パーフェクト Excel VBA

パーフェクトエクセルブイビーエー

パーフェクト Excel VBA の表紙
アプリケーション
著者:
高橋宣成(タカハシノリアキ)
出版社:
技術評論社
出版日:
2019年11月25日頃
ISBN:
9784297108755
在庫:
在庫あり
4.33(3 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
EXCELアプリケーションVBAプログラミングアプリケーション開発スクリプティングオートメーションマクロソフトウェア開発コード再利用メンテナンス性

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書籍紹介

VBA に関して、世にある情報の多くは「使い方」にフォーカスしすぎており、「構造」や「体系」、「作法」に触れていない場合も多く、そのためか他の言語にくらべ、メンテナンス性や再利用性の低いコードや運用しづらいマクロがまん延している状況にあるともいえます。こうした状況を打破するためには、本質的には、最初から言語の体系や構造を理解し、作法が身につくように学ぶことが最善の策といえます。本書は、Excel VBA で本格的なアプリ開発などを目指す人のためのバイブル的 1 冊として、基礎から応用までを、体系的に詳しく学べる解説書です。

技書の森解説

Excel VBA を、言語を構成する要素の順に体系立てて学び直すための解説書です。『パーフェクト Excel VBA』 (高橋宣成 著、技術評論社、2019 年 11 月 25 日発売) について、版元は、値、式、ステートメント、プロシージャ、モジュール、プロジェクトとライブラリという言語を構成するレイヤーを正しく理解して、言語の構造と体系が理解できる章構成と説明しています。版元の概要は、学習と実践を重ねてマクロを本格的に活用し始めた頃から悩まされる「VBA ならではの問題」として、理解があやふやなのに動いてしまうことや、同じ目的に対して書き方がいくつも存在すること、たくさんの「自己流」があること、クラスやオブジェクトモジュールなどの概念を学ぶ機会がないことを挙げています。そのうえで、言語としての VBA と学習環境の特徴を知り、VBA の体系を学習の土台として整え、その上に主要なライブラリの知識を乗せ直すという再学習の手順を示しています。

全 4 部 14 章の構成、言語仕様からアプリケーション開発まで

目次は 4 つの Part と全 14 章です。Part1 は第 1 章「イントロダクション――VBA の概要」で、VBA の体系の理解、VBA の作法、本書を使った学習の進め方、Visual Basic Editor を扱います。Part2「Excel VBA の言語仕様」は第 2 章「式と値」から第 7 章「プロジェクトとライブラリ」までで、データ型と演算子、スコープ、識別子とネーミング、変数、列挙型、配列、ユーザー定義型、フロー制御とエラー処理、Sub、Function、Property の各プロシージャ、標準モジュールとオブジェクトモジュール、クラスモジュール、イベントの活用、参照設定とアドインの節があります。Part3「ライブラリ」は第 8 章「VBA ライブラリその 1――VBA 関数」から第 13 章「Scripting ライブラリ」までで、文字列や日付、型変換の関数、Collection クラスと自作コレクション、配列の操作、Excel の Application、Workbook、Worksheet、Range の各クラスとテーブル、ユーザーフォームとコントロール、FileSystemObject と Dictionary を扱います。Part4 の第 14 章「アプリケーション開発」は、名簿管理ツールの開発を題材に、データベースの準備、クラスの作成、シートモジュールの処理、ユーザーフォームの作成、運用の想定までをたどります。

スコープとモジュール、クラスモジュールの考え方

VBA のコードはモジュールという単位に書き、モジュールにはプロシージャを並べる標準モジュールと、シートやブック、ユーザーフォーム、クラスに結びつくオブジェクトモジュールがあります。変数 をどこで宣言するかによって、その変数を参照できる範囲が、プロシージャの中だけ、モジュールの中だけ、プロジェクト全体と変わります。この スコープ を意識せずに変数を共有すると、どこで値が書き換わったかを追いにくいコードになります。クラスモジュールは、データと、そのデータを扱うプロパティやメソッドを 1 つの型としてまとめる仕組みで、VBA で オブジェクト指向 の考え方を取り入れる入り口になります。本書は第 3 章でスコープと変数を、第 6 章でプロパティとメソッドの定義、クラスモジュール、イベントの活用を扱い、第 14 章でもクラスの作成の節を設けています。

参照設定とライブラリ、ファイル操作と辞書

VBA から使える機能の多くは、VBA 自体と Excel、ユーザーフォーム用の MSForms、ファイルシステムや辞書を提供する Scripting といった ライブラリ に分かれています。Excel の Range や Worksheet も、Excel ライブラリが提供するクラスです。Scripting ライブラリの機能は、参照設定でライブラリを登録してから型を指定して使う方法と、CreateObject で実行時に生成する方法のどちらでも呼び出せます。第 7 章は参照設定とライブラリ、第 13 章は FileSystemObject によるドライブ、フォルダー、ファイル、テキストファイルの操作と、Dictionary クラスによる辞書の操作を扱います。

版元は、業務で VBA に関わるエンジニア、VBA を根本から学習しプロを目指したいと考えている人、VBA の基本はある程度理解しているが応用力が足りないと感じている人を読者に挙げています。刊行時の版元の著者紹介では、高橋宣成は株式会社プランノーツ代表取締役で、VBA、Google Apps Script、Python などのプログラム言語の研修やセミナー講師、執筆といったノンプログラマー向けの教育活動を行っています。言語仕様、主要なライブラリ、名簿管理ツールの開発までを、4 つの Part と 14 の章に収めた解説書です。

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