服装を上手く描くためのノウハウ図鑑(フクソウヲウマクカクタメノノウハウズカン)
絵師 100 人に聞いて集めた考え方とテクニック 200
その他- 著者:
- サイドランチ(サイドランチ)
- 出版社:
- SB クリエイティブ
- 出版日:
- 2025年08月08日頃
- ISBN:
- 9784815631093
- 価格:
- ¥2,200
- 在庫:
- 1
- 判型:
- 単行本
なぜ注目されているか
書籍紹介
【画力を向上する即戦力のワザ】
キャラクターイラストで服装を描くときに役立つ様々な考え方やテクニックを、100 人以上のイラストレーターにリサーチして収集。200 のノウハウにまとめました。
服装の基礎知識、間違いやすい服の構造、楽に描ける作画テク、綺麗に描ける作画テク、シワの知識、シワの作画テク、服飾アイテムのヒントなどなど、知っているだけで絵作りがレベルアップする知識が基礎から応用まで満載です。
あなたの描きたい服装に合ったノウハウが見つかります!
Chapter 1 服を描くために役立つ知識
Chapter 2 シワの描き方
Chapter 3 服の作画テクニック
Chapter 4 帽子・靴・バッグの描き方
技書の森解説
人体は描けるようになったのに、服を着せた途端に絵が嘘っぽくなる。キャラクターイラストを描く人がぶつかるこの壁に対して、『服装を上手く描くためのノウハウ図鑑』 (サイドランチ 著、SB クリエイティブ、2025 年 8 月刊) は、副題「絵師 100 人に聞いて集めた考え方とテクニック 200」が示すとおり、服装を描くときに役立つ考え方やテクニックを 100 人以上のイラストレーターにリサーチして収集し、200 のノウハウにまとめた技法書です。版元は「画力を向上する即戦力のワザ」と掲げ、1 ページ 1 ノウハウで解説する形式で、基礎的な知識・技法からおすすめの定石まで幅広く取りそろえていると案内しています。
全 4 章の構成、服の知識からシワ、帽子・靴・バッグまで
目次は Chapter 1 から Chapter 4 までの全 4 章です。Chapter 1「服を描くために役立つ知識」は、版元の説明では服の基本的なつくりや種類など、服をリアルに描くために知っておきたい知識を紹介する章で、Chapter 2「シワの描き方」は、服を描く際に欠かせないシワの表現について、自然なシワを描くための考え方やテクニックを扱います。Chapter 3「服の作画テクニック」は実践的な作画テクニックを集めた章、Chapter 4「帽子・靴・バッグの描き方」は、コーディネートとして描かれる機会の多い帽子・靴・バッグを解説する章です。紹介文が挙げる中身は、服装の基礎知識、間違いやすい服の構造、楽に描ける作画テク、綺麗に描ける作画テク、シワの知識、シワの作画テク、服飾アイテムのヒントなどで、国立国会図書館の書誌には索引ありの注記があります。書名の「図鑑」は、描きたい服装に合ったノウハウを引いて探す使い方を指していると読めます。
服のシワが難しい理由と、ノウハウ集という形式の効き目
服の描写が難しいのは、布の形が服そのものではなく、中にある体の形、重力、そして布が引っ張られる点の位置で決まるからです。肩や肘のように布が突っ張る箇所と、腰や膝の内側のようにたるんで折れる箇所では、生まれるシワの向きも密度も違い、縫い目や襟、袖口といった服の構造を知らないまま輪郭だけをなぞると、どこか説得力を欠く絵になります。観察を積み重ねればいずれ身につく知識ですが、多くのイラストレーターが経験から得た定石を短い項目に分けて並べたノウハウ集は、その観察の時間を大きく短縮してくれます。1 ページ 1 ノウハウという形式は、通読して体系を学ぶ本というより、描いている途中で行き詰まった箇所に対応する項目を引く使い方に向いており、シワを独立した章に置いた構成も、服全体の作画テクニックとは分けて参照しやすくしています。
制作会社サイドランチの実績と、向いている人・向かない人
著者のサイドランチは、版元の著者紹介 (刊行時点) によると、漫画制作・ゲーム企画・キャラクターデザイン・イラスト制作・動画制作を業務とする制作会社です。過去に『CLIP STUDIO PAINT PRO 公式ガイドブック』 (MdN)、『CLIP STUDIO PAINT EX 公式ガイドブック』 (MdN)、『クリスタ デジタルマンガ & イラスト道場 CLIP STUDIO PAINT PRO/EX 対応』 (ソーテック社) 等を執筆し、『漫画の奥義 (1) 神話伝説の世界とペンタッチ技法』、『絵師で彩る世界の民族衣装図鑑』等も制作・出版しています。版元は関連商品として『キャライラストを上手く描くためのノウハウ図鑑 第 2 版』や『マンガを上手く描くためのノウハウ図鑑』を挙げており、本書は同じ型で服装に主題を絞った 1 冊という位置づけです。向いているのは、キャラクターイラストをすでに描いていて、服の構造やシワの処理で手が止まる人です。一方で、版元の位置づけはキャラクターイラストの作画にあり、服飾の歴史や実物の服のパターン製図を学ぶ目的で選ぶ本ではありません。また、写真資料のような参照図版の量を期待する場合は、考え方とテクニックの集成という版元の説明を踏まえて選ぶ必要があります。
元が取れるのは、人物の素体は描けるのに服で毎回時間を取られ、資料を探しては描き直している人です。200 のノウハウを索引から引ける本書は、制作中の机の脇に置いて、シワの向きに迷ったとき、帽子や靴の描き方に手が止まったときに開く使い方で、投じた金額を早く回収できます。服を描くたびに感じていた説得力の不足を、観察の蓄積を待たずに埋めたい人にとって、堅実な選択です。
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