IT Text 情報セキュリティ(改訂2版)の表紙

IT Text 情報セキュリティ (改訂 2 版)(アイティーテキストジョウホウセキュリティカイテイニハン)

セキュリティ
著者:
宮地 充子/菊池 浩明(ミヤジ アツコ/キクチ ヒロアキ)
出版社:
オーム社
出版日:
2022年02月24日頃
ISBN:
9784274228162
在庫:
在庫あり
0
セキュリティ

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書籍紹介

長年親しまれてきた『 IT Text 情報セキュリティ』が待望の改訂! 情報セキュリティの最新の技術や標準化の動向、情報セキュリティにかかわる社会動向を反映
長年多くの大学・企業で採用されてきた『 IT Text 情報セキュリティ』を、内容をアップデートし改訂 2 版として発行するものです。

初版の発行以降、暗号技術をはじめとして多くの技術が更新され、またセキュリティに対する関心の高まりや法令の整備など社会事情も大きく変化しました。そこで本書では、標準化などの最新動向や、量子コンピュータ、暗号資産、ブロックチェーンなどの最新技術に触れるとともに古い記述を改め、現代の情報セキュリティ技術を幅広く学ぶことのできる構成としました。また、情報倫理に関する記述を全面的に改め、初版発行後の社会動向やハクティビズムなど、情報技術者が身につけるべき知識を盛り込みました。

情報セキュリティの全分野を体系的に学習できる教科書としてお薦めの一冊です。

技書の森解説

情報セキュリティを断片的な対策集ではなく学問の体系として学ぶなら、大学の教科書として設計された本に分があります。『 IT Text 情報セキュリティ (改訂 2 版) 』 (宮地充子・菊池浩明 編、オーム社、 2022 年 2 月刊、 A5 判 288 ページ) は、情報処理学会が編纂する教科書シリーズ「 IT Text 」の一冊で、版元によれば長年多くの大学・企業で採用されてきた定番テキストの改訂版です。編者の 2 氏をはじめ、暗号・セキュリティ分野の研究者が執筆する、アカデミックな品質管理を経た体系書という位置づけになります。

技術と社会を両輪で見渡す構成

版元が「情報セキュリティの全分野を体系的に学ぶことのできる構成」とうたうとおり、 暗号技術 をはじめとする技術の層から、法令や情報倫理といった社会の層までを一冊で見渡す教科書です。この「技術と社会の両輪」は資格対策書や実務ノウハウ本にはない教科書ならではの特徴で、なぜその対策が要るのかを、攻撃手法の流行より一段深い原理のレベルで説明できるようになります。

改訂 2 版での更新点と読みどころ

改訂 2 版の意義は版元の紹介文に明確です。初版以降に進んだ暗号技術の更新と標準化の動向を反映し、量子コンピュータ、暗号資産、ブロックチェーンといった話題に触れ、古い記述を改めています。また情報倫理の章は全面的に書き改められ、ハクティビズムなど、初版発行後の社会動向を踏まえた内容になりました。セキュリティの教科書は技術の陳腐化と法令の改正で古びやすいジャンルなので、体系性を保ったまま 2022 年時点へ更新された版であることには実用上の意味があります。

向いている読者と読み方の注意

向いているのは、情報系の学部生・大学院生、セキュリティ分野を体系から学び直したいエンジニア、そして情報処理安全確保支援士などの試験勉強で「暗記が先行して原理が繋がらない」と感じている人です。数式を含む教科書体裁なので、手を動かすハンズオンや、日々の攻撃手法のケーススタディを求める読み方には合いません。その用途は実務書に譲り、本書は知識の幹を作る役に徹しています。

知識の幹への投資という価値

セキュリティの実務書 やニュースは幹があって初めて整理できます。資格取得や実務の断片知識が積み上がってきた人ほど、体系への投資は効率よく回収でき、 288 ページの教科書としては射程の長い一冊です。

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