Nikon D5300 基本 & 応用撮影ガイド

ニコン ディー ゴセンサンビャク キホン アンド オウヨウ サツエイ ガイド

Nikon D5300 基本 & 応用撮影ガイドの表紙
ハードウェア
著者:
Mosh books(モッシュ ブックス)
出版社:
技術評論社
出版日:
2014年05月
ISBN:
9784774164021
シリーズ:
今すぐ使えるかんたん mini
在庫:
在庫あり
4.56(27 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
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総合2799位

書籍紹介

思い通りの写真が撮れる上達のヒントが満載。

技書の森解説

一眼レフを買ったばかりの人がまず困るのは、ボタンとメニューの多さと、「ピント」「露出」「構図」という写真の基礎がどのボタンにつながっているのか見えないことです。『Nikon D5300 基本 & 応用撮影ガイド』 (MOSH books 著、技術評論社、2014 年 4 月刊) は、Nikon のデジタル一眼レフカメラ D5300 に絞った操作解説書で、技術評論社の「今すぐ使えるかんたん mini」シリーズの 1 冊として B6 変形の携帯しやすい判型で刊行されました。版元は、写真上達に必要な知識から D5300 のさまざまな機能を利用した使いこなしまでを体系立てて解説する本と位置づけ、D5300 の撮影方法を知りたい人と D5300 を使いこなしたい人を対象読者に挙げています。著者名は版元公式ではローマ字表記の MOSH books、書誌データベースではモッシュブックスと登録されています。

全 7 章の構成、基本操作から Wi-Fi と GPS の活用まで

構成は全 7 章で、Sec.01 から Sec.65 まで一続きの番号が振られています。第 1 章「D5300 の基本操作を確認する」は各部名称、撮影前の準備、正しい構え方、オートモードでの撮影、再生と削除、撮影モードの確認までを扱い、初めて電源を入れる人の手順書になっています。第 2 章「ピントと構図の基本を知る」でフォーカスモードと AF エリアモード、構図のパターン、カメラアングルと撮影ポジション、光源、三脚を押さえ、第 3 章「露出を駆使して撮影する」で測光モード、P・S・A・M の各モード、露出補正、ISO 感度、ホワイトバランス、内蔵フラッシュへ進みます。第 4 章「D5300 の独自機能を楽しむ」はピクチャーコントロール、スペシャルエフェクトモード、アクティブ D-ライティングと HDR、レリーズモード、画像編集メニューという機種固有の機能を扱う章です。第 5 章「交換レンズを楽しむ」、第 6 章「被写体別 & シーン別の撮影テクニック」と続き、第 7 章「Wi-Fi & GPS 機能を活用する」で締める並びです。

ピント / 露出 / 構図を D5300 の操作に結びつける読みどころ

写真の基礎理論は機種を問わず共通ですが、初心者がつまずくのは理論そのものではなく、理論とカメラ側の設定項目の対応関係です。絞り / シャッター速度 / ISO 感度の三者で明るさが決まるという露出の考え方を知っていても、それを D5300 のどのモードで、どのダイヤルとメニューで操作するのかが分からなければ、オートモードから抜け出せません。本書は第 2 章と第 3 章で、フォーカスモードや AF エリアモード、プログラムオート (P) / シャッター優先オート (S) / 絞り優先オート (A) / マニュアルモード (M) の 4 つの露出モードを、そのまま D5300 の操作手順として説明します。基礎理論と機種操作を同じページで学べるのが機種別ガイドの利点で、汎用の写真入門書を読んだ後に自分のカメラではどこを触るのかを探し直す手間がありません。版元がスマートフォンと連携した使い方を Wi-Fi 内蔵の D5300 ならではの特徴として挙げているとおり、第 7 章では Wi-Fi 機能と GPS 機能の活用、つまり撮った画像を ネットワーク 越しにスマートフォンとやり取りする使い方までを扱っています。

交換レンズと被写体別テクニックで広がる撮影の幅

第 5 章はレンズの基本、焦点距離と画角、ズームレンズと単焦点レンズの違いを説明したうえで、標準ズーム、望遠ズーム、広角ズーム、単焦点、マイクロ、魚眼の各レンズの使い方を 1 セクションずつ扱います。レンズ交換式カメラを買ったのにキットレンズしか使ったことがない人にとって、次に何を買い足すと何が撮れるようになるかの見取り図になる章です。第 6 章はスポーツ、屋外と屋内での女性の撮り方、記念写真、子供、小物、建物、街スナップ、料理 / スイーツ、走る犬、室内の猫、花、水族館、動物、風景、滝、紅葉、夕景、夜景、夜景と人物、鉄道写真、動画撮影と、被写体とシーンごとに 1 セクションを割く実践編です。前半で学んだ露出やレンズの知識を、目の前の被写体に対してどう組み合わせるかを確認できる構成で、自分がよく撮る被写体の節から読み始める使い方もできます。

D5300 ユーザー以外には向かない、2014 年刊の機種別ガイド

本書は D5300 の操作解説書であり、他の機種を使っている人には向きません。メニュー構成や機能名は機種ごとに異なるため、Nikon の別機種や他社のカメラを使う人は、その機種向けのガイドか汎用の写真入門書を選ぶ方が実益があります。スマホ入門書と同じで、機種に合った本を選ぶことがこの種のガイドでは前提条件になります。この考え方は スマホ・パソコン入門書の選び方 でも同じ原則として整理されています。また 2014 年 4 月刊のため、第 7 章のスマートフォン連携などは刊行時点の環境を前提にした記述であり、連携アプリの画面や手順はその後変わり得る点は割り引いて読む必要があります。一方、D5300 を手にしてオートモードのまま撮り続けている人、中古で D5300 を手に入れて取扱説明書だけでは撮り方が分からない人にとっては、基本操作から露出、レンズ、被写体別の撮り方、Wi-Fi と GPS まで 1 冊で通せる本書は費用に対する回収が早い選択です。付属の説明書が機能の一覧だとすれば、本書はその機能でどう撮るかを教える側の 1 冊として、D5300 を使いこなしたい人の手元に置く価値があります。

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