いちばん詳しい Excel 関数大事典 増補改訂版
イチバンクワシイエクセルカンスウダイジテンカイテイバン
- 著者:
- 国本 温子(クニモトアツコ)
- 注目:
- 総合 1098 位
- 出版社:
- SB クリエイティブ
- 出版日:
- 2023年05月31日
- ISBN:
- 9784815617547
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
最新環境で Excel 関数を使いこなそう!
さらに基礎知識、使えたら便利なテクニックもご紹介!
・この関数どうやって使うんだっけ?
・この資料作るときはどんな関数使えばいいんだろう?
・この関数とあの関数を上手く組み合わせたい!
という悩みを丸ごと解決!!!
CONTENTS
数学/ 三角関数
四則演算
整数演算
順列/組み合わせ
多項式
べき級数
べき乗
階乗
絶対値
正負検査
対数
平方根
三角関数
双曲線関数
配列/行列
乱数
計算結果格納
日付/ 時刻関数
現在日時
日付
時間
期間
日付/日時
統計関数
データの個数
中央値
最頻値
最大/最小
平均値
順位
分位
分散
標準偏差
偏差
歪度/尖度
相関
正規分布
対数分布
上限と下限間の確率
指数分布
二項分布
超幾何分布
ポワソン分布
カイ 2 乗分布
カイ 2 乗検定
信頼区間
T 分布/検定
Z 分布/検定
F 分布/検定
回帰分析
拡張分布
ガンマ関数
ワイブル分布
フィッシャー変換
文字列操作関数
文字列長
文字列抽出
文字列結合
文字列置換
文字列検索
文字列表示
文字列変換
文字列比較
スペース削除
制御文字削除
文字コード
文字列抽出
論理関数
条件
エラー
論理値
検索/行列・Web 関数
データ検索
セル参照
配置転換
相対位置
並べ替え
データ抽出
URL エンコード
Web
リンク
ピボットテーブル
キューブ関数
キューブ
情報関数
IS 関数
エラー値
情報抽出
データベース関数
平均値
合計
最大値/最小値
個数
積
標準偏差
分散
値抽出
財務関数
積立・ローン返済
現在価値・将来価値
正味現在価値
内部利益率
利率
ドル
減価償却費
証券
利払期間
米国財務省短期証券
エンジニアリング関数
単位変換
数値比較
基数変換
ビット演算
複素数
誤差関数
ベッセル関数
基礎知識
関数とは
引数
演算子
関数の入力
関数の修正
セルの参照方式
名前の定義
関数のコピー (オートフィル機能)
相対参照・絶対参照・複合参照
論理式
ワイルドカード文字
配列定数
配列数式
日付や時刻の計算
表示形式の設定
3D 集計
エラー対処
便利テクニック
条件付き書式設定
データの入力規則
データベース
テーブル
構造化参照
アウトライン
小計
統合
フラッシュフィル
What-if 分析
循環参照
参照元・参照先のトレース
数式の検証
数式の表示
再計算の自動 / 手動の切り替え
よく使うショートカットキー
互換性関数一覧
技書の森解説
Excel の関数は、使い方を忘れた関数を確かめたいときと、やりたい処理に合う関数を目的から探したいときとで、必要な引き方が違います。『いちばん詳しい Excel 関数大事典 増補改訂版』 (国本温子 著、SB クリエイティブ、2023 年 5 月刊) は、その両方に応えることを狙った A5 判の関数辞典です。版元は「Excel 関数で困らないための 1 冊」と紹介し、使い方を思い出せない関数がある、資料作りにどの関数を使えばよいか分からない、関数同士をうまく組み合わせたい、という三つの悩みを解決する本として位置づけています。国立国会図書館の登録書名には「完全網羅 510 関数」という副題が添えられ、増補改訂版は Excel 2021 と Microsoft 365 の環境に対応した版として案内されています。
11 の関数カテゴリと基礎知識、目次から見る構成
目次では関数を 11 のカテゴリに分けています。数学/三角関数、日付/時刻関数、統計関数、文字列操作関数、論理関数、検索/行列 / Web 関数、キューブ関数、情報関数、データベース関数、財務関数、エンジニアリング関数の順で、各カテゴリの中はおおむね関数名ではなく用途の見出しで区切られています。たとえば文字列操作関数には文字列長、文字列抽出、文字列結合、文字列置換、文字列検索といった見出しが並び、検索/行列 / Web 関数にはデータ検索、セル参照、並べ替え、データ抽出、URL エンコードといった項目があります。目次の並びでは関数の各論の後ろに基礎知識と便利テクニックの節が続き、基礎知識では関数とは、引数、演算子、セルの参照方式、相対参照 / 絶対参照 / 複合参照、ワイルドカード文字、配列定数、配列数式、エラー対処を扱い、便利テクニックでは条件付き書式設定、データの入力規則、テーブル、構造化参照、フラッシュフィル、What-if 分析、循環参照、参照元 / 参照先のトレース、数式の検証、よく使うショートカットキーを取り上げます。末尾には互換性関数一覧が置かれています。
