1 週間で CCNA の基礎が学べる本 第 3 版

1 週間で CCNA の基礎が学べる本 第 3 版の表紙
ネットワーク
著者:
宮田 かおり / 株式会社ソキウス・ジャパン(ミヤタ カオリ / ソキウスジャパン)
出版社:
インプレス
出版日:
2021年04月13日頃
ISBN:
9784295010739
シリーズ:
一週間
在庫:
在庫あり
5(2 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
ネットワークCCNAシスアド入門書試験対策無線 LANルーティングスイッチングセキュリティIT 資格

なぜ注目されているか

言及数
438位
総合539位 ↑ 5 ランクアップ 言及 7 件・うち記事 6 件を掲載
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書籍紹介

2020 年の大幅改定により、さらにハードルが高くなった CCNA。しかし、試験対策書は試験範囲についてのみ解説しているものが多く、初心者が理解するのは困難です。本書は、初心者がスムーズに試験対策を行えるよう、事前に基礎固めを行うためのネットワーク入門書です。試験情報や模擬問題も掲載しているので、CCNA 取得を視野に入れた効率的な基礎学習が行えます。第 3 版は、出題が増えている無線 LAN に関する知識を 1 章分のボリュームで解説するなど、新 CCNA 対策の下準備がしっかり行える内容となっています。

技書の森解説

CCNA の試験対策書に取りかかる前に、ネットワークの基礎を 7 日分の区切りで固めておくための入門書です。『1 週間で CCNA の基礎が学べる本 第 3 版』は宮田 かおり 著、株式会社ソキウス・ジャパン 編で、インプレス (一週間シリーズ) から 2021 年 4 月 13 日に発売されました。版元の紹介文は、2020 年の大幅改定で CCNA のハードルがさらに高くなった一方、試験対策書は試験範囲についてのみ解説しているものが多く初心者には理解が難しいとして、本書を「事前に基礎固めを行うためのネットワーク入門書」と位置づけています。試験情報と模擬問題も載せており、第 3 版では出題が増えている無線 LAN の知識を 1 章分のボリュームで解説したと案内しています。

1 日目から 7 日目まで、層を下から上がる目次

目次は 1 日目から 7 日目までの日単位で、各日に 2 つか 3 つの項目が並びます。1 日目の「コンピュータネットワークの基礎知識」と「ネットワークの階層化」で全体像を押さえたあと、2 日目はリンク層 (ネットワークインターフェイス層) の役割とスイッチ、3 日目はインターネット層の役割と IP アドレスとルーター、4 日目はトランスポート層の役割とプロトコル、TCP/IP 通信の流れ、アプリケーション層のプロトコルと、層を下から順に上がっていきます。5 日目はアドレス変換、IPv6、コンピューターのネットワーク設定、6 日目は Cisco 機器への管理アクセスと基本操作、7 日目は無線 LAN の基礎とセキュリティです。電子書籍版の紹介文によれば、試験に関する情報を「資格」欄に、実際の試験を想定した模擬問題を「試験にトライ!」欄に載せ、試験で問われる内容を意識しながら基礎を学べるようにしています。

階層モデルで見るとスイッチとルーターの役割が分かれる

ネットワークを学び始めた人がつまずきやすいのは、スイッチ、ルーター、IP アドレス、ポート番号といった個々の要素が、どの層の話なのかを区別しないまま知識を積み上げてしまうことです。TCP/IP の階層モデルでは、同じネットワークにつながる機器どうしの転送、ネットワークをまたいで宛先まで届ける中継、アプリケーションどうしのやり取りがそれぞれ別の層に割り当てられます。スイッチは MAC アドレスを見て同じネットワークの中でフレームを届け、ルーターは IP アドレスを見てネットワークの間でパケットを中継します。TCP が通信の前に 3 ウェイハンドシェイク で接続を確立し、届かなかったデータを再送する仕組みも、トランスポート層の役割として位置づけると理解しやすくなります。アドレス変換は、プライベートアドレスを使う社内の機器がインターネットへ出る時にルーターなどで送信元のアドレスを書き換える仕組みで、IPv4 アドレスの不足を補う手段として広く使われてきました。IPv6 はアドレスの長さを 128 ビットに広げた後継の規格です。層の区別を先に身につけておくと、その上に積まれる機器の設定や障害の切り分けの話が追いやすくなります。

CCNA を目指す初学者に向く理由と、読み終えた後の進み方

電子書籍版の紹介文は対象読者を「CCNA 取得に向けたネットワークの基礎学習を行いたい人」としており、「ネットワークとは何か」からていねいに解説していると案内しています。ネットワークの実務経験がなく、試験対策書を開いて用語の多さに手が止まった人ほど、本書で層ごとの役割を先に整理する効果が大きくなります。一方で、版元自身が試験対策の下準備と位置づけているとおり、本書は対策書の手前に置く入門書であり、これ 1 冊で受験の準備を終えるものではありません。階層モデルや IP アドレスの仕組みをすでに説明できる人は、目次の範囲を見て既知の部分が多ければ、対策書へ直接進む方が時間を節約できます。また本書は 2021 年 4 月の刊行時点で 2020 年の改定後の CCNA を見据えた内容なので、受験の前には Cisco の公式サイトで試験の概要を確かめておくと安心です。ネットワークの技術書を学ぶ段階ごとに選ぶ考え方は、ネットワーク本の選び方 でも整理しています。

CCNA の取得を目標に決めたものの、何から手を付ければよいか分からない段階の人にとって、1 日分ずつ層を上がりながら Cisco 機器と無線 LAN までを一通り見渡せる本書は、その後に読む対策書の理解を早める足場になります。まずは 1 日目の 2 項目から始めて、自分に合う学習のペースをつかんでみてください。

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