はじめての AI

ハジメテノエーアイ

はじめての AI の表紙
AI / 機械学習
著者:
土屋 誠司(ツチヤ セイジ)
出版社:
創元社
出版日:
2020年08月27日頃
ISBN:
9784422400495
シリーズ:
やさしく知りたい先端科学シリーズ 6
在庫:
在庫あり
3(5 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
人工知能深層学習AI の歴史AI の倫理AI の応用AI の課題AI と社会AI の未来知的好奇心教養科学

なぜ注目されているか

言及数
874位
総合1214位 ↓ 169 ランクダウン 言及 2 件

書籍紹介

テレビや雑誌で特集が組まれ、今やニュースで聞かない日はない AI〈人工知能〉。第 3 次人工知能ブームが今なお続いていると言われ、ディープラーニングに代表される先進的技術が世界を変えるとして産業界やビジネス社会からの関心も高い。そもそも人工知能とは何か、どういう歴史を歩んできたのか、どういった課題があるのか、そして私たちの生活にどのような影響を与えるのか。これからを生き抜く教養としての AI を説いた、話題の先端科学に触れたいという知的好奇心に応えるシリーズ第 6 弾。
はじめに

◇Chapter1 AI のこれまで

人工知能とは何か

そもそも知能とは何か

人工知能と産業革命

人工知能の歴史: 第 1 次〜第 3 次ブームまで

人工知能の温故知新

用語解説

◇Chapter2 AI のいま

人工知能は感情を持てるのか

AI が得意なこと、苦手なこと

人工知能が抱える問題点

AI 社会の中で

用語解説

◇Chapter3 AI のこれから

AI は人間を超えるのか

スゴイ人工知能

人工知能のこれからの課題

人工知能とのつきあい方

さくいん

参考文献

技書の森解説

人工知能という言葉の意味を、技術の歴史と社会との関わりから一通りつかみたい人に向けた一般向けの入門書です。『はじめての AI』 (土屋 誠司 著、創元社、2020 年 8 月刊) は、やさしく知りたい先端科学シリーズの第 6 弾で、版元の紹介文は、人工知能とは何か、どういう歴史を歩んできたのか、どういった課題があるのか、私たちの生活にどのような影響を与えるのかを扱い、「これからを生き抜く教養としての AI を説いた」本と説明しています。著者は刊行時のプロフィールで同志社大学理工学部インテリジェント情報工学科の教授とされ、研究テーマに知識 / 概念処理、常識 / 感情判断、意味解釈を挙げています。

これまで・いま・これからの 3 章で見る AI

本文は 3 章です。第 1 章「AI のこれまで」は「人工知能とは何か」「そもそも知能とは何か」から入り、「人工知能と産業革命」「人工知能の歴史: 第 1 次〜第 3 次ブームまで」「人工知能の温故知新」へ進みます。第 2 章「AI のいま」は「人工知能は感情を持てるのか」「AI が得意なこと、苦手なこと」「人工知能が抱える問題点」「AI 社会の中で」を、第 3 章「AI のこれから」は「AI は人間を超えるのか」「スゴイ人工知能」「人工知能のこれからの課題」「人工知能とのつきあい方」を扱います。第 1 章と第 2 章の末尾には用語解説があり、巻末にさくいんと参考文献が付きます。

3 度のブームと、知能を定義することの難しさ

人工知能の研究は、波のように期待と失望を繰り返してきました。一般に、1950 年代から 1960 年代の第 1 次ブームは探索や推論でパズルや定理証明を解く試みが中心で、1980 年代の第 2 次ブームでは専門家の知識をルールとして書き込むエキスパートシステムが実用を目指しました。2010 年代の第 3 次ブームを動かしたのは、大量のデータから規則性を学ぶ 機械学習 と、その中でも多層のニューラルネットワークを使う ディープラーニング です。どの時期にも、何ができれば知能と呼べるのかという問いが付いて回りました。本書の第 1 章も「人工知能とは何か」に続けて「そもそも知能とは何か」を項目に立てています。

得意なことと苦手なことの線引きを知りたい人へ

第 2 章の「AI が得意なこと、苦手なこと」と第 3 章の「AI は人間を超えるのか」は、ニュースで AI に触れたときに浮かぶ疑問をそのまま項目名にしています。学習に使ったデータの範囲では高い精度を出す仕組みでも、前提が変わった状況や、常識に照らした判断では誤りやすいという性質を知っておくと、AI の能力を過大にも過小にも見積もらずに済みます。本書は 2020 年 8 月の刊行で、記述はその時点の技術と議論を前提にしています。モデルの作り方やプログラミングの手順を学ぶ本ではないため、手を動かして AI を作りたい人には、実装を扱う入門書が別に必要です。一方で、仕事や学校で AI が話題に上るたびに言葉の意味があいまいなままになっている人や、歴史と課題を押さえたうえで AI とのつきあい方を考えたい人にとっては、3 章を順にたどりながら歴史から課題までを見渡せる一冊です。

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