業務改善コンサルタントが教える Excel VBA 自動化のすべて〜35 の事例で課題解決力を身につける〜
ギョウムカイゼンコンサルタントガオシエルエクセルブイビーエージドウカノスベテサンジュウゴノジレイデカダイカイケツリョクヲミニツケル
- 著者:
- 永井 雅明(ナガイ マサアキ)
- 注目:
- 総合 1077 位
- 出版社:
- 技術評論社
- 出版日:
- 2022年12月28日
- ISBN:
- 9784297132736
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
本書は VBA を活用し、独力で業務効率化・業務自動化を実現できるような力を身につけることを目指します。
データの転記や集計といったある程度形式が決まった業務は、同じ手作業を繰り返すだけにもかかわらず、時間を費やし、ときにはミスを引き起こします。そのような定例の業務はどの職場にもあるはずです。
ルーティンワークを自動化し、仕事の効率化を図りましょう!
本書は、日常業務を自動化したい読者を対象に、ビジネスの現場で役立つ Excel VBA の知識を解説します。
ただ VBA の文法を解説するだけではありません。35 の業務事例を題材に、以下のふたつを徹底的にトレーニングします。
・課題を解決に導く力
・業務で頻出する VBA の書き方
これらの力を鍛えることで、業務や職種、職場が変わっても、どこでも通用する Excel VBA のスキルを身につけることができます。
また、第 1 章で VBA の基本知識を紹介するので、初学者の方でも問題ありません。しっかり学習したうえで、第 2 章以降の業務課題に取り組むことができます。
本書の最大の特長は、業務に直結した題材です。Excel VBA の入門書の多くは、文法知識の習得が中心で、業務事例はほとんどありません。
本書は、業務改善コンサルタントである著者がこれまで携わってきた業務改善事例を解説の題材とし、その中で必要な知識や考え方を紹介していきます。
例えば、以下のような題材があります。
「商品マスタにデータを登録する」
「アンケートデータを整える」
「契約件数と契約金額を集計する」
「メールを一括作成する」
各業務課題の解説は以下のように構成しています。
・題材の説明
・知識 (文法) の解説
・コードの書き方
・応用例 (さらに実用的にするにはコードをどう変えたらよいかなど紹介)
業務課題という切り口で解説していく本書ですが、このように必要な知識はしっかり解説していきます。基本的な解決法が見つかったら、応用例にも挑戦してみてください。
たくさんの業務課題を詰め込んだ 1 冊です。読者が取り組んでいる業務課題と近い事例を本書の目次から見つけることができれば、業務の自動化に一歩近づきます。
自動化によって今行っている日常業務の大半をゼロにできれば、もっと付加価値の高い業務に時間を割くことができますし、残業時間を減らすこともできま す。Excel VBA を使いこなすスキルを磨いて、どんな業務課題でも独力で解決できるようになりましょう。
技書の森解説
Excel で繰り返している転記や集計、チェックの手作業を、VBA で自分の手で自動化できるようになるための実践書です。『業務改善コンサルタントが教える Excel VBA 自動化のすべて』は永井雅明が著し、技術評論社から 2022 年 12 月 28 日に発売されました。副題は「35 の事例で課題解決力を身につける」です。版元は日常業務を自動化したい読者を対象とし、経理財務、人事、経営企画、広報、営業などの業務を想定していると案内しています。紹介文によると、第 1 章で VBA の基本知識を紹介するため初学者でも取り組め、そのうえで第 2 章以降の業務課題に進む構成です。版元の著者紹介では、著者は日本頭脳株式会社の代表取締役で、IT ストラテジストと応用情報技術者の資格を持ち、プライスウォーターハウスクーパースの出身とされています。
全 9 章の構成、基本知識から 35 の業務事例へ
