Odyssey 式 MOS テキスト Excel365(オデッセイ シキ モス テキスト エクセル サンロクゴ)
本×動画×ストーリーで立体的に学ぶ
その他- 著者:
- きくちあきこ(キクチ, アキコ)
- 出版社:
- オデッセイコミュニケーションズ
- 出版日:
- 2025年11月
- 一覧:
- 2025 年に出た技術書
- ISBN:
- 9784908327230
- 価格:
- ¥2,530
- 在庫:
- 4
- 判型:
- 単行本
なぜ注目されているか
書籍紹介
出題範囲を完全カバー。章末問題 & 模擬テストでスキルを定着! 使う場面で学ぶからイメージしやすい! 合格+実務を見すえた新しい MOS 対策本。
技書の森解説
MOS (マイクロソフト オフィス スペシャリスト) の Excel 365 を受けるなら、試験を運営する会社が自ら作ったテキストという選択肢があります。『Odyssey 式 MOS テキスト Excel 365』 (きくちあきこ、株式会社オデッセイコミュニケーションズ 共著、オデッセイコミュニケーションズ、2025 年刊) は、MOS の運営元であるオデッセイ コミュニケーションズが発行する対策テキストで、版元の教材案内では MOS 365 Excel 一般レベル対応と明記され、同社が発行する初の MOS 対策テキストとして紹介されています (2026 年 9 月時点の MOS 公式サイト)。国立国会図書館などの書誌に登録された書名には「本×動画×ストーリーで立体的に学ぶ」という副題が続きます。
全 9 章、売上データの管理から懸賞の抽選までストーリーで学ぶ構成
書店掲載の書誌 (出版社提供) にある目次は、第 1 章「売上データの管理」、第 2 章「授業資料の作成」、第 3 章「テスト結果の分析」、第 4 章「社員旅行の参加者リストと配布資料の作成」、第 5 章「売上報告用データの作成」、第 6 章「売上管理ブックの整理」、第 7 章「メールアドレスと社員証番号の作成」、第 8 章「参加費の集計と座席表作成」、第 9 章「懸賞の抽選と当選者リストの作成」の全 9 章で、章題が機能名ではなく作る成果物の名前になっている点が特徴です。版元の案内によれば、各章にストーリーを設けて人物の会話から機能を学習し、ナビゲーターとして MOS 資格を持っている 2 人が登場して、オフィスや学校、アルバイト先での「困った」を解決していく筋立てです。学習はテキストに沿ってファイルを作成する形で進み、学習用データと動画が用意され、全 9 章で MOS 出題範囲を完全網羅したうえで、章末問題と 3 回分の模擬テストでスキルを定着させる構成だと版元は説明しています。出版社提供の内容説明も「使う場面で学ぶからイメージしやすい」「合格 + 実務を見すえた新しい MOS 対策本」と、場面主導の学び方を前面に出しています。
Excel 365 (一般) の実技試験と出題範囲 5 分野を知って読む
MOS 公式サイトの説明 (2026 年 9 月時点) では、MOS はマイクロソフト社が主催し、オデッセイ コミュニケーションズが運営する資格試験で、Excel 365 (一般) はセル範囲への書式設定、数式や関数の作成、テーブル機能、グラフの作成・編集などの基本的な操作を理解している方を対象とし、コンピュータを使った実技試験 (CBT) を 50 分で行い、筆記試験はありません。出題範囲は「ワークシートやブックの管理」「セルやセル範囲のデータの管理」「テーブルとテーブルのデータの管理」「数式や関数を使用した演算の実行」「グラフの管理」の 5 分野です。実技試験は問題の指示に従って正しい操作が行えるかを判定するため、機能の名前を知っているだけでは足りず、指示された結果を画面上に作り切る手の動きが求められます。実務の Excel 作業でも、一つの成果物を作る間に書式設定と関数とテーブルとグラフが入り混じるのが普通で、分野別に切り分けた学習だけでは操作の組み合わせが身につきにくい面があります。売上データや参加者リストという成果物単位で章を組む本書の構成は、この 5 分野を横断して手を動かす練習になり、試験の形式にも実務にも同じ方向を向いています。反面、出題範囲の分野順に項目を確認したい場面では公式の出題範囲と照らし合わせる手間が要るので、試験直前の確認は模擬テストと出題範囲の一覧を併用するのが現実的です。
運営元が発行するテキストという位置づけと著者きくちあきこ
版元は「運営会社が持つ MOS のノウハウを随所に掲載」し、受験を見すえた内容で合格を支えると案内しています。共著者のきくちあきこは、書店掲載の書誌 (出版社提供) の著者紹介 (刊行時点) によれば「ちあきめも blog」を運営して Excel をはじめとする Office ソフトやパソコン活用のノウハウを発信し、パソコン講師の経験を活かして初心者がつまずきやすいポイントをわかりやすく解説している人物で、個人や小規模事業者のデジタル活用支援にも取り組んでいます。資格の運営元が書く本は試験の要求水準に忠実である一方、実務書としては試験範囲の外へ踏み出しにくい性格を持ちますが、本書は版元自身が「学んだスキルを実務で活かす」ことを重視すると明言しており、資格対策本と実務向けの本の使い分け を意識しながら、合格後の仕事にもつながる学び方を狙っています。
Excel 365 一般レベルを初めて受ける人に向き、上級科目には向かない
向いているのは、Excel 365 (一般) を初めて受験する人、機能の羅列より業務の場面に沿った説明のほうが頭に入る人、そして合格後も売上表や名簿の整理を自分で組めるようになりたい人です。版元は学習用データと動画が用意されているので初心者でも安心だと案内しており、独学でも手順を追いやすい作りです。向かないのは、MOS 公式サイトの科目一覧で別科目として扱われる Excel 365 エキスパート (上級) や Excel 2019 (一般) を受ける人で、本書は一般レベル対応です。また MOS 公式は Mac 版 Office の試験を行っていないと明記し、試験環境の OS を Windows 11 Pro としているため (2026 年 9 月時点)、Mac だけで学習する人は試験当日の環境との差を織り込む必要があります。関数の深掘りや業務の自動化まで進みたい人は、合格後に Excel の本の選び方 を手がかりに次の一冊を選ぶとよいでしょう。
試験を運営する側の視点で出題範囲を全 9 章の成果物に落とし込み、章末問題と 3 回分の模擬テストで確認できる本書は、Excel 365 (一般) の合格を確実にしたい初受験者にとって、テキスト選びの迷いを減らす選択です。会話形式のストーリーで場面から学ぶ方式が合う人なら、投じた学習時間が試験の得点と日々の Excel 作業の両方に返ってきます。
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