[改訂新版]プロになるためのWeb技術入門の表紙

[改訂新版]プロになるための Web 技術入門(カイテイシンパンプロニナルタメノウェブギジュツニュウモン)

インターネット・WEBデザイン
著者:
小森 裕介(コモリ ユウスケ)
出版社:
技術評論社
出版日:
2024年11月28日頃
ISBN:
9784297145712
在庫:
在庫あり
5(5 件 / 楽天ブックス)

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インターネット・WEBデザイン
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書籍紹介

なぜ Web システムをうまく作ることができないのか?--本書は 2010 年に初版が発行されました。 Web に携わるエンジニアだけでなく、 Web マーケティング担当者にいたるまで Web の仕組みを根本から理解するための技術書として多くの方々に利用されました。それから 10 数年の月日が流れ、本書の特徴である技術の根本をていねいに解説するスタイルはそのままにアップデートを図りました。最新の Web 技術を取り入れて全面改訂です。さらに技術を学ぶ上でのさまざまな悩みを解消し、エンジニアとして成長していく手がかりをふんだんに盛り込みました。もちろんサンプルアプリケーションプログラムを試しながら理解を深めていく工夫もしています。本書によって本質をとらえるプロの技術力も得てください。

技書の森解説

フレームワークのチュートリアルは完走できるのに、その裏で何が起きているかは説明できない。『[改訂新版]プロになるための Web 技術入門』 (小森裕介 著・技術評論社・ 2024 年 11 月刊行・ 528 ページ) は、その状態を抜け出すための本です。 2010 年刊行の初版は、エンジニアだけでなく Web マーケティング担当者まで、 Web の仕組みを根本から理解するための本として広く読まれてきました。改訂新版は約 14 年ぶりの全面改訂で、技術の根本をていねいに解説するスタイルはそのままに、内容を 2024 年時点の Web 技術へ引き上げています。

発展史から理解する章構成

本書の視点は一貫して「発展史から理解する」です。冒頭の章で、歴史を知って点の理解を線にし、技術のつながりで面にするという学び方そのものを示したうえで、 Web システムの全体像 (ブラウザ内部のレンダリングエンジンや JavaScript エンジン、ロードバランサや CDN まで) を俯瞰します。そこから WWW の誕生、 URI ・ HTTP ・ HTML の成り立ち、 CSS による体裁の分離、 HTML Living Standard への統一までを追い、 nc コマンドで最小の HTTP サーバを作る実習、 URL と HTTP リクエストの詳細な観察へ進みます。後半は Go で書いた小さな ToDo アプリ (Tiny ToDo) を育てながら、 Cookie とセッションによる状態管理、ユーザ認証、 Ajax と Fetch API による SPA 化、RESTCORS を含む Web API 設計、Server-sent events によるサーバプッシュまでを一続きの物語として体験します。

歴史から学ぶ構成が近道になる理由

歴史から学ぶ構成は回り道に見えますが、 Web 技術の理解ではむしろ近道です。 Web の技術は積層的で、新しい仕組みは必ず古い仕組みの課題を解決するために生まれています。 CGI の遅さがテンプレートエンジンやアプリケーションサーバを生み、画面遷移のたびに全体を再読み込みする従来型の不便が Ajax と SPA を生み、初期 SPA の課題が サーバサイドレンダリング への回帰を促しました。完成形の仕様だけを暗記すると「なぜこうなっているのか」が抜け落ちますが、変遷ごと理解すれば、新しいフレームワークが登場しても「どの課題への回答か」を自分で位置づけられるようになります。フレームワークが隠している層を自分の言葉で語れることは、障害調査でどの層に問題があるかを切り分ける力に直結します。

対象読者と必要な前提知識

読者として想定されているのは、Web 開発 を始めて日が浅いエンジニア、フレームワーク頼みの開発から一段深く進みたい人、そして仕組みを理解しておきたい Web 業界の非エンジニア職です。実習は手順が示されるため、 HTML と何らかのプログラミングコードを読んだ経験があれば追えます。一方で、特定のフレームワークの使い方を学びたい人には向きませんし、 HTTP のメソッドの使い分けや CORS の動作を既に仕様レベルで説明できる中級以上のエンジニアには既知の内容が多いはずです。

読み終えたときに得られるもの

この本で元が取れるのは、「動くものは作れるが、面接や設計レビューで仕組みを問われると言葉に詰まる」段階の人です。読み終えると、ブラウザにアドレスを打ち込んでから画面が表示されるまでに何が起きているかを自分の言葉で説明でき、セッションや CORS のトラブルを当てずっぽうでなく原理から調べられるようになります。 528 ページありますが、発展史を追う構成のため物語として読み進められます。キャリアの早い段階で読むほど、その後に触れるすべての Web 技術の吸収が速くなるタイプの 1 冊です。

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