SONY α 7 3 基本&応用撮影ガイド(ソニー アルファ7 スリー キホン アンド オウヨウ サツエイ ガイド)
ハードウェア- 著者:
- 伴貞良/MOSHbooks(バン,サダヨシ/モッシュ ブックス)
- 出版社:
- 技術評論社
- 出版日:
- 2019年04月
- ISBN:
- 9784297104696
- シリーズ:
- 今すぐ使えるかんたんmini
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
α 7 3 の多彩な機能をこの 1 冊でマスター!
技書の森解説
ソニーのフルサイズミラーレス一眼 α 7 III (2018 年発売) は、多機能なぶんメニュー階層が深く、買ったはいいがおまかせオートから抜け出せないという声の多いカメラです。『 SONY α 7 III 基本&応用撮影ガイド』は、この 1 機種に絞ってボタン操作から撮影設定、撮影後の画像活用までを解説する専用ガイドで、写真家の伴貞良氏と MOSH books の著により 2019 年 4 月に技術評論社から刊行されました。技術評論社の「今すぐ使えるかんたん mini 」シリーズの 1 冊で、版元はプロの作例を見ながら α 7 III の機能を学びたい人向けと位置づけています。 B6 変形の携帯しやすい判型なので、カメラバッグに入れて現場で参照する使い方に合います。
全 7 章の構成、基本操作から RAW 現像まで
構成は全 7 章と付録です。第 1 章で各部名称・ファインダーとモニターの使い方・おまかせオートといった基本操作を押さえ、第 2 章でフォーカスシステム、第 3 章で露出と撮影モード、第 4 章で交換レンズによる表現の違いへ進みます。第 5 章はホワイトバランスやクリエイティブスタイルなど色表現、第 6 章は連写・サイレント撮影・ 4K 動画・ボタンカスタマイズや被写体別カスタム設定といった便利機能を扱い、第 7 章では専用ソフトウェアを使ったスマートフォン連携と RAW 現像まで踏み込みます。巻末にはメニュー画面一覧とアクセサリー紹介の付録が付き、番号付きの短い節を積み上げる形式なので、通読しなくても困った箇所だけ引けます。
読みどころはフォーカス設定と撮影後のワークフロー
機種専用ガイドとしての価値が最も出ているのはフォーカスの章です。α 7 III のオートフォーカスは設定の組み合わせが多彩で、フォーカスモードとフォーカスエリアの組み合わせ、瞳 AF やロックオン AF の使い分けは説明書を眺めるだけでは身につきません。本書は組み合わせ例や詳細設定の変更まで節を割いて解説しており、「ピントをカメラ任せにしつつ意図どおりに合わせる」ための設定作法を体系的に学べます。もう 1 つの読みどころが撮影後の流れで、iOS や Android のスマートフォンへ画像を転送する連携アプリ、パソコンでの RAW 現像までを 1 冊の中で扱います。 RAW はセンサーが捉えた生データを保存する形式で、撮影後に露出や色を大きく追い込めるため、フルサイズ機の画質を活かし切るなら避けて通れない工程です。
刊行時期の注意と向いている読者
注意点は刊行が 2019 年 4 月であることです。カメラ本体のファームウェアや連携ソフトウェアは更新で画面・名称・機能が変わり得るため、ソフトウェア章の手順は書面と実機で差が出ている可能性があります。操作ガイドとしての本体部分 (フォーカス・露出・色表現) は機種に固有の内容なので古びにくい一方、本書はあくまで α 7 III 専用であり、後継機や他機種のユーザーが流用するには向きません。また構図理論やライティングを体系的に学ぶ本でもありません。α 7 III を手にしていて、オート任せから一歩踏み出して設定の意味を理解しながら撮りたい人、深いメニューのどこに何があるか地図が欲しい人には、価格に対して十分に元の取れる 1 冊です。
読み終える頃には、撮る前に「フォーカスをどう合わせ、露出をどう決め、色をどう仕上げるか」を自分で選べるようになっているはずです。説明書が苦手でも節単位で拾い読みできる作りなので、カメラと一緒に持ち歩く相棒として選ぶ価値があります。
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