プログラミング言語Rust 公式ガイドの表紙

プログラミング言語 Rust 公式ガイド(プログラミングゲンゴラストコウシキガイド)

著者:
Steve Klabnik/Carol Nichols/尾崎 亮太(スティーブ クラブニック/キャロル ニコールズ/オザキ リョウタ)
出版社:
ドワンゴ
出版日:
2019年06月28日頃
ISBN:
9784048930703
在庫:
在庫あり
0
Rust

なぜ注目されているか

総合
536
12 ランクダウン4 件の言及
言及数
566

書籍紹介

Rust プログラミング言語は、エンパワーメント (empowerment) を根本原理としています。どんな種類のコードを現在書いているにせよ、 Rust は幅広い領域で以前よりも遠くへ到達し、自信を持ってプログラムを組む力を与え (empower) ます。」 (本書「まえがき」より)
システムレベルのプログラムから Web サーバーやコマンドラインアプリなど、さまざまな分野に利用できるプログラミング言語として設計されている Rust 。本書は Rust コミュニティ公式のガイドブックである。

基本的な文法事項から、 Rust の中心的な機能である「所有権」の詳細、エラー処理や自動テストの方法、さらにはジェネリック型、スマートポインタ、関数型言語、並行プログラミングオブジェクト指向の機能など、 Rust プログラミングの肝となる要素のすべてを丁寧に解説する。

本書は、 Rust の基本を理解する概念の章、 Rust の機能を適用した小さなプログラムを構築するプロジェクトの章という 2 つで構成されている。それぞれを理解していけば、 Rust を利用したプログラム開発にすぐに取りかかれるようになっている。

第 1 章 事始め

第 2 章 数当てゲームをプログラムする

第 3 章 一般的なプログラミングの概念

第 4 章 所有権を理解する

第 5 章 構造体を使用して関係のあるデータを構造化する

第 6 章 enum とパターンマッチング

第 7 章 モジュールを使用してコードを体系化し、再利用する

第 8 章 一般的なコレクション

第 9 章 エラー処理

第 10 章 ジェネリック型、トレイト、ライフタイム

第 11 章 自動テストを書く

第 12 章 入出力プロジェクト: コマンドラインプログラムを構築する

第 13 章 関数型言語の機能: イテレーターとクロージャー

第 14 章 Cargo と crates.io についてより詳しく

第 15 章 スマートポインター

第 16 章 恐れるな! 並行性

第 17 章 Rust のオブジェクト指向プログラミング機能

第 18 章 パターンとマッチング

第 19 章 高度な機能

第 20 章 最後のプロジェクト: マルチスレッドの Web サーバーを構築する

技書の森解説

Rust コミュニティで "The Book" と呼ばれる公式ドキュメントの日本語書籍版です。言語設計者サイドの Steve Klabnik と Carol Nichols が執筆しており、所有権・借用・ライフタイムといった Rust 固有の概念を、言語仕様の背景にある「なぜこの制約が必要なのか」という設計意図から解きほぐしてくれます。オンラインで無料公開されている英語版と内容は同等ですが、紙の本として通読することで章の流れに沿った体系的な理解が得やすくなります。

所有権システムに初めて触れる人はほぼ確実に戸惑います。 C/C++ の経験者でもメモリ管理の考え方が根本的に異なるため、第 4 章あたりで一度手が止まるのは珍しくありません。ただし本書は小さなサンプルを段階的に積み重ねる構成になっているため、コンパイラのエラーメッセージと対話しながら読み進めれば、壁を越えた先で「コンパイルが通ればメモリ安全が保証される」という Rust の恩恵を体感できます。

他の言語を少なくとも一つ経験している方を対象読者としており、プログラミング自体が初めてという人には向きません。逆に言えば、 PythonJavaScript で開発経験があり、パフォーマンスと安全性を両立するシステムレベルの言語を学びたいと考えている方にとっては、最も網羅的で信頼できる出発点です。

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