Pythonによる ベイズ統計学入門の表紙

Python による ベイズ統計学入門(パイソンニヨル ベイズトウケイガクニュウモン)

著者:
中妻 照雄(ナカツマ テルオ)
出版社:
朝倉書店
出版日:
2019年04月26日頃
ISBN:
9784254128987
シリーズ:
実践Pythonライブラリー
在庫:
在庫あり
★★★★★5(2 件)
中級者向け
プログラミングPython統計確率・統計ベイズ統計マルコフ連鎖モンテカルロ法PyMC時系列分析回帰分析一般化線形モデル

なぜ注目されているか

総合
73
2 ランクアップ17 件の言及
言及数
144
01220222023202420252026

書籍紹介

ベイズ統計学を基礎から解説,Python で実装。マルコフ連鎖モンテカルロ法には PyMC3 を活用。〔内容〕「データの時代」におけるベイズ統計学/ベイズ統計学の基本原理/様々な確率分布/ PyMC /時系列データ/マルコフ連鎖モンテカルロ法
1. 「データの時代」におけるベイズ統計学

2. ベイズ統計学の基本原理

未知の比率に対する推論

ベイズの定理による事後分布の導出

未知のパラメータに関する推論

将来の確率変数の値の予測

付録 (損失関数に対応した点推定の導出/ SDDR の導出)

3. 様々な確率分布を想定したベイズ分析

ポアソン分布のベイズ分析

正規分布のベイズ分析

回帰モデルのベイズ分析

付録 (ポアソン分布に従う確率変数の予測分布の導出/正規分布に従う確率変数の予測分布の導出/回帰係数と誤差項の分散の事後分布の導出/回帰モデルの予測分布の導出)

4. PyMC によるベイズ分析

ベイズ統計学とモンテカルロ法

PyMC による回帰モデルのベイズ分析

一般化線形モデルのベイズ分析

5. 時系列データのベイズ分析

時系列データと状態空間表現

状態空間モデルに関する推論

PyMC による状態空間モデルのベイズ分析

付録 (カルマン・フィルターの導出/予測分布の導出/カルマン・スムーザーの導出)

6. マルコフ連鎖モンテカルロ法

マルコフ連鎖と不変分布

メトロポリスーーヘイスティングズ・アルゴリズム

ギブズ・サンプラー

技書の森解説

ベイズ統計は「事前分布を決めて事後分布を計算する」という一文で要約できるものの、実際に手を動かそうとすると MCMC の仕組みや確率モデルの設計で壁にぶつかります。本書は計量経済学を専門とする中妻照雄氏が、ベイズ統計の理論と Python による実装を並行して解説した入門書です。確率分布の基礎から始まり、マルコフ連鎖モンテカルロ法を経て、階層モデルや時系列への応用まで段階的に進みます。

特徴的なのは、既存ライブラリに丸投げするのではなく、 MCMC サンプラーの内部動作を Python コードで追体験させる点です。メトロポリス法やギブスサンプリングが「なぜ収束するのか」を手計算とコードの両面から確認できるため、 PyMC などのフレームワークを使う段階になったときに、サンプリングの診断結果を正しく解釈する力が身につきます。大学の統計学・確率論の基礎と、 Python の基本操作ができることが前提です。

ベイズ統計を「とりあえず分析に使いたい」という即効性を求める場合には、やや理論寄りに感じるかもしれません。しかし、モデリングの根拠を説明する必要がある研究者や、推論結果の妥当性を自分で検証したいデータサイエンティストにとっては、表面的なライブラリ操作では得られない基盤を築く一冊です。

言及 Qiita 記事 (17 件)

この本に興味がある方におすすめ

この本に関連

関連記事

関連用語

共有:Xはてブ