アーキテクトの教科書 価値を生むソフトウェアのアーキテクチャ構築

アーキテクトノキョウカショ カチヲウムソフトウェアノアーキテクチャコウチク

アーキテクトの教科書 価値を生むソフトウェアのアーキテクチャ構築の表紙
著者:
米久保 剛(ヨネクボ タケシ)
価格:
¥3,080
出版社:
翔泳社
出版日:
2024年07月22日頃
ISBN:
9784798184777
在庫:
1
判型:
単行本
4.5(7 件 / 楽天ブックス)
ソフトウェアアーキテクチャ

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書籍紹介

ビジネスを支える IT アーキテクトの役割とは? 変化に強いコードを書くための設計原則とは? アーキテクチャ構築の考え方や実践方法とは? 開発者のためのアーキテクティング+エンジニアリング実践ガイド。IT アーキテクトの最初の一冊!

技書の森解説

ソフトウェアアーキテクトを目指す人や、アーキテクトになって間もない人に向けて、アーキテクトの仕事から設計原則、アーキテクチャの設計と実装、品質保証とテスト、学び方までを 1 冊にまとめた入門書です。『アーキテクトの教科書 価値を生むソフトウェアのアーキテクチャ構築』は米久保剛 著、翔泳社から 2024 年 7 月に刊行されました。版元の著者紹介 (刊行時) によれば、著者はユーザー系 SIer と技術コンサルティング会社を経て 2008 年から株式会社電通総研に所属するシステムアーキテクトで、複数の大規模な SI 案件でアーキテクトを務め、得意領域はアプリケーションアーキテクチャの設計とテスト駆動開発です。

アーキテクトの仕事から学習と成長まで、全 6 章の構成

第 1 章「アーキテクトの仕事」は、ソフトウェア開発をとりまく環境、変化への適応能力としてのアジリティ、アーキテクチャの重要性、アーキテクトに必要な資質を扱います。第 2 章「ソフトウェア設計」は、開発プロセスと設計の抽象レベル、設計原則とプラクティス、設計パターンです。第 3 章「アーキテクチャの設計」は、アーキテクチャドライバの特定から、システムアーキテクチャとアプリケーションアーキテクチャの選定、比較評価、文書化までを順に追います。第 4 章「アーキテクチャの実装」では、開発プロセスの標準化、ユースケース駆動の実装、アプリケーション基盤の実装、構成管理と CI/CD といった、決めた構造を開発の現場で支える工程を、第 5 章「品質保証とテスト」では機能テストの自動化とパフォーマンステストを扱います。最後の第 6 章「アーキテクトとしての学習と成長」は、効果的な学習方法と良書から学ぶことに触れて締めくくられます。

アーキテクチャドライバと文書化、設計判断を説明できる形に

アーキテクチャは、あとから変えるのに大きな手間がかかる構造上の判断の集まりです。どこでシステムを分割するか、どのデータストアを使うか、同期で呼ぶか非同期にするかといった判断は、機能の要件だけでなく、性能や可用性、変更のしやすさといった品質への要求と、予算や期間、チームの技術力のような制約に左右されます。こうした判断の決め手になる要求と制約はアーキテクチャドライバと呼ばれ、本書の第 3 章が選定や比較評価の前にその特定を置いているのは、何を優先するかを先にはっきりさせる順序といえます。また、なぜその構成を選んだのかを残しておかないと、担当が替わったときに判断の前提が失われます。判断を背景や理由とともに短い文書に残す ADR のような形式は、第 3 章の文書化と合わせて知っておくと実務で使いやすくなります。

駆け出しの IT エンジニアから経験の浅いアーキテクトまで

版元は、これからアーキテクトを目指す人、アーキテクトとしての経験が浅い人、駆け出しの IT エンジニア、ソフトウェアアーキテクチャの基礎知識を学びたい人、自分の知識や経験を棚卸ししたいアーキテクトに本書を勧めています。アーキテクティングに主軸を置きながら設計やテストなどソフトウェアエンジニアリング全般も広く扱うと説明されているとおり、1 つの領域を深く掘り下げるより、アーキテクトが関わる範囲を見渡すつくりです。そのため、マイクロサービスやドメイン駆動設計のような特定の手法を詳しく学びたい人は、個別の専門書を組み合わせるほうが目的に合います。設計の本を階層ごとに選び分けたいときは 設計 / アーキテクチャ本ガイド が参考になります。

開発の経験を積んで設計の判断を任され始めたものの、相談できる先輩や上司が身近にいないという人や、プロジェクトでアーキテクチャの方針を説明する立場になったエンジニアにとって、アーキテクトの役割から設計、実装、テスト、学び方までを一続きで見渡せる本書は、手探りで身につけてきた知識を整理し直す最初の 1 冊になります。

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