HACKING:美しき策謀第 2 版

ハッキング ウツクシキ サクボウ

脆弱性攻撃の理論と実際

HACKING:美しき策謀第 2 版の表紙
セキュリティ
著者:
ジョン・エリクソン / 村上雅章(エリクソン, ジョン / ムラカミ, マサアキ)
出版社:
オライリー・ジャパン
出版日:
2011年10月
ISBN:
9784873115146
在庫:
在庫あり
4.33(6 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
セキュリティハッキングサイバー攻撃防御戦略セキュリティ分析攻撃手法セキュリティガイド情報セキュリティセキュリティ対策セキュリティベストプラクティス

なぜ注目されているか

総合685位 ↑ 1352 ランクアップ 言及 3 件・うち記事 2 件を掲載
言及数
816位

書籍紹介

ハッカーの視点に立ち、攻撃手法を詳しく分析。防御方法の本質が理解できる究極のセキュリティガイド。ベストセラー待望の改訂版。

技書の森解説

『HACKING:美しき策謀 第 2 版』 (Jon Erickson 著、村上 雅章 訳、オライリー・ジャパン、2011 年 10 月刊) は、原書 Hacking: The Art of Exploitation, Second Edition の日本語版で、ハッカーの攻撃手法を詳しく知ることを通じて防御の本質を説くセキュリティの解説書です。副題は「脆弱性攻撃の理論と実際」で、発売はオーム社です。版元の書籍ページは、「ハッキング」を周囲を驚かせるような鮮やかな手法で問題を解決することと位置づけています。そのうえで、システムの脆弱性やプログラム、ネットワークの盲点を利用する方法と、シェルコードの挿入による攻撃方法をコードとともに紹介し、後半では暗号をアルゴリズムから解説すると案内しています。

0x100 から 0x800 まで、プログラミングから暗号学への構成

目次の章番号は 16 進数の形で、0x100「はじめに」、0x200「プログラミング」、0x300「プログラムの脆弱性攻撃」、0x400「ネットワーク」、0x500「シェルコード」、0x600「攻撃と防御の共進化」、0x700「暗号学」、0x800「まとめ」の 8 章に索引が続きます。0x200 は「プログラミングとは何か?」から始まり、擬似コード、制御構造、x86 プロセッサーとアセンブリ言語、ポインター、メモリのセグメント化を経て、「続・基本」の節までを扱います。0x300 はバッファオーバーフローとフォーマット文字列を、0x400 は OSI の参照モデルとソケットから、スニッフィング、DoS 攻撃、TCP/IP のハイジャック、ポートスキャンまでを取り上げます。0x600 には実行不能スタックとスタック領域のランダム化という対策の節があります。0x700 は情報理論、対称暗号と非対称暗号、パスワードクラッキング、ワイヤレス 802.11b 暗号と WEP 攻撃を扱い、0x800 には参考文献とリソースが置かれています。

C のメモリ配置から脆弱性攻撃を理解する背景

C 言語は配列の境界を実行時に確かめず、ポインターで任意のアドレスを扱えるため、プログラムの誤りがそのままメモリの書き換えにつながることがあります。実行中のプログラムのメモリは、コード、データ、ヒープ、スタックといった領域に分かれています。この メモリレイアウト の上で、関数の戻り先の情報と局所変数が隣り合って置かれることが、バッファオーバーフローが深刻な 脆弱性 になる理由です。こうした弱点への対策として、データ領域での命令の実行を禁じる仕組みや、メモリの配置を実行ごとに変えるアドレス空間のランダム化が OS に組み込まれてきました。

版元の書籍ページの関連ファイル

版元の書籍ページ (2026 年 10 月時点) の関連ファイルには、サンプルコードと LiveCD の項目があります。セキュリティの本の選び方は セキュリティ本ガイド にまとめています。

本書は、0x100「はじめに」から、プログラミング、プログラムの脆弱性攻撃、ネットワーク、シェルコード、攻撃と防御の共進化、暗号学を経て、0x800「まとめ」までを 8 章に収めています。

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