 7 つです。版元の書籍ページのお詫びと訂正には、EVM の指標の例を示した表で BAC の綴りを Budget At Completion に直す訂正が掲載されています (2026 年 10 月時点)。
発注者と受注者の認識のずれが生まれやすい場面
システム開発の関係者のずれが生まれやすいのは、作るものを決める段階です。発注者が業務の言葉で語る要望を、受注者がシステムの機能や画面、データの形に置き換える 要件定義 の作業では、暗黙の前提や例外の扱いが言葉にされないまま残りやすく、その抜けは設計と実装を経て、完成間近になってから表に出ます。後の工程で見つかった食い違いほど直す範囲が広がるため、作るものの範囲と受け入れの条件を早い段階で文書にして双方で確かめることが重視されます。作ったものが要求どおりに動くかを確かめる テスト は、部品ごとの確認から全体を組み合わせた確認、利用者による受け入れの確認まで段階を分けて行うのが一般的で、発注者が関わる場面もあります。
費用と時間の管理、EVM という考え方
開発の計画と進み具合を数字で追う プロジェクトマネジメント の手法の一つが、アーンドバリューマネジメント (EVM) です。EVM では、完成までの予算の総額 (BAC) に対して、その時点までに予定していた作業の価値、実際に終えた作業の価値、実際にかかった費用を同じ金額の物差しで並べ、予定と実績の差から遅れと予算の超過を読み取ります。システムは完成して引き渡した後も、運用と保守の業務が続きます。版元の書籍ページの著者紹介 (2026 年 10 月時点) によれば、増井 敏克は増井技術士事務所の代表で、技術士 (情報工学部門) です。
本書は、システム開発の全体像の把握から、人とお金と時間の管理、作るものを決める工程、設計、開発と実装、テストを経て、システム完成後の業務までを 7 日分の構成に収めています。
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