Obsidian で“育てる”最強ノート術 -- あらゆる情報をつなげて整理しよう
オブシディアンデソダテルサイキョウノートジュツアラユルジョウホウヲツナゲテセイリシヨウ
- 著者:
- 増井 敏克(マスイ トシカツ)
- 出版社:
- 技術評論社
- 出版日:
- 2023年10月18日
- ISBN:
- 9784297137199
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
ノートやメモを作成・管理するためのさまざまなツールがあふれるなか、昨今とくに注目を集めているのが、ノート間の「つながり」に着目した Obsidian というツールです。本書では Obsidian の基本的な使い方と考え方、さらにはさまざまなプラグインを取り入れた活用のアイデアを紹介していきます。仕事も趣味も、タスクも日誌も……あらゆる情報をつなげ、あなた専用の「もうひとつの脳」を育てましょう!
■第 1 章: 情報をつなげればノートは育つ
■■1.1:ノートアプリに最低限求められること
■■1.2:よく使われる「ノートアプリ」の機能たち
■■1.3:けれど「フォルダで分類」は難しい!
■■1.4:ノートをつなげて管理しよう
■第 2 章: Obsidian をはじめよう
■■2.1:Obsidian の特徴
■■2.2:Obsidian の基本操作
■■2.3:Obsidian のプラグインとカスタマイズ
■■2.4:複数デバイスでの同期
■第 3 章: Obsidian を習慣化しよう
■■3.1:デイリーノートで作る気軽な日誌
■■3.2:仕事の情報はすべて Obsidian へ!
■■3.3:趣味の本や映画も Obsidian で整理
■第 4 章: Obsidian でタスクも管理しよう
■■4.1:タスク管理の考え方
■■4.2:タスクとカレンダーをつなげる
■■4.3:タスクとノートをつなげる
■■4.4:タスクとプロジェクトをつなげる
■第 5 章: あらゆるものをつなげて新しいアイデアを発想しよう
■■5.1:思考をつなげるノート作成の考え方
■■5.2:Obsidian でノート間のつながりを見る
■■5.3:視点を変えて、つながったデータを可視化する
■第 6 章: データベースで細かな情報まで自在に管理しよう
■■6.1:データベースとしてノートをつなげる
■■6.2:データベースとして活用する
■付録: Markdown リファレンス
技書の森解説
メモアプリを何度乗り換えても、フォルダ分けが破綻して探せなくなる。この繰り返しの原因を、本書は「情報を分類で管理しようとすること」自体に求めます。『Obsidian で"育てる"最強ノート術』 (技術評論社、2023 年 10 月刊、A5 判 208 ページ) は、ノート同士をリンクでつなげることに軸足を置いたツール Obsidian の入門書で、著者は『IT 用語図鑑』や『「技術書」の読書術』など多数の著書を持つ技術士 (情報工学部門) の増井敏克氏です。
リンクで知識の網を作る設計思想
Obsidian が他のメモアプリと違うのは、Markdown のプレーンテキストを手元に保存し、ノート間のリンクとバックリンクで知識の網を作っていく設計にあります。フォルダの階層は「1 つのノートは 1 か所にしか置けない」という制約を持ちますが、リンクなら 1 つのメモを複数の文脈から参照でき、書いた時点では気づかなかったつながりが後から見えてきます。書名の「育てる」はこの性質を指しており、第 1 章はまさに「情報をつなげればノートは育つ」という考え方の解説から始まります。データが特定サービスに閉じ込められないローカルのテキストファイルであることも、長く使う知識基盤としての安心材料です。
考え方から応用へ進む全 6 章の構成
構成は考え方 → 基本 → 習慣 → 応用の順です。第 2 章で Obsidian の特徴と基本操作を押さえ、第 3 章でデイリーノート (日付ごとの気軽な日誌) を起点に使うことを習慣化し、第 4 章でタスクとカレンダーをつなげる管理、第 5 章でノート同士をつなげて発想を生む使い方、第 6 章でデータベースとして細かな情報を管理する方法へ進みます。プラグインを取り入れた活用アイデアも紹介され、素の状態では素朴なこのツールを自分の用途に合わせて組み立てる道筋が示されます。
向いている読者と刊行時点の注意
版元が対象に挙げるのは、Markdown 形式でメモを取りたい IT エンジニア、ノート術 に興味があるビジネスパーソン、覚えることの多い医療系 / 法学系などの学生です。実際、エンジニアには「コードもメモも同じテキストで、Git やエディタと同じ感覚で扱える」点が刺さりやすく、非エンジニアには日誌とタスクから入る第 3〜4 章が導入として機能します。一方、チームでの共同編集を主目的にする人や、細かな設定の探究を面倒に感じる人には、共有機能が中心のサービスのほうが合います。またアプリの UI やプラグイン事情は変わっていくため、2023 年刊行時点の画面が前提であることは織り込んでください。
メモが「書いたきり死んでいく」ことに飽きた人にとって、リンクで育てる方式は一度体験すると戻れない類の変化です。ツールの乗り換え遍歴を終わらせたい人が、考え方ごと Obsidian を導入する最初の一冊として、コンパクトで実用的な選択肢です。
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