関数辞典が効く場面、目的から引く索引と参照方式の基礎
Excel の関数を使う難しさは、個々の関数の構文よりも、やりたい処理に合う関数を選び、必要なら複数を組み合わせるところにあります。関数名を知らなければヘルプで検索することもできないため、用途の見出しから関数へたどれる目次と索引 (国立国会図書館の書誌に索引ありと記載) の両方を備えた紙の辞典は、名前を知らない関数に出会うための手段として合理的です。もう一つの難所は数式そのものの扱いで、コピーしたら参照がずれる、条件に合う行だけを集計したいのにうまくいかない、といったつまずきの多くは関数ではなく相対参照と絶対参照の使い分け、ワイルドカード文字、配列数式、エラー値の扱いに原因があります。本書の基礎知識の節がこれらを関数の各論と同じ一冊に収めているのは、辞典を引いても数式が動かない状況を減らすための構成と読めます。便利テクニックにある参照元 / 参照先のトレースや数式の検証は、他人が作ったブックの数式を読み解く保守作業で使う機能で、関数を引く行為と地続きです。
統計関数から財務 / エンジニアリング関数まで、大事典の守備範囲
大事典と名乗る所以は、業務で日常的に使う数学や文字列の関数に留まらず、専門領域の関数群まで同じ体裁で収めている点です。統計関数のカテゴリは分散、標準偏差、相関、正規分布、二項分布、ポワソン分布、カイ 2 乗検定、信頼区間、T 分布/検定、回帰分析といった項目まで及び、Excel で仮説検定や回帰分析を行う人にとっては引数の意味を確かめる場所になります。ただし、どの分布や検定を選ぶべきかという判断は関数の解説では埋まらないので、統計学 の基礎は別に押さえておく必要があります。財務関数には積立 / ローン返済、内部利益率、減価償却費、証券の項目があり、エンジニアリング関数には単位変換、基数変換、ビット演算、複素数、ベッセル関数が並びます。さらに URL エンコードや Web を扱う関数、キューブ関数まで含むため、使う頻度の低い関数に業務で突然出会ったときにも引ける安心感があります。著者の国本温子氏について、版元プロフィールは主な著作として『Excel マクロ & VBA [実践ビジネス入門講座]』 (2019 年 8 月) と『Word & Excel 2021 やさしい教科書』 (2022 年 3 月) を挙げています (刊行時点のプロフィール)。
増補改訂版の対応環境と前提、向く読者と向かない使い方
前提として必要なのは、セルへの入力や表の作成といった Excel の基本操作です。関数をまだ使ったことがなくても、基礎知識の節に関数とは、引数、関数の入力、関数の修正、関数のコピー (オートフィル機能) という入口が用意されているので、そこから読み始めて各論を引く使い方ができます。増補改訂版は版元の案内で Excel 2021 と Microsoft 365 の環境に対応した版と位置づけられ、国立国会図書館の書誌では対応環境として Microsoft 365 と Office 2021/2019/2016 が記録されています。版元サポートページにはサンプルデータのダウンロードと正誤情報が掲載されています (2026 年 9 月時点)。一方で、特定の業務書類を手順どおりに完成させる形で学びたい人には用途別の辞典は遠回りに感じられるはずで、日常的に使う関数が数個で足りている人が大事典まで揃える必要もありません。関数の範囲を超えて処理を自動化したい場合はマクロや VBA の領域になるため、Excel と VBA の本の選び方 を先に確かめてから買い分けるのが無駄のない進め方です。
元が取れるのは、毎週の集計やレポート作成で数式を書き、手作業で済ませている工程がまだ残っている人、前任者のブックを引き継いで見慣れない関数や互換性関数の名前に出会う人、そして データ分析 の下ごしらえを Excel で行っていて統計関数やデータベース関数の引数を都度確かめたい人です。目的の見出しから関数にたどり着き、引数の意味を確認し、基礎知識で参照方式やエラーの原因を潰す、という一連の動作が一冊で閉じるので、机の脇に置いておくだけで検索に費やす時間を削る効果が期待できます。Excel の関数で困らない状態を作りたい人にとって、頼れる一冊です。