データ分析力を高める ビジネスパーソンのための SQL 入門

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データ分析力を高める ビジネスパーソンのための SQL 入門の表紙
アプリケーション
著者:
高橋 光(タカハシ ヒカル)
出版社:
技術評論社
出版日:
2023年03月16日
ISBN:
9784297134433
在庫:
在庫あり
4.33(3 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
SQLアプリケーションプログラミングデータ分析SQLiteIoT

なぜ注目されているか

総合1256位 ↑ 2 ランクアップ

書籍紹介

変化の激しい今の時代、これまでの経験則だけでビジネスにおける重要な決定を下すことは難しくなってきました。そんなときに使われるのがデータ分析です。仮説を立て、データを活用して検証することで、カンや経験だけではない根拠にもとづいて意思決定をすることができます。
スマートフォン、IoT などの普及により、企業はあらゆるデータを取得することができるようになりました。そんな中で、データの取得はエンジニアだけの仕事ではなくなってきています。ほしいデータをそのつどエンジニアに依頼していると時間がかかります。ビジネスパーソンがデータ分析力を身につけ、自らデータの収集、検証を行うことで、素早い意思決定が可能になります。こういった背景から、データ分析力で汎用的に使える SQL を学ぶ必要性も高まっています。

本書では、データ分析のための SQL という観点から、実務として活用できる必要最低限の知識をまとめます。到達目標は以下のとおりです。

・ビジネスパーソンとしてデータ分析に必要な SQL の構文について理解できる
・他の人が書いた SQL、もしくは自分が過去に書いた SQL を参考にして、ほしいデータを抽出することができる

あえて難しい内容まで踏み込まないことで、SQL 初心者でも挫折することなく、最後まで読み進めることができる本を目指します。
以下は、本書で扱う内容です。

・エンジニアとしてではなくビジネスパーソンとしてデータ分析に必要な SQL の知識
・SQL の読み解きができる能力を身につける

本書はただ読み進めるだけでなく、自分の PC に SQL を実行できる環境を構築し、ハンズオンで学びます。DB は、比較的導入が簡単な SQLite (DB Browser for SQLite) を使用します。自身の PC で実際に SQL を実行し、どんな結果が返ってくるのか確認しながら進めることで、ただの知識としてではなく、実務として使えるようなスキルが身につきます。

技書の森解説

欲しい数字が出るたびにエンジニアへ抽出を頼んでいると、確かめたい仮説があっても結果が届くまで待つことになります。『データ分析力を高める ビジネスパーソンのための SQL 入門』 (高橋光 著、技術評論社、2023 年 3 月 16 日発売) は、ビジネスパーソンが自分でデータを取り出して確かめられるように、データ分析に必要な SQL の構文を必要最低限に絞ってまとめた入門書です。版元が示す到達目標は、データ分析に必要な SQL の構文を理解することと、他の人や過去の自分が書いた SQL を参考にして欲しいデータを抽出できるようになることの 2 つです。

全 9 章の構成、SQL の基本概念からサブクエリと WITH 句まで

第 1 章でデータ分析がビジネスに必要な理由と SQL の基本的な概念を押さえたあと、第 2 章で SQLite を使った分析環境を自分の PC に用意します。版元の紹介によれば、使うツールは導入が比較的簡単な DB Browser for SQLite で、実際に SQL を実行して結果を確かめながら進めるハンズオン形式です。第 3 章は SELECT と LIMIT と ORDER BY、第 4 章は集約関数と GROUP BY と DISTINCT、第 5 章は WHERE と HAVING、第 6 章は JOIN による「横」の結合で、内部結合と左外部結合を扱います。第 7 章は UNION による「縦」の結合、第 8 章は CASE 式による分類、第 9 章はサブクエリと WITH 句です。第 3 章から第 9 章では、章の末尾の演習問題の直前に「データ分析における「SELECT」の考え方」のような、その章の構文を分析でどう考えるかの節が置かれています。

分析の問いを SQL の句に置き換える考え方

SQL は、何をどう計算するかの手順ではなく、どんな結果が欲しいかを書く言語です。この性質のおかげで、分析の問いを言葉にできれば、それを句に分けて置き換えられます。たとえば地域別の売上を知りたいなら、地域で GROUP BY して売上を合計し、一定額を超える地域だけに絞るなら集約後の条件として HAVING を使う、という具合です。WHERE が集約前の行を絞り、HAVING が集約後のグループを絞るという違いについて、本書は第 5 章でこの 2 つを並べて扱います。JOIN では、左外部結合を使うと相手側に一致する行が無いデータも残るため、購入履歴の無い顧客を数え漏らさずに済みます。CASE 式は金額や年齢を区分に分けて集計するときに使われ、サブクエリと WITH 句は複雑な抽出を段階に分けて読みやすくする手段です。

版元が挙げる読者と、目次に無い題材

版元は対象として、SQL をこれから学ぼうと思っている人、仕事で SQL を触り始めたもののよく分からない人、Excel を使ってデータ集計している人、もっと効率的な環境でデータ分析したいビジネスパーソンを挙げています。著者は、版元の著者紹介によれば 2011 年にヤフーへ入社してエンジニアとして働き、2016 年からイーブックイニシアティブジャパンでデータサイエンスグループを立ち上げて社内の SQL 勉強会などに取り組み、2021 年から外資系コンサルティング企業でデータを活用したマーケティング支援を行っています。一方で、版元はあえて難しい内容まで踏み込まない方針を示しており、目次にもデータベースの設計、インデックスや実行計画のチューニング、データの更新や削除の構文は見当たりません。データベースの設計と運用の本は データベースの設計まで学べる本 で扱っています。

社内に分析用のデータベースがあるのに数字の取り出しを人に頼っている人、あるいは他の人が書いたクエリを読み解いて少しずつ書き換えたい人に向けて、本書は、自分で データ分析 を回すための SQL の構文を扱います。第 3 章から第 9 章の末尾には演習問題があります。

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