プログラミング言語C〔第2版〕の表紙

プログラミング言語 C 〔第 2 版〕(プログラミングゲンゴシー)

ANSI 規格準拠

著者:
カーニハン,B.W./リッチー,D.M./石田 晴久(カーニハン/リッチー/イシダ ハルヒサ)
出版社:
共立出版
出版日:
1994年03月
ISBN:
9784320026926
在庫:
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★★★⯨☆3.84(26 件)
中級者向け
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書籍紹介

本書は,アメリカの標準規格として 1988 年末に提出された C 言語の ANSI 規格にもとづいて第 1 版を全面的に書き直した新版である。ごく常識的に言えば,C 言語はリッチー博士がベル研で 1973 年に開発して以来,多くのプログラマに使われているから,その仕様変更はちょっと不可能ということになるが,アメリカはあえて,その C の仕様変更・機能拡張をやってのけた。これで C が近代的なプログラミング言語としてよみがえったのだからすばらしい。
本書の付録 C の要約でもわかる通り,ANSI 規格による変更 (機能拡張) はそう大幅なものではないが,重要な改良点を多く含んでいる。 C によるプログラミングは,これまで自由度がありすぎて危険だとよくいわれてきたが,ANSI によって改良された結果,C によるプログラミングの安全性は大いに向上した。これで C の寿命は一段と長くなり,C は今後ますます広く使われることになるであろう。

技書の森解説

1978 年に初版が刊行され、 1988 年の第 2 版で ANSI C に対応したこの書籍は、 C 言語の設計者自身 (Brian Kernighan と Dennis Ritchie) が書いた、いわば言語の「公式解説書」です。通称 K&R と呼ばれ、プログラミング書の古典として世界中の大学やエンジニアの本棚に並んできました。言語仕様を過不足なく、かつ極限まで簡潔に記述するスタイルは、技術文書の手本として語られることもあります。

ただし「入門書」として万人に薦められるかという問いには留保が必要です。本書はプログラミング経験のある読者を前提にしており、変数とは何か、ループとは何かといった概念の説明には紙幅を割いていません。演習問題も歯ごたえがあり、ポインタや文字列操作を自力で実装させる課題が並びます。プログラミング未経験者が最初に読む本としては難易度が高めです。

それでもなお手に取る価値があるのは、 C 言語という道具の設計思想を設計者の言葉で追体験できる点にあります。他の入門書で基礎文法を一通り学んだ後、言語への理解を一段深める段階で読むと、ポインタ演算や型システムの「なぜこう設計されたか」が腑に落ちます。 C を仕事で使う人にとって、一度は通過しておきたい原典です。

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