インターネットはなぜ人権侵害の温床になるのか

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ネットパトロールがとらえた SNS の危険性

インターネットはなぜ人権侵害の温床になるのかの表紙
その他
著者:
吉冨康成(ヨシトミ, ヤスナリ)
出版社:
ミネルヴァ書房
出版日:
2014年08月
ISBN:
9784623070657
在庫:
在庫あり
3(3 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
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書籍紹介

ネットいじめなどに代表されるように、現在 SNS などのコミュニティサイトでは、多くの人権侵害にあたる表現がみられます。本書では、ネット人権侵害の現状と実際を知らせ盲目的なネット利用に警鐘を鳴らすとともに、その対策の端緒ともなるネットパトロールの実践を紹介し、ネット人権侵害対策の糸口を探ってゆきます。

技書の森解説

『インターネットはなぜ人権侵害の温床になるのか』 (吉冨 康成 編、ミネルヴァ書房、2014 年 8 月刊) は、ネットいじめに代表される SNS やコミュニティサイトでの人権侵害を、実際の書き込みを巡回して集めた事例から論じる本です。版元ドットコムの書誌では、書名に「ネットパトロールがとらえた SNS の危険性」が添えられています。版元ドットコムの紹介文は、「著者らが開発・運用するネットパトロールで拾い上げた実例を報告するとともに、安易なネット利用に警鐘を鳴らす」本と案内しています。版元ドットコムの 2014 年 6 月の著者紹介では、編者は京都府立大学生命環境科学研究科の教授です。

プロローグからエピローグまで、SNS の人権侵害を法律と倫理から追う構成

本文は、プロローグ、全 6 章、エピローグです。第 1 章「心を蝕むインターネット」はインターネットが生まれた訳と「ネット人権侵犯の潮流」、利用者の心理と行動を扱い、第 2 章「人権侵害を招くインターネットの正体」は基礎知識の 2 節のあとに、書名と同じ問いを立てた節「SNS はなぜ人権侵害の温床になるのか」を置きます。第 3 章「ネット人権侵害」は事例の分析と、社会人になるまでの人権教育、儒教に対策の糸口を求める節があります。第 4 章「ネット人権侵害、法律と倫理」は基本的人権の尊重、表現の自由、通信の秘密、名誉毀損と侮辱とプライバシー権侵害、個人情報保護、著作権保護、ネットワーク環境で何を違法とするか、国際的な事件の取扱いを順に取り上げ、孔子の説く恕からネチケットを考える節と、実際に注意すべきことの節が続きます。第 5 章「ネット人権侵害を傍観する日本」は業界、政府と地方自治体、ビッグデータに潜む罠を扱い、第 6 章「ネットパトロール」は技術面と法律面でできることとできないこと、監視社会への不安、儒教に学ぶ家族愛を論じます。

SNS が人権侵害を生みやすい仕組み、拡散と匿名性

第 1 章の最初の節は「インターネットが生まれた訳」で、第 2 章の第 4 節は「そこに危険が潜んでいる」です。

ネットパトロールは、外から見える掲示板や SNS の書き込みを巡回し、問題のある投稿を見つけて、サイトの管理者への削除の依頼や関係者への連絡につなげる取り組みです。第 6 章には「できることとできないこと、技術面と法律面」と「おおらかな期待と監視社会への不安」の節があります。

版元ドットコムの分類と国立国会図書館の責任表示

版元ドットコムの分類は社会の専門書で、判型は四六判です。国立国会図書館の書誌では、責任表示は吉冨康成 編著です。

本書は、ネットパトロールで集めた実例をもとに、SNS で人権侵害が起きる仕組み、法律と倫理、日本の業界と行政の対応、ネットパトロールの可能性と限界を、プロローグ、全 6 章、エピローグに収めています。

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