高校生から始める Jw_cad 土木製図入門[Jw_cad8.10b 対応]
コウコウセイカラハジメルジェイダブリュキャドドボクセイズニュウモンジェイダブリュキャドハッテンイチゼロタイオウ
- 著者:
- 櫻井 良明(サクライヨシアキ)
- 注目:
- 総合 1085 位
- 出版社:
- エクスナレッジ
- 出版日:
- 2020年08月21日頃
- ISBN:
- 9784767827889
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
本書は、高校生以外の学生や一般の初心者の方でも、授業や CAD 講習会などの限りある時間で、
CAD による土木図面の作図方法が習得できるよう、コンパクトな内容にまとめてあります。
「第 1 章 土木製図の基本」では、土木製図を作図するうえで必要となる基本的な知識やルールについて説明します。
また、本書で作図する課題の図面を紹介します。
「第 2 章 Jw_cad を使う準備」では、Jw_cad のインストールをはじめ、起動・終了の操作、画面各部の機能、
ツールバーの設定、図面の保存、基本設定の方法などを解説しています。
「第 3 章 練習ドリルによる作図練習」では、初心者のために土木製図に必要な Jw_cad の基本作図操作を
練習ドリルを使って作図練習をします。
「第 4 章 土木製図の準備 図面枠と表題欄を作図」では、図面を作図する準備として、図面の用紙サイズ、
線属性 (線の太さや種類)、レイヤ、縮尺の設定などを行ったうえ、図面枠と表題欄を作図しています。
「第 5 章 土木製図を作図<課題 1・2>」;では、既製コンクリート製品などの断面図の作図方法を学びます。
■目次
第 1 章 土木製図の基本
Section1 土木図面の種類と本書で作図する課題図面
Section2 土木製図の基礎知識
第 2 章 Jw_cad を使う準備
Section1 Jw_cad をインストール、本書で使うファイルをコピー
Section2 Jw_cad と図面ファイルの基本操作、基本設定を変更
第 3 章 練習ドリルによる作図練習
Section1 第 3 章での作図練習の進め方
Section2 作図ウィンドウの画面の拡大・縮小表示
Section3 練習ドリル 01 基本的な図形を作図 作図済み図形を加工
Section4 練習ドリル 02 作図済み図形に寸法を記入 作図済み図形を測定
第 4 章 土木製図の準備
Section1 用紙サイズ・線属性・レイヤ・縮尺を設定
Section2 図面枠と表題欄を作図
第 5 章 土木製図を作図<課題 1・2>
Section1 <課題 1>上ぶた式 U 形側溝および L 形側溝を作図
Section2 <課題 2>逆 T 形擁壁を作図
第 6 章 測量図を作図<課題 3・4>
Section1 <課題 3>閉合トラバースを作図
Section2 <課題 4-1>開放トラバースおよび計画道路の平面図を作図
Section3 <課題 4-2>計画道路の縦断面図を作図
Section4 <課題 4-3>計画道路の横断面図 (土量計算) を作図
Section5 計画道路の横断面図 (土量計算) を印刷
技書の森解説
Jw_cad で土木図面を描く方法を、授業や CAD 講習会のような限られた時間の中で身につけるための入門書です。『高校生から始める Jw_cad 土木製図入門[Jw_cad8.10b 対応]』は櫻井 良明 著、エクスナレッジから 2020 年 8 月 21 日に発行されました。書名には高校生とありますが、版元の紹介文は高校生以外の学生や一般の初心者も読者に含めており、コンパクトな内容にまとめたと説明しています。NDL の書誌には、2017 年刊の内容を一部改訂し Jw_cad 8.10b に対応させたものという注記があります。
土木製図の基本から測量図まで、全 6 章の構成
目次は全 6 章です。第 1 章「土木製図の基本」で土木図面の種類と製図の基礎知識を押さえ、本書で作図する課題の図面を紹介します。第 2 章「Jw_cad を使う準備」はインストールと図面ファイルの基本操作、基本設定の変更、第 3 章「練習ドリルによる作図練習」は基本的な図形の作図と加工、寸法の記入と測定を練習ドリル 2 本で反復する章です。第 4 章「土木製図の準備」で用紙サイズ、線属性、レイヤー、縮尺を設定して図面枠と表題欄を描き、ここから課題に入ります。第 5 章は上ぶた式 U 形側溝と L 形側溝、逆 T 形擁壁の断面図という既製コンクリート製品などの図面、第 6 章「測量図を作図<課題 3・4>」は閉合トラバース、開放トラバースと計画道路の平面図、計画道路の縦断面図と横断面図 (土量計算) の作図、そして横断面図の印刷で締めくくられます。
断面図と測量図で何を描き分けるのか
土木図面は、建物の間取りを示す建築図面とは描く対象が違います。側溝や擁壁のような構造物は、延長方向に同じ形が続くため断面図で形と寸法を示すのが基本で、外形線、寸法線、中心線などをどの線の太さと種類で描き分けるかが図面の読みやすさを左右します。測量図の側では、閉合トラバースは出発点に戻る形で測点を結ぶため角度や距離の誤差を確かめられ、開放トラバースは終点が別の地点になるため道路のような線形の計画に使われます。計画道路の縦断面図は中心線に沿った地盤と計画高の関係を、横断面図は測点ごとの切土と盛土の形を示し、その面積から土量を求めるのが土量計算です。本書はこの流れを課題 3 と課題 4 の一続きで扱い、平面図から縦断面図、横断面図へと同じ道路を描き進める並びになっています。
Jw_cad の操作と製図の決まりごとを同時に覚える
CAD の入門で戸惑いやすいのは、ソフトの操作と製図の決まりごとを同時に覚えなければならない点です。本書は第 2 章と第 3 章でソフトの準備と基本操作を先に済ませ、第 4 章で図面の約束事を設定してから課題に入るため、操作に慣れる段階と図面を仕上げる段階が分かれています。練習ドリルで作図、加工、寸法記入、測定を一通り手で試してから課題図面に進む形は、技術書の 演習を解きながら覚える学び方 と同じ考え方です。一方で、扱うのは Windows で動く 2 次元 CAD の Jw_cad であり、3 次元のモデルや BIM、ほかの CAD ソフトの操作は目次にありません。AutoCAD LT で土木図面を描きたい人には、版元が関連書籍に挙げる『AutoCAD LT できちんと土木図面をかく方法[AutoCAD LT 2021/2020/2019/2018 対応]』のほうが目的に合います。
土木系の授業で Jw_cad を始める人に向く理由
向いているのは、土木系の学科で製図の授業を受けている生徒や学生、CAD 講習会で短い時間のうちに土木図面を 1 枚仕上げる必要がある人、そして独学で Jw_cad の土木製図を始めたい初心者です。側溝、擁壁、トラバース、道路の縦横断面図という題材は、構造物の断面図と測量図の両方にまたがっています。建築図面を描きたい人や、すでに Jw_cad で土木図面を描き慣れている人には内容が基礎寄りです。土木製図の 最初の 1 冊 として、課題図面を自分の手で完成させるところまで進めたい人に向け、授業や CAD 講習会の限られた時間で使うことを前提にした本です。