インフラエンジニアの教科書

インフラ エンジニア ノ キョウカショ

インフラエンジニアの教科書の表紙
ネットワーク
著者:
佐野裕(サノ, ユタカ)
出版社:
シーアンドアール研究所
出版日:
2013年11月
ISBN:
9784863541337
在庫:
在庫あり
3.7(37 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
ネットワークサーバーOSデータセンター障害対応大規模インフラインフラ構築インフラ保守購買と商談スキル向上

なぜ注目されているか

言及数
273位
総合346位 ↑ 6 ランクアップ 言及 11 件・うち記事 10 件を掲載
01220222023202420252026

書籍紹介

膨大なトラフィックをさばく LINE 社にて構築・保守を行っている現役エンジニアが記す IT インフラの必須知識と経験の数々! サーバ、OS、ネットワーク機器、データセンター、購買と商談、障害対応、大規模インフラ、成長するために必要なスキルなど、基礎知識から実践まで言及。

技書の森解説

サーバー、OS、ネットワーク、ストレージ、データセンター、機器の購買までを、インフラエンジニアという仕事の側から 1 冊で見渡すための入門書です。『インフラエンジニアの教科書』は佐野 裕 著、シーアンドアール研究所から 2013 年 11 月に刊行されました。書誌の紹介文によると、著者は膨大なトラフィックを扱う LINE 社で構築と保守に携わる現役のエンジニア (刊行時点) で、本書はサーバー、OS、ネットワーク機器、データセンター、購買と商談、障害対応、大規模インフラ、成長に必要なスキルまでを、基礎知識から実践まで取り上げる内容と案内されています。

全 11 章の構成、サーバーと OS からデータセンターまで

目次は 11 章です。最初の「インフラエンジニアの仕事」で職種の輪郭を示し、続いてサーバー、OS、ネットワーク、ストレージと、システムを支える層を 1 章ずつ取り上げます。少し離れた 7 章目にデータセンターが置かれ、機器を収める場所までが学ぶ範囲に入っています。インフラ の仕事が難しいのは、こうした層のどれか 1 つで起きた問題が、上に載るアプリケーション全体の止まり方として現れる点です。サーバーの性能だけ、ネットワーク の設定だけを詳しく知っていても、障害の原因を切り分けるには層をまたいだ見取り図が要ります。各層の専門書を読む前に、その見取り図を先に手に入れる章立てと読めます。

購買と商談、インフラ運用、大規模インフラという実務の章

技術の章の間に「購買と商談」の章があるのが、本書の目次の特徴です。インフラの仕事には、機器や回線、データセンターの利用を予算の中で選び、見積もりを取り、納期を見込んで手配するという、技術そのものとは別の工程が含まれます。後半は「ソリューションとセキュリティ」「インフラ運用」「大規模インフラ」と続き、最後の「インフラエンジニアの成長」で締めくくられます。書誌の紹介文が挙げる障害対応は、インシデント管理 の考え方につながる、運用の中でも経験がものを言う領域です。目次は章題だけが公開されているため、各章でどこまで踏み込むかは手に取って確かめる必要があります。

2013 年刊、物理の機器とデータセンターを扱う章立て

刊行は 2013 年 11 月で、目次にはクラウドサービスを主題にした章はありません。サーバーやストレージ、データセンター、購買を章として立てていることから、物理の機器を自社で調達して運用する環境を前提にしていると読めます。クラウドが広く使われるようになった後でも、仮想のサーバーの下では物理のサーバーとネットワーク、データセンターが動いており、性能や障害の理由を理解するうえでこの層の知識は役に立ちます。一方で、クラウドの設計やコンテナ、コードによる構成管理を学びたい場合は、本書の次に別の本が要ります。その選び方は インフラとクラウドの本の選び方 にまとめています。

インフラエンジニアを目指す人に向く理由

向いているのは、インフラエンジニアという職種に興味があり、どんな技術と仕事の流れがあるのかを先に知りたい人と、アプリケーション開発の立場から、サーバーやネットワークの向こう側で何が起きているかをつかみたい人です。コマンドの使い方や設定の手順を順に学ぶ本を探している人は、章題を見る限り本書の形とは違うため、別の本と組み合わせるのが近道です。自分の進む方向を決める前に、サーバーから購買、運用、成長の道筋までを一度見渡しておきたい人にとって、全体の地図を手早く得られる一冊です。

言及した記事 (10 件)

この本に興味がある方におすすめ

関連する本

佐野裕 の他の書籍

関連記事

関連用語

共有: