図解まるわかり セキュリティのしくみ
ズカイマルワカリセキュリティノシクミ
- 著者:
- 増井 敏克(マスイ トシカツ)
- 出版社:
- 翔泳社
- 出版日:
- 2018年09月21日頃
- ISBN:
- 9784798157207
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
攻撃や対策、組織体制もすべて図解
確かな知識がつく「使える教科書」
【本書のポイント】
・解説とイラストがセットで理解しやすい
・考え方から技術、運用方法までを網羅
・キーワードから知りたい項目を調べやすい
・管理者にも開発者にも役立つ基本がわかる
【こんな人におすすめ】
・企業においてセキュリティ対策をしたい人
・セキュリティを考慮したシステムを開発したい人
・個人情報の管理における注意点を知りたい人
・セキュリティ関連の資格試験を受ける人
・自身のセキュリティを高める必要を感じている人
【内容紹介】
企業におけるセキュリティでは、
小さなことでも気づいたことを
少しずつ改善していく、
その積み重ねが大切です。
そこで、本書では見開きで
1 つのテーマを取り上げ、
図解を交えて解説しています。
最初から順に読んで
体系的な知識を得るのはもちろん、
気になるテーマやキーワードに
注目しながら読むなど、
状況に合わせて活用してください。
【目次】
第 1 章 セキュリティの基本的な考え方 〜分類して考える〜
第 2 章 ネットワークを狙った攻撃 〜招かれざる訪問者〜
第 3 章 ウイルスとスパイウェア 〜感染からパンデミックへ〜
第 4 章 脆弱性への対応 〜不備を狙った攻撃〜
第 5 章 暗号 / 署名 / 証明書とは 〜秘密を守る技術〜
第 6 章 組織的な対応 〜環境の変化に対応する〜
第 7 章 セキュリティ関連の法律・ルールなど 〜知らなかったでは済まされない〜
技書の森解説
情報セキュリティの全体像を、攻撃の手口、技術的な対策、組織としての運用、関連する法律の 4 つの方向から一冊で見渡せるようにした入門書が『図解まるわかり セキュリティのしくみ』です。著者は増井 敏克、版元は翔泳社で、書店発売日は 2018 年 9 月 21 日です。見開きで 1 つのテーマを取り上げて図解を交えて説明する形式で、版元は企業でセキュリティ対策をしたい人、セキュリティを考慮したシステムを開発したい人、個人情報の管理の注意点を知りたい人、関連の資格試験を受ける人などを想定読者に挙げ、管理者にも開発者にも役立つ基本がわかる本と案内しています。
全 7 章の構成、基本的な考え方から法律と資格まで
本文は全 7 章です。第 1 章「セキュリティの基本的な考え方 〜分類して考える〜」は攻撃者の目的、情報資産と脅威とリスク、セキュリティの三要素から始まり、認証と認可、パスワードを狙った攻撃、多要素認証、生体認証までを扱います。第 2 章「ネットワークを狙った攻撃 〜招かれざる訪問者〜」は盗聴や改ざん、なりすまし、DoS 攻撃から、ファイアウォール、IDS と IPS、DMZ、無線 LAN の暗号化へ進みます。第 3 章「ウイルスとスパイウェア 〜感染からパンデミックへ〜」はマルウェアの種類、フィッシング、ランサムウェア、標的型攻撃、IoT 機器のウイルスを、第 4 章「脆弱性への対応 〜不備を狙った攻撃〜」は SQL インジェクションやクロスサイトスクリプティングなどの代表的な攻撃と、脆弱性診断、WAF、CVSS による評価を取り上げます。第 5 章「暗号 / 署名 / 証明書とは 〜秘密を守る技術〜」は共通鍵暗号と公開鍵暗号、証明書と認証局、ハッシュ、電子署名、SSH や VPN を、第 6 章「組織的な対応 〜環境の変化に対応する〜」はセキュリティポリシー、ISMS、CSIRT によるインシデントへの初期対応、BCP、フォレンジック、シャドー IT などを扱います。最後の第 7 章「セキュリティ関連の法律・ルールなど 〜知らなかったでは済まされない〜」は個人情報保護法、GDPR、不正アクセス禁止法、電子署名法などの法律と、関連する資格の紹介です。どの章も末尾に手を動かして確かめる「やってみよう」の項目が置かれています。
守る対象と脅威を分けて考える、入門の土台
情報セキュリティ を学び始めた人がつまずきやすいのは、用語の多さそのものより、個々の対策が何を守るためのものかが見えにくい点です。機密性、完全性、可用性という三要素を軸にすると、暗号化は盗み見を防ぎ、ハッシュや電子署名は改ざんを見抜き、二重化や無停電電源装置は止まらないことを支える、というように対策を目的ごとに整理できます。本書の第 1 章は、脅威を人的、技術的、物理的に分類する節と、三要素とその他の特性を扱う節を、個別の技術を扱う第 2 章以降より前に置いています。一つの対策が破られても別の層で食い止める 多層防御 は、入口の防御だけに頼らない設計の基本です。第 2 章には、攻撃をどこで防ぐかを入口対策と出口対策から整理する節があります。
2018 年の刊行時点の前提と、資格学習への使い方
本書は 2018 年 9 月の刊行で、法律の章や技術の節は刊行時点の制度と用語にもとづいています。たとえば第 5 章の節題には SSL や常時 SSL という表記があります。Web サイトの通信を暗号化する仕組みは技術的には後継の TLS として運用されており、用語集の HTTPS と TLS とあわせて読むと名称の対応が分かります。第 7 章の資格の節は情報セキュリティマネジメント試験、情報処理安全確保支援士、CISSP を挙げていますが、IPA の試験制度の見直しの案内 (2026 年 10 月時点) では、経済産業省と IPA が 2027 年度から新試験制度に移行することを予定しています。資格の対策に使う場合は、受験する年度の試験要綱を IPA の公式サイトで確かめ、本書は用語どうしを図で結びつける下準備として使えます。
業務でセキュリティの担当を任されたばかりの人や、開発の現場で脆弱性やインシデントの話題についていけないと感じている人にとって、攻撃から法律までを見開きの図で一巡できる本書は、どこから手を付ければよいかの見当をつけるための入口になります。最初から通読しても、気になるキーワードの見開きから拾い読みしてもよい構成なので、まず第 1 章を読み、手元の業務で気になる章へ進んでみてください。
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