本日より...AI の安全を保証することになりました
ホンジツ ヨリ エイアイ ノ アンゼン オ ホショウスル コト ニ ナリマシタ
なぜ注目されているか
技書の森解説
『本日より...AI の安全を保証することになりました』 (森川聡久 著、ヴィッツ 編集、イマジナリー 監修、三恵社、2022 年 11 月刊) は、AI を組み込んだ製品が事故を起こしたり人を傷つけたりしないようにするための安全保証を、物語を読みながら学ぶ入門書です。編集を担ったヴィッツは、2022 年 11 月のお知らせで本書を AI 安全論証に関する入門書として紹介し、架空の AI 製品である自動調理ロボット Gulmez の開発をめぐる物語を通して、専門家が指南する AI の安全保証の考え方と実践方法を扱うと案内しています。
架空の自動調理ロボットの開発を追う物語と技術コラム
著者の森川聡久は、ヴィッツの採用ブログの 2023 年 7 月の記事で、ISO/IEC の国際規格や、安全保証のために守らなければならないルールは堅苦しく難しい話なので、少しでも楽しく読んでもらえるようにストーリー仕立てにしたと語っています。同じ記事では、物語の部分に加えて技術コラムを多く織り込み、技術面にも妥協せずに作ったとも述べています。本書は、開発の物語と、そこで出てくる論点を解説するコラムを組み合わせた形で、AI の安全保証を扱っています。
機械学習の安全論証という語
安全論証は、システムが定めた使い方の範囲で十分に安全である、という主張を、根拠と、それらをつなぐ論理の筋道で組み立てて示す考え方です。機械学習 を含むシステムでは、根拠にデータの集め方、学習と評価の方法、使われ方の想定、運用中の監視が挙がります。
編集元ヴィッツの採用ブログと著者の記録
ヴィッツの採用ブログによると、著者は 1999 年に同社に入社し、執行役員として AI システムの品質安全保証のコンサルティングと研究開発を担当しています (2026 年 10 月に参照)。本書は、架空の自動調理ロボットの開発をめぐる物語と技術コラムに、AI の安全保証の考え方と実践方法を収めています。