脳のしくみとユーザー体験

ノウノシクミトユーザータイケン

認知科学者が教えるデザインの成功法則

脳のしくみとユーザー体験の表紙
インターネット / WEB デザイン
著者:
ジョン・ウェイレン / 高崎拓哉(ジョンウェイレン / タカサキタクヤ)
出版社:
ビー・エヌ・エヌ
出版日:
2021年04月21日頃
ISBN:
9784802512152
在庫:
在庫あり
3.33(3 件 / 楽天ブックス)

なぜ注目されているか

総合2263位

書籍紹介

ユーザー体験は、「画面上」で起こるものではなく、人間の認知や感情を生み出す「脳内」で起こるものです。本書では、認知科学者でありデザイナーでもある著者が、製品やサービスを利用する際のユーザーの「体験」と深く関わる 6 つの認知プロセス、「シックス・マインド (視野・関心 / 記憶 / 感情 / 意思決定 / 言語 / 空間認識)」の枠組みを活用して、人の無意識や心の奥底にある感情に関する重要なインサイトを見つけ出し、デザインへ応用する方法を実践的に解説します。

EC サイトなどの Web デザイン、デジタルプロダクトやサービスの開発、UX リサーチに関わる人、必読の一冊です!

技書の森解説

『脳のしくみとユーザー体験』 (ジョン・ウェイレン 著、高崎拓哉 訳、ビー・エヌ・エヌ、2021 年 4 月刊) は、ユーザー体験を画面の上ではなく人の頭の中で起きる出来事として捉え、6 つの認知プロセスに分けて観察し、デザインへ応用する方法を解説した本です。副題は「認知科学者が教えるデザインの成功法則」で、国立国会図書館の書誌によると原タイトルは Design for How People Think です。版元は、EC サイトなどの Web デザイン、デジタルプロダクトやサービスの開発、UX リサーチに関わる人に向けた本と案内しています。

シックス・マインドで分ける 3 部 19 章の構成

本書の軸は「シックス・マインド」と呼ばれる枠組みで、版元の紹介文は 6 つの認知プロセスを視野 / 関心、記憶、感情、意思決定、言語、空間認識と挙げています。目次は PartⅠ「「体験」の本当の正体」、PartⅡ「顧客の秘密を明らかにするリサーチ手法」、PartⅢ「シックス・マインドのデザインへの応用」の 3 部と、参考文献の Appendix で構成されます。PartⅠ は Chapter 1「体験のシックス・マインド」で枠組みを示したあと、Chapter 2 から Chapter 7 で視野と関心、空間認識、記憶、言語、意思決定と問題解決、感情を 1 章ずつ取り上げます。PartⅡ は Chapter 8 のユーザーリサーチでコンテクスチュアル・インタビューを扱い、Chapter 9 から Chapter 14 で同じ 6 つの観点ごとに、ユーザーの何を観察し、どう聞き取るかを示します。PartⅢ は Chapter 15「センスメイキング」でのユーザーの分類から Chapter 19「これからのシックス・マインド」までで、Chapter 19 にはシンボリック AI と AI の冬、人工ニューラルネットワークと統計学習、音声入力デバイスの問題点を扱う節があります。

6 つの認知プロセスとリサーチの章

本書は ユーザー体験 を、視野と関心、記憶、感情、意思決定、言語、空間認識の 6 つの認知プロセスに分けて観察します。本書の目次では、Chapter 6 の意思決定と問題解決に「意識の登場」、Chapter 7 の感情に「論理的な意思決定のライバル」という語が添えられています。PartⅡ の観察の章では、作業の現場でユーザーの行動を見ながら話を聞くコンテクスチュアル・インタビューを入口にして、ユーザーが何を見ているか、どんな言葉遣いをするか、どう移動すると想定しているかを 6 つの観点ごとに調べます。

調査の結果を画面とサービスの設計へ移す

PartⅢ の Chapter 17「すばやく、たくさん成功せよ」には、第一のダイヤモンド (発見と定義) と第二のダイヤモンド (開発と納品) の節があります。版元の目次では、第一のダイヤモンドに「正しいものをデザインする」、第二のダイヤモンドに「ものを正しくデザインする」という句が添えられています。PartⅢ は、調査で集めた知見を UI の配置や言葉選び、画面の遷移に移す章で、Chapter 16 の見出しは「シックス・マインドの実践――魅力、向上、覚醒」です。

版元の著者紹介

版元の著者紹介によると、ジョン・ウェイレンは認知科学の博士号を持ち、人間中心設計の分野で 15 年以上の経験を持つ実務家で、ワシントンのユーザーエクスペリエンス・プロフェッショナル協会の会長を務めた経歴があります。本書はシックス・マインドの枠組みから、それを使ったユーザーリサーチの方法、デザインへの応用と AI に関する考察までを、3 部 19 章と参考文献に収めています。

この本に興味がある方におすすめ

関連する本

関連記事

関連用語

共有: