パケットキャプチャの教科書

パケットキャプチャノキョウカショ

パケットキャプチャの教科書の表紙
ネットワーク
著者:
みやた ひろし(ミヤタ ヒロシ)
出版社:
SB クリエイティブ
出版日:
2017年10月16日頃
ISBN:
9784797390711
在庫:
在庫あり
4.75(4 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
ネットワークHTTPWiresharkパケット解析TCPIPsecSSL/TLSレイヤー 2 プロトコルEthernetARP

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言及数
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総合551位 ↑ 9 ランクアップ 言及 13 件・うち記事 12 件を掲載
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書籍紹介

本書では、これからパケット解析を始める人を対象に、パケットキャプチャツールのデファクトスタンダード「Wireshark」の使い方や、実際に現場で見かけるパケットを理解するうえで必要な知識を、じっくり丁寧に解説します。

<本書の特長>
・オールカラーで見やすい!

・TCP、HTTP、IPsec、SSL/TLS など現在のアプリケーションに欠かせないプロトコルについて他にないほど丁寧に詳しく解説!

・300 点超の徹底図解でわかりやすい!

この一冊でネットワーク解析に自信がつく、新しいパケットキャプチャ解説書の決定版です!
CHAPTER 1 パケットキャプチャの流れ

1-1 パケットキャプチャとは

1-2 どんなときにパケットキャプチャするの?

1-3 パケットキャプチャの流れ

CHAPTER 2 Wireshark の使い方
2-1 Wireshark をインストールしよう

2-2 とりあえずキャプチャしてみよう

2-3 Wireshark の便利な機能を知っておこう

CHAPTER 3 レイヤー 2 プロトコル
3-1 Ethernet

3-2 PPPoE

3-3 ARP

CHAPTER 4 レイヤー 3 プロトコル
4-1 IP

4-2 IPsec

4-3 ICMP

CHAPTER 5 レイヤー 4 プロトコル
5-1 UDP

5-2 TCP

CHAPTER 6 アプリケーションプロトコル
6-1 HTTP

6-2 SSL/TLS

6-3 DNS

技書の森解説

『パケットキャプチャの教科書』 (みやた ひろし 著、SB クリエイティブ、2017 年 10 月 14 日発売) は、これからパケット解析を始める人を対象に、パケットキャプチャツールの Wireshark の使い方と、現場で見かけるパケットを理解するのに必要な知識を解説した本です。版元の紹介文はオールカラーで 300 点を超える図解を収めると案内し、TCP、HTTP、IPsec、SSL/TLS などのプロトコルを丁寧に詳しく解説している点を特長に挙げています。版元の著者紹介によると、著者はシステムインテグレーターのシステムエンジニアからネットワーク機器ベンダーのコンサルタントに転じ、CCIE (Cisco Certified Internetwork Expert) を持ち、『サーバ負荷分散入門』などの著書があります。

Wireshark の操作からアプリケーション層まで、全 6 章の構成

目次は全 6 章です。CHAPTER 1「パケットキャプチャの流れ」は、パケットキャプチャとは何か、どんなときにキャプチャするのか、キャプチャの流れを説明し、CHAPTER 2「Wireshark の使い方」は、インストールから、まずキャプチャしてみる段階、便利な機能までを扱います。CHAPTER 3 以降は層ごとの章です。CHAPTER 3「レイヤー 2 プロトコル」が Ethernet、PPPoE、ARP、CHAPTER 4「レイヤー 3 プロトコル」が IP、IPsec、ICMP、CHAPTER 5「レイヤー 4 プロトコル」が UDP と TCP を取り上げ、CHAPTER 6「アプリケーションプロトコル」は HTTP、SSL/TLS、DNS の節を含みます。

層ごとに読むと通信の不具合を切り分けられる理由

パケットキャプチャが役に立つのは、通信の不具合がどの層で起きているかを、推測でなく記録された事実で確かめられるからです。TCP/IP の通信は、Ethernet のフレームの中に IP のパケットが入り、その中に TCP や UDP のセグメント、さらにその中に HTTP や DNS のメッセージが入るという入れ子の形で運ばれます。Wireshark はこの入れ子を層ごとにほどいて表示するので、宛先の MAC アドレスを ARP で解決できていないのか、IP の経路で届いていないのか、TCP の接続が確立できていないのか、アプリケーションが返す応答の中身がおかしいのかを順に見分けられます。本書が Wireshark の章のあとに層の低い順に章を並べているのは、この見分け方と同じ順序です。

TCP を例にとると、接続の開始時の 3-way ハンドシェイク で SYN、SYN/ACK、ACK が往復しているか、再送や受信ウィンドウの変化がどこで起きているかは、キャプチャを見て初めて具体的になります。教科書の図で手順を覚えていても、実際のパケットでシーケンス番号と確認応答番号の動きを追えるようになると、遅延や切断の原因を根拠とともに説明できるようになります。

2017 年刊の前提と、刊行後に発行された TLS 1.3

本書は 2017 年 10 月の発売です。TLS の version 1.3 は、その後の 2018 年 8 月に RFC 8446 として発行され、TLS 1.2 を定めた RFC 5246 などを廃止扱い (Obsoletes) にしました。TLS 1.3 ではハンドシェイクの往復の回数と、暗号化される範囲が TLS 1.2 から変わっています。本書の SSL/TLS の節は RFC 8446 の発行より前に書かれているので、TLS 1.3 で通信するサーバーをキャプチャして読む時は、ハンドシェイクの違いを RFC 8446 などで補う前提で使うのが確実です。

パケット解析を始めるインフラ担当者と開発者に

版元が対象とするのは、これからパケット解析を始める人です。目次は Wireshark の操作を先に置き、その後で各層のプロトコルを取り上げる並びなので、IP アドレスやポート番号といった基本を一通り知っていれば、手元でキャプチャしながら読み進められます。ネットワークの設計や運用を担う人、通信の不具合をアプリケーションの側から切り分けたい開発者、資格試験で覚えたプロトコルの動きを実物で確かめたい人には、層ごとのパケットを図解とキャプチャで追える本書が、障害対応でまず何を見るかを身につける確かな足がかりになります。

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