サーバ構築の実際がわかる Apache「実践」運用 / 管理

サーバ コウチク ノ ジッサイ ガ ワカル アパッチ ジッセン ウンヨウ カンリ

サーバ構築の実際がわかる Apache「実践」運用 / 管理の表紙
インターネット / WEB デザイン
著者:
鶴長鎮一(ツルナガ, シンイチ)
出版社:
技術評論社
出版日:
2012年04月
ISBN:
9784774150369
シリーズ:
Software Design plus シリーズ
在庫:
在庫あり
3.63(9 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
サーバー管理インターネット・WEB デザインApacheWeb サーバーサーバー設定サーバーインストールHTTPWeb 開発システム管理サーバー運用応用事例

なぜ注目されているか

言及数
939位
総合2014位 ↓ 1 ランクダウン 言及 2 件

書籍紹介

Web サーバのデファクトスタンダードである「Apache HTTP Server」について、インストールや設定例、応用事例を取りまとめ、すぐに使えるよう、その仕組みや作業手順を解説した。

技書の森解説

『サーバ構築の実際がわかる Apache 実践運用 / 管理』 (鶴長鎮一 著、技術評論社、2012 年 3 月刊) は、Web サーバーのソフトウェアである Apache HTTP Server について、導入、設定ファイルの httpd.conf、拡張モジュールから、運用で要るパフォーマンスチューニング、セキュリティ対策、大規模運用までを扱う解説書で、Software Design plus シリーズの 1 冊です。版元の書籍ページは、本書を「バージョン 2.4 に対応しました」と案内しています。版元の書籍ページの著者紹介 (2026 年 10 月時点) によれば、著者はソフトバンク株式会社に勤務し、Software Design (技術評論社) や日経 Linux に寄稿しています。

全 11 章の構成、Apache の導入から認証まで

目次は第 1 章「Apache の概要」から第 11 章「Apache でユーザホスト認証」までの全 11 章です。第 1 章は Apache の構造と変遷、2.2 での主な変更点を扱い、第 2 章「Apache の導入」は CentOS / Red Hat / Fedora、Debian / Ubuntu、XAMPP、Windows、Mac OS X のそれぞれでのインストールを節に分けています。第 3 章「Apache の基本設定」は httpd.conf の構文とテスト、第 4 章「拡張モジュール」はモジュールをパッケージから入れる方法とソースから入れる方法を扱います。

第 5 章「ロギング / パフォーマンスチェック / パフォーマンスチューニング」は Web サーバーの性能評価、ベンチマーク、設定による調整と MPM の選択、第 6 章「Apache のセキュリティ対策」は httpd.conf での対策、SSL/TLS の利用、サービス停止を狙った攻撃への防御、WAF の実装を扱います。第 7 章「Apache の大規模運用」は負荷分散とキャッシュ機能、第 8 章「Apache の WebDAV 機能」は WebDAV の導入と LDAP によるユーザー認証です。第 9 章「Apache でコンテンツフィルタリング」は mod_deflate による圧縮転送、スマートフィルター、mod_layout と mod_pgheader、第 10 章「Apache でトラフィックやコネクションを制御する」は mod_bwshare、mod_limitipconn、mod_bw を取り上げ、第 11 章はパスワード認証、ホスト認証、サードパーティ製の認証系モジュール、OpenID 認証を扱います。

MPM とプロセスの持ち方

Apache の性能を左右する設定の一つが MPM (マルチプロセッシングモジュール) で、接続をどのプロセスやスレッドで受けるかを決めます。prefork は 1 つの接続を 1 つのプロセスで処理し、スレッドに対応しないモジュールとも組み合わせられる代わりに、同時接続が増えるとメモリを多く使います。worker はプロセスの中の複数のスレッドで接続を処理し、event は worker の形を基に、キープアライブで待っている接続を専用のスレッドに預けて、処理用のスレッドを空けておく方式です。event は 2.4 で実験的な扱いを外れ、2.4 では MPM を読み込み可能なモジュールとして組み込み、設定で切り替えることもできるようになりました。

SSL/TLS、WAF、負荷分散の背景

Apache で HTTPS を提供する時は mod_ssl を読み込み、サーバー証明書と秘密鍵のファイルをバーチャルホストごとに指定します。WAF は HTTP のリクエストの中身を規則と照らし合わせ、SQL インジェクションのような攻撃を遮る仕組みで、Web サーバーに組み込む形と、手前に別の機器やサービスとして置く形があります。複数のサーバーでリクエストを分け合う ロードバランシング では、Apache 自身も mod_proxy_balancer によって、受けたリクエストを複数のバックエンドへ振り分ける役を担えます。

2.4 対応と 2.2 系の終了

Apache 公式の配布庫では、2.4.1 のファイルの日付は 2012 年 2 月です (2026 年 10 月時点)。Apache HTTP Server の公式サイト (2026 年 10 月時点) は 2.2 系を終了とし、最後のリリースは 2017 年 7 月の 2.2.34 で、パッチやセキュリティ更新は提供されず、2.4.x への移行を案内しています。

本書は、Apache HTTP Server の概要と導入、httpd.conf、拡張モジュール、性能の調整、セキュリティ対策、大規模運用、WebDAV、コンテンツフィルタリング、通信量と接続数の制御、認証を全 11 章に収めています。

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