初心者でも「コード」が書ける! ゲーム作りで学ぶ はじめてのプログラミング
ショシンシャデモコードガカケルゲームヅクリデマナブハジメテノプログラミング
- 著者:
- うえはら 監修: 竹林 暁(ウエハラ タケバヤシ アキラ)
- 出版社:
- 技術評論社
- 出版日:
- 2019年04月27日頃
- ISBN:
- 9784297105792
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
この本では、「コード」を書いてゲームを作りながら、プログラミングを楽しく学んでいきます。パソコン上で Processing を使いますので、Java ベースのプログラムを、面倒な設定なしで直感的にどんどん書きながら理解することができます。Python や JavaScript は難しくて手が出せなかったという人でも、この本なら大丈夫。小学校高学年以上のどなたでも読むことができます。Scratch ではちょっともの足りない人も、ぜひ試してみましょう。
技書の森解説
Processing というプログラミング言語でコードを書きながらゲームを作り、プログラミングの基本を一通り身につけるための入門書が『ゲーム作りで学ぶ はじめてのプログラミング』です (うえはら 著、竹林暁 監修、技術評論社、2019 年 4 月 27 日発売)。版元の書名表示では、書名の前に初心者でも「コード」が書けると呼びかける一文が添えられています。版元の概要は、パソコン上で Processing を使うので、Java ベースのプログラムを面倒な設定なしで直感的に書きながら理解できると説明し、読者を「小学校高学年以上のどなたでも読むことができます」と案内しています。版元がすすめる読者は、「コードを書く」スタイルのプログラミングに興味がある人、Java ベースの本格的なプログラミングをしてみたい人、Scratch を試したことがあり、さらに実践的なプログラミングを学びたい人です。
全 7 章の構成、Processing の始め方からドローンのゲームまで
イントロダクションのあと、第 1 章「Processing でプログラミングを始めよう!」でプログラミング言語とは何か、なぜ Processing を勧めるのかを説明し、実行環境のダウンロード、インストール、起動までを進めます。第 2 章「Processing で図形を描こう」は Hello World の実行に始まり、画面のサイズと座標、線や四角形、円、三角形の描画、光の三原色とカラーコードによる色付けを扱い、課題として図形を組み合わせたクマの絵を描きます。第 3 章「Processing プログラミングの基本―関数、変数、画像表示、乱数」と第 4 章「Processing プログラミングの基本―条件分岐、繰り返し」では、setup 関数と draw 関数の役割、変数と算術演算子、画像の表示、乱数、条件分岐を使った当たり判定、繰り返し処理、関数の自作へと進み、第 4 章の最後に間違い探しゲームを作るまとめのチュートリアルが置かれています。第 5 章「配列と繰り返し処理でさまざまな表現を作ろう」では配列を使ってアクションゲームを、第 6 章「クラスとオブジェクトを活用しよう」ではシューティングゲームを作ります。第 7 章は総まとめとして、キー操作で動かすドローン、安全ブロックと危険ブロックとゴールブロック、縦と横に画面をスクロールする「カメラ」、ゲームクリアを順に作り、ドローンを操作するアクションゲームを完成させます。巻末にはおわりにと付録の関数一覧、索引があります。
Processing と、文字でコードを書くプログラミングの背景
Processing は、図形や画像、アニメーションを少ない記述で画面に出せるように作られたプログラミング言語と開発環境で、文法は Java を土台にしています。プログラムの骨組みは、起動時に 1 回だけ実行される処理と、画面を描き直すたびに繰り返し呼ばれる処理の 2 つに分かれます。後者の中で座標や色を表す値を少しずつ変えると、図形が動くアニメーションになります。ブロックを並べて組み立てる Scratch と違い、命令をキーボードで文字として書くため、綴りの誤りや括弧の閉じ忘れでプログラムが動かない場面にも出会いますが、書いたコードの結果がすぐ図形として画面に現れるので、どこを直せば何が変わるのかを目で確かめながら進められます。ここで扱う変数、条件分岐、繰り返し、関数、配列といった概念は、Java や JavaScript、Python など文字で書く言語に共通する土台です。敵や弾のように同じ振る舞いをする登場物を、データと処理をひとまとめにした型から必要な数だけ作る書き方は、オブジェクト指向 と呼ばれる設計の考え方の入り口にあたります。
小学校高学年からの初学者に向く理由と、別の本を選ぶ場合
第 1 章が Processing のダウンロード、インストール、起動の手順から始まるため、開発環境を用意した経験が無くても読み始められる構成です。版元は、Python や JavaScript が難しくて手が出せなかった人でも大丈夫だと案内しています。版元ページの著者紹介 (2026 年 10 月閲覧) によると、著者のうえはらは 2016 年から子ども向けプログラミングスクール TENTO の講師として主に Processing を教えており、監修の竹林暁は TENTO の共同創立者 / 代表です。一方で、作例はすべて Processing で書かれているので、Python や JavaScript そのものの文法を学びたい場合や、ゲームエンジンを使った本格的な ゲーム開発 に進みたい場合は、それぞれを主題にした本を選ぶほうが目的に近づきます。
Scratch でブロックを組み合わせる段階は経験したものの、文字でコードを書く方法へ進むきっかけをつかめていない小学校高学年以上の学習者や、その学習を手伝う保護者や指導者にとって、図形を 1 つ描くところから第 7 章のアクションゲームの完成まで同じ道具で通して作り上げられる本書は、次の段階の教材として手元に置きやすい一冊です。プログラミング言語の本を広く見比べたい場合は、プログラミング言語の入門書ガイド も参考になります。
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