第 1 章「たったこれだけ! 業務で使う基本知識」は、仕事をコンピューターに任せる考え方から入り、VBE を開いてプロシージャを作り、ボタンを設置して保存する準備を経て、セル、行と列、シート、ブックの操作、変数と定数と配列、最終行や最終列の取得、分岐と繰り返し、ファイルとフォルダーの操作、関数、よく出るエラーと対処法、マクロ記録やインターネットで書き方を調べる方法までを扱います。第 2 章以降は事例集で、第 2 章が商品マスタへの登録や会議室の予約管理といった繰り返しと分岐の組み合わせ、第 3 章が勤怠データの入力ミスのチェックや顧客名簿の名寄せ、第 4 章が受注案件の分割や商品マスタと販売履歴の結合といったデータの抽出です。第 5 章は勤怠管理表やシフト表を作るデータの加工、第 6 章は契約件数と契約金額の集計やピボットテーブルの作成、第 7 章は案内状や納品書の一括作成と CSV ファイルへの出力を扱います。第 8 章は複数のファイルに分かれたデータを 1 つの表に集約する事例で、最後の第 9 章「Outlook/Word/PowerPoint/Web を自在に操作する」では、依頼メールの一括作成、プレゼンテーションのテキストの抽出、Word 形式の書類の一括作成、Web サイトからのデータの抽出を取り上げます。紹介文によると、各課題は題材の説明、知識 (文法) の解説、コードの書き方、応用例の順で解説されます。
配列と最終行の取得、実務の VBA で速さと頑丈さを支える部分
第 1 章は配列や最終行の取得に節を割いています。VBA からセルを 1 つずつ読み書きすると、そのたびに Excel 本体とのやり取りが発生し、数万行の表では処理が目に見えて遅くなります。表の範囲をまとめて配列に読み込み、VBA の中で計算してから一度に書き戻す形にすると、この往復が減って処理が大きく速くなります。また、毎月件数が変わる表を扱うマクロでは、範囲を固定で書くと行が増えた月に取りこぼしが出ます。最終行を取得して範囲を決める書き方は、こうした変化に耐える 定型業務の自動化 の土台になります。第 9 章の Web サイトからのデータの抽出は スクレイピング と呼ばれる技法で、実務で使う場合は相手のサイトの利用規約やアクセスの頻度にも配慮が必要になります。
Excel VBA で日常業務を自動化したい担当者と初学者に向く 1 冊
本書が向いているのは、経理や人事、営業などの職場で、毎月同じ形の転記や集計に時間を取られている人です。目次の事例は業務の名前で並んでいるため、自分の仕事に近い事例を探し、その節から読み始める使い方ができます。VBA に初めて触れる人も第 1 章から順に進めば事例に入れますが、Excel の表やセル参照の基本操作に不安がある場合は、先に標準機能の本で土台を作っておくと理解が早くなります。目次にユーザーフォームの作り込みは無く、画面を備えた業務アプリケーションを組み立てたい人には目的が少し異なります。入門から中級へ進む道筋は Excel と VBA の本の選び方 でも段階別に整理しています。文法の解説だけで終わらず、職場の課題をコードに落とし込む手順を 35 の事例で繰り返し確かめたい人にとって、手元の業務に近い 1 題から自動化を始められる 1 冊です。
この本に興味がある方におすすめ
関連する本
関連記事
Excel / VBA 本ガイド - 関数の底上げからマクロ自動化の独学まで
Excel と VBA を独学するための本の選び方を段階別に整理。標準機能と関数で仕事を底上げする本、マクロと VBA の入門書、保守できるコードへ進む中級書、資格対策や Python への分岐まで、2026 年 8 月時点の定番で解説します。
Python 本の選び方 - 独学の最初の 1 冊から実務品質まで
Python 本の選び方を「動機」から逆算して整理。プログラミング未経験の最初の 1 冊、業務自動化に直結する本、型ヒントとコード品質で実務水準へ進む本まで、2026 年 8 月時点の定番を独学ルートに沿って解説します。
子育てエンジニアが月 2 冊読むためのタイムハック
子どもが生まれて自由時間が激減したエンジニアへ。育児と両立しながら技術書を読み続けるための、隙間時間の見つけ方と読書スタイルの工夫を紹介